福寿園がJR西日本と観光列車｢走る茶室｣7日､宇治茶の産地に誘客
老舗茶舗の福寿園（京都府木津川市）は7日、JR西日本と共同で京都南部などを巡る観光列車を運行する。茶をテーマにした日帰り旅行プランを設定。車内で茶道家がたてる抹茶を楽しみながら移動し、福寿園が運営する茶文化テーマパークや歴史的な茶問屋街に立ち寄る。茶の魅力を体感してもらい、茶葉の消費拡大や地域活性化につなげる。 「走る茶室」と題した観光列車プランで、JR西の夜行列車「ウエストエクスプレス銀河」を…
路線バスの利便性向上を目指し、専用レーンを延伸する試みが各地で生まれている。人口減に伴う路線廃止などで全国的には縮小傾向だが、整備に積極的な7県では合計32キロメートル延びた。沖縄県は延伸を重ね、バス高速輸送システム（BRT）への移行も視野に入れる。 バスを優先する道路規制には主に「専用通行帯」と「優先通行帯」がある。朝夕のラッシュ時も一般車両の渋滞に巻き込まれにくく、定時運行できるのが利点だ。…
北陸先端科学技術大学院大学（JAIST）で、柔らかい素材でできた「ソフトロボット」の開発が進む。フグに着想を得た柔軟な動きを強みに、工場の配管点検や内視鏡手術などでの用途を見込む。高い研究力を生かし人手不足の解消や作業の効率化に寄与するほか、様々な生物の特徴を他の用途へ応用する生体模倣の可能性も広げる。 工場の配管をフグのように膨らみながら移動する――。JAISTで次世代ロボットを研究するホ・ア…
愛知労働局が介護や建設など人手不足が深刻な業界の就労あっせんを強化する。愛知県内のハローワークに業界分野ごとの専門担当者を配置した。企業への訪問を通じて業界や個別企業の理解を深め、求職者とのミスマッチを防ぐ。民間サービスの台頭でハローワークの利用率が低下する中、インターネットで検索できない「生の情報」を武器に活路を開く。 看護や保育、運輸、警備にも担当者 ハローワーク半田（半田市）に6分野の専門…
小中学校の教員不足が深刻化している。大量採用の世代が定年を迎え、新たな担い手も足りていない。3割の自治体が足元で「悪化している」と見る。国は採用前倒しで対策を促すが、効果は薄い。不人気の理由の根幹は就業環境だ。仕事時間は主要国平均の1.5倍と長く、残業に歯止めがかからない働き方が問題視される。 全国的な教員不足を初めて明らかにしたのは、文部科学省が2022年1月に公表した「『教師不足』に関する実…
民間主催の「ふるさとチョイスAWARD（アワード）」は、ふるさと納税の活用を自治体に促すコンテストだ。2024年度は4つの部門に100件近い応募があった。甲子園やアニメの聖地の応援プロジェクト、中学生と地場企業が組んだ新たな返礼品の開発など。広く開かれた納税制度を通して地域をつなぎ、次代のまちづくりを目指す気鋭の自治体職員たちを紹介する。（「日経グローカル」507号に詳報） 阪神甲子園球場（兵庫…
大阪・関西万博で公式キャラクター「ミャクミャク」やロゴマークを使った土産物を扱うオフィシャルストアがにぎわっている。大阪市の夢洲（ゆめしま）の会場内に4店舗があり、ぬいぐるみやお菓子といった多様な商品であふれる。どんな商品が売れているのかを探った。 大阪メトロの夢洲駅に近い東ゲートには2店舗ある。丸善ジュンク堂書店などで構成する企業連合と大丸松坂屋百貨店がそれぞれ運営する。バスが発着する西ゲート…
