「自立」問われるマツダ城下町 米関税、広島に変革迫る
「自立」問われるマツダ城下町 米関税、広島に変革迫る
鉄を電気炉で溶かした「溶湯」を砂の中の鋳型に流し込み、冷やして固めれば自動車用プレス金型の素材ができあがる。鋳物製造の友鉄工業(広島市)の工場内では時折火花とともに炎が上がり、熱気に満ちている。
「車に頼りすぎていた」
「車向けは受注の変動が激しい」。友広和照社長は語る。自動車部品の量産に欠かせない金型は主に自動車メーカーの新車開発や改良のタイミングで更新される。同社は売上高約30億円のうち自動…
