パリ五輪SNSでの誹謗中傷 日本選手団が「侮辱や脅迫に法的措置も検討」と声明

ウズベキスタン選手に敗れた阿部詩=7月28日、シャンドマルス・アリーナ(水島啓輔撮影)
ウズベキスタン選手に敗れた阿部詩=7月28日、シャンドマルス・アリーナ(水島啓輔撮影)

パリ五輪の日本選手団は1日、交流サイト(SNS)等を通じた選手らへの誹謗中傷について「心ない誹謗中傷、批判等に心を痛めるとともに不安や恐怖を感じることもある」とし、「侮辱や脅迫などの行き過ぎた内容に対しては、警察への通報や法的措置も検討する」との声明を出した。

SNS等での投稿についてマナーを守った利用を呼びかけている。

大会関連では、陸上競歩で個人種目を欠場して混合団体への専念を発表した柳井綾音(立命大)が「たくさんの方からの厳しい言葉に傷ついた」と被害を訴えた。柔道女子52キロ級で敗戦後に号泣した阿部詩(パーク24)の振る舞いを非難する投稿も問題となっている。

号泣の阿部詩が「情けない姿」と謝罪投稿 兄・一二三「情けなくなんかない」

選手自ら「控えて」呼びかけも