Civic　Tech　Forum　2015

非営利型株式会社Polaris
代表取締役CEO 市川望美
だれでも参加できる
社会をつくる
～セタガヤ庶務部の実践～

市川望美です。
Polarisのミッション
未来における、
あたりまえのはたらきかたを創る。
心地よく暮らし、心地よくはたらく。
（あり方への問い）
コラボワークとロコワーク
(方法論や価値への問い）
「ゆるやかだけど本気ではたらく」
「暮らしを価値に変える」

事業の根底にあるもの
それぞれの「働くに関するもやもや」
子育てをきっかけに
離職したり、
はたらきかたを見直した
人たちを対象
【当事者である所から】

子どもと一緒に過ごす毎日は大変だけど、
やっぱり子育ては楽しいし、母となった暮らしも楽しい。
そして、もっと社会とつながりたい。仕事もしたい。
だけど、「はたらくこと」を選択するためには、
いろんなものが足りない。
まとまった時間や、特別なスキルや経験がないなら、
あきらめないといけないの？
家族や周囲に迷惑かけてまでは、はたらけない・・。
「どうしたら子育て中の私たちが
心地よく働くことができる？」

※人口維持のため必要な出生率は2･07～2･08、1億人程度を維持するためには1.8程度必要
結婚前に仕事ありの女性のうち，27.7
％が結婚を機に，36.0％が第1子出産を
機に，それぞれ離職

内閣府「平成23年男女共同参画白書」より
女性の働き方の希望は，結婚・出産や子どもの年齢とともに変化している。子どもが小さな時
期は，働きたくないという人もいるが，子どもが中学生以上では9 割以上の人が働くことを希
望している。働き方も子どもの年齢が上がるとともにフルタイムで働くことを希望する人が増
えるなど変化がみられる。一方，現状をみると，働いていない人が希望よりも多く，働き方も
多くがパート・アルバイトに集中しており，希望と現実の間にギャップがみられる

それを乗り越えるための仕組み！
7

私たちが持っていないもの＝実は強み
• 社会人としての持続的なキャリア
– 特に「中堅」としての積み上げ
• 誰をも納得させることができる資格やスキル
• 時間や場所の制約
裏返すと、そここそが強みになる。
• 子育てを通して磨いた能力、GAP Year的経験
– 縛られない、固執しない、視野の広がり、人間としての厚み
• 「フツウであること」の価値や可能性の模索
• I課題の先取り、ユニバーサルなはたらきかたの先進事例

弱みを強みに変えて、
コミュニティベースではたらく！
• 「フツウの人」でも、自由に選べる、グラデーションをよしとする
• 一人では背負えない責任も、チームでなら引き受けられる。
• シェア＝分けるではなく持ち寄る。仲間・コミュニティの存在
• 普通の企業・事業では展開できない、新しいやりかたがある！
こんな場所なら働けるこんなやりかたならできるこれがシゴトになるならできる

地域×IT＝セタガヤ庶務部
●時間と空間の制限を越える
ひとりひとりの「あい間」時間を集める、
不確実な時間をつなぐ
●個の小さな経験をつみ重ねる、集めて集合知とする
● 「特定多数」との新しい信頼関係、コミュニケーション
地縁型コミュニティの得意と限界を「テーマ」で補う
→Facebook＝ライフログであり、その人らしさ
→愛着や親しみのほか、ちょっとした配慮もできる

チーム内の連携：基本はFacebookを活用した業務
①説明会に参加、子連れOK!
②セタガヤ庶務部グループ参加
③案件に手を上げてチームに参加
誰
で
も
参
加
可
能
、
全
員
が
見
ら
れ
る
④チーム内で業務報告や連絡共有

Facebookだから見える、
チームメンバーの普段の顔
縁日家やまがたで購入した山形の伝統野菜赤
根ほうれん草。軽く茹でてそのまま食べても
甘く柔らかい絶品でした～株も普通のほうれ
ん草の1.5～2倍の大きさでボリューム満点。
オススメです。根っこも茹でたら食べられる
そう。

案件によってはクライアントもチームに参加、一緒に業務を推進
ツールは業務にあった形で選択（主にFacebook、chatwork、サイボウズ）
連絡調整の手間や時間の
ロスを削減するとともに、
直接クライアントとやり
取りすることでメンバー
のモチベーションアップ。
コーディネーターによる
フォローやサポートのほ
か、お互いがお互いを支
援することを推奨
「真ん中のテーブル」

チーム×ITによってもたらされる恩恵
●時間と空間の制限を越える
ひとりひとりの「あい間」時間を集める、不確実な時間をつなぐ
●個の小さな経験をつみ重ねる、集めて集合知とする
● 「特定多数」との新しい信頼関係、コミュニケーション
→愛着や親しみ、配慮、フィードバック
自然な形で、新しいテクノロジーに出会い、活用していく。
フツウの人でも使える仕組み、小さな経験を蓄積する仕組み。
でも・・・
★もっと使いやすい仕組み→情報の整理
（セタ庶 wikiとかあればいいなあ）
★一人ひとりの成長をはかるとか、ソーシャルインパクトも測定したい
（ここで何が起きているのか、データで見える化したいなあ）

米国で2011年度に入学した
小学生の65％は、
大学卒業時、
今は存在していない職に
就くだろう
（キャシー・デビッドソン米デューク大
2011年8月ニューヨーク・タイムズ紙）
さらなる母たちのチャレンジ
私たちの現在地と子どもたちの未来は繋がっている
「●●出来ない」不足や課題を乗り越えるだけでなく
「新しい価値の創出」に私たちも参画していきたい！

ありがとうございました。

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