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Windows Server 2003 アプリケーションサーバーの マイグレーション指南 
アイティデザイン株式会社 
知北直宏(Naohiro Chikita) 
Microsoft MVP -Directory Services
2 
自己紹介 
知北直宏(ちきたなおひろ)Twitter: @wanto1101 
アイティデザイン株式会社代表取締役社長 
九州発ITPro系コミュニティ「Win.tech.q」代表 
福岡でITProやってます。 ActiveDirectory、Hyper-V、Exchange、SystemCenter その他いろいろの提案・設計・構築・サポートまでなんでも。 大手、地場インテグレーターさんの後方支援など。 
Microsoft MVP(Directory Services) 
MCSE、MCITPとかいろいろ。(元・MCT。。。涙) 
次へ
3 
自己紹介 
「Windows Server 2012 Community Day」など登壇 http://technet.microsoft.com/ja-jp/windowsserver/jj973165http://technet.microsoft.com/ja-jp/windowsserver/dn375828http://technet.microsoft.com/ja-jp/windowsserver/dn574729 
Windows Server 2012 / 2012 R2 のホワイトペーパー執筆 (DirectAccess、フェールオーバークラスター) 
「標準テキストWindows Server 2008 R2 構築・運用・管理パー フェクトガイド」という本を書きました。 
御礼・2013年10月に第9版発売、通算16500部発行 WindowsServer2012R2版 2014年9月28日発売決定! 全800ページ!全39章!MSサポート全面監修! 
次へ
4 
はじめに 
WindowsServer 2003 / 2003 R2 で動作している サーバーアプリケーションを移行するために、 検討や計画しなければならない内容についてお話しします。 
環境や構成により、今回お話しする内容とは異なる(追加の) 準備や手順が必要になる可能性があることをご理解ください。 
次へ
5 
アジェンダ 
アプリケーションサーバーの移行の進め方 
マイクロソフトのサーバーアプリケーションの移行 
まとめと補足 
次へ
アプリケーションサーバーの移行の進め方 
6 
次へ
7 
WindowsServer2003のワークロードと移行の重要性 
次へ 
2007 年当時の 
Windows Serverワークロード 
ビジネスアプリ ケーション 25.1% 
データベース 16.5% 
ファイル/ プリント 13.7% 
Web, 8.8% 
グループ ウェア 
8.5% 
メール7.4% 
ネットワーク, 5.6% 
HPC, 1.3% 
その他, 13.0% 
*マイクロソフト調べ 
多くのWindowsServer2003が アプリケーションサーバーとして利用されてい ます。 
2015年7月のサポート終了までに、 WindowsServer2003と共に アプリケーションサーバーの移行も重要で す。 
アプリケーションサーバーの移行は、 OSの移行よりも多くの時間と工数を要す るため、早期の対応が必要です。
8 
移行のプロセス 
次へ 
1.移行前 
2.移行 
3.移行後 
(トラブルシューティング) 
現状調査 
アプリケーションの 
詳細調査 
移行先決定 
設計 
検証 
その他 
移行作業 
動作確認 
トラブルシューティング 
移行完了 
ロールバック 
移行の成功は「移行前」が大きなカギを握ります。 
•どれだけしっかりとした計画が立てられるか 
•どれだけ設計や検証に時間をかけられるか
9 
現状調査 
次へ 
棚卸し 
•どんなアプリケーション が動いている? 
•用途は? 
•どのくらいのパフォーマ ンスを要する? 
運用 
•どんな運用している? 
•バックアップは? 
ドキュメント 
•導入時のドキュメント は残ってる? 
•運用のドキュメントは 整備されている? 
Microsoft Assessment and Planning (MAP) Toolによる棚卸し
10 
Microsoft Assessment and Planning (MAP) Tool 
次へ 
既存のコンピューターをスキャンして、 現状確認やアセスメントを行うことが できる無償ツール。 
エージェントレス(既存コンピュー ターにソフトウェアをインストールする 必要なし) 
Microsoft Azure への移行結果 などもレポート可能。 
Microsoft Assessment and Planning Toolkit 
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb977556.aspx
Microsoft Assessment and Planning (MAP) Tool 
DEMO
12 
アプリケーションの詳細調査 
次へ 
構成と機能 
•どんな構成? 
•どんな機能を使っ ている? 
依存関係 
•OSや、他のアプ リケーションとの依 存関係は? 
•クライアントの動 作要件は? 
運用 
•どんな運用してい る? 
•バックアップは? 
その他 
•ライセンス数は? 
•サポートはいつま で? 
移行に関する確認 
•互換性は?(廃止された機能はないか?非推奨となった機能はないか?) 
•どんな新機能がある?
13 
移行先の例 
次へ 
オンプレミス 
クラウド 
Office365 
•ExchangeOnline 
•SharePoint Online 
•… 
MicrosoftAzure 
•仮想マシン 
•クラウドサービス 
•Webサイト 
•SQLデータベース 
•… 
物理マシン 
Hyper-V 
仮想マシン 
WindowsServer 2003 
アプリケーションサーバー
14 
移行先決定のポイント 
次へ 
移行先を決定するときのポイントの一例です。 
機能 
性能 
コスト 
アプリケーションの動作要件を満たすか、ライセンス上問題はないか 
移行先の制約 
例えば、MicrosoftAzure仮想マシンを移行先として検討する際には、 次のスライドのような制約、注意点があります。
15 
Azure仮想マシンがサポートマイクロソフトサーバーソフトウェア 
次へ 
MicrosoftAzure仮想マシンは、次のサーバーソフトウェアをサポートしています。 
Microsoft BizTalk Server 
Microsoft Dynamics GP 
Microsoft Dynamics NAV 
Microsoft Forefront Identity Manager 
Microsoft HPC Pack 
Microsoft Project Server 
Microsoft SharePoint Server 
Microsoft SQL Server 
Microsoft System Center(SCVMM やSCDPM は除く。また、他のコンポーネントにも制約あり。) 
対応バージョンなどの注意点あり。また、ExchangeServerはノンサポート。 
Microsoft Azure 仮想マシン用のマイクロソフトサーバーソフトウェアのサポート 
http://support.microsoft.com/kb/2721672/ja
16 
Azure仮想マシンがサポートしていない役割 
次へ 
MicrosoftAzure仮想マシンは、 WindowsServerの次の役割をサポートしていません。 
動的ホスト構成プロトコルサーバー 
Hyper-V 
リモートアクセス(直接アクセス) 
Rights Management サービス 
Windows 導入サービス 
他に、リモートデスクトップサービスにはライセンス上の注意点があります。 
Microsoft Azure 仮想マシン用のマイクロソフトサーバーソフトウェアのサポート 
http://support.microsoft.com/kb/2721672/ja
17 
Azure仮想マシンがサポートしていない機能 
次へ 
MicrosoftAzure仮想マシンは、 WindowsServerの次の機能をサポートしていません。 
BitLocker ドライブ暗号化 (オペレーティングシステムハードディスク上–データディスク上で使用可能) 
Windows Server フェールオーバークラスタリング (SQL Server AlwaysOnAvailability Group を除く) 
インターネット記憶域ネームサーバー 
マルチパスI/O 
ネットワーク負荷分散 
Peer Name Resolution Protocol 
SNMP サービス 
SAN 用ストレージマネージャー 
Windows インターネットネームサービス 
無線LAN サービス
18 
設計・検証・その他 
次へ 
設計 
・移行方法 
・現状のまま 
・アップグレード 
・代替ソリューション 
・改修 
・バックアップとリカバリー 
・… 
検証 
•可能な限り実環境に 近い検証環境を構築 して、何度も検証&試 験 
•リカバリー試験も重要 
•… 
その他 
•予算化など業務処理 
•告知 
•…
マイクロソフトのサーバーアプリケーションの移行 
19 
次へ
20 
マイクロソフトのサーバーアプリケーションの移行 
次へ 
Webアプリケーション(IIS) 
ExchangeServer 
SharePoint Server 
SQL Server
21 
マイクロソフトのサーバーアプリケーションの移行 
次へ 
Webアプリケーション(IIS) 
ExchangeServer 
SharePoint Server 
SQL Server
22 
Web アプリケーションのMicrosoft Azure への移行 
次へ 
Azure Web サイト 
• 素早い配置が可能 
• 運用管理の自動化 
• 無償から開始して、成長に 
あわせてスケールアウト可能 
• IIS マネージャーによる管理 
が可能 
Azure クラウドサービス 
• 運用管理の自動化 
• オンプレミスとの連携が可能 
• アプリケーション、ランタイム 
のインストールが可能 
Azure 仮想マシン 
• 既存のアプリケーションの 
移行が容易 
• オンプレミスとの連携が可能 
• スケールアウト、スケールアッ 
プが可能 
• 負荷分散によるWeb サー 
バーの可用性
23 
IISのバージョン 
次へ 
IIS 6.0 (Windows Server 2003) 
IIS 7.0 (Windows Server 2008) 
IIS 7.5 (Windows Server 2008 R2) 
IIS 8.0 (Windows Server 2012) 
IIS 8.5 (Windows Server 2012 R2)
24 
Webアプリケーション(IIS)の移行のポイント(1/2) 
次へ 
Windows Server 2003 (IIS 6.0) の多くは32bit OS、 WindowsServer2008R2 (IIS 7.5) 以降は64bit OSのみ。 
32bitWebアプリケーションを64bitOSで動作させるということに注意。 
ただし、64bit化せずに、32bitでエミュレーションさせることが可能。
25 
Webアプリケーション(IIS)の移行のポイント(2/2) 
次へ 
IISのWebアプリケーションの移行時には、ASP.NETのバージョンも要注意。 
IIS6.0(WindowsServer2003) がサポートしていたバージョン 
ASP.NET 1.1 
ASP.NET 2.0 
ASP.NET は下位互換しているため、IIS8.5(WindowsServer2012R2)でASP.NET 2.0Webアプリケーションが動作する可能性が高い。 
ASP.NET1.1 Web アプリケーションは、 新しいバージョンのVisualStudioでコンパイル。
26 
WebDeploy ツール 
次へ 
IISのWebアプリケーションの移行や、 そのシミュレーションの簡略化ができる無 償ツール。 
移行元と移行先にインストールして、 「ネットワーク経由で同期」したり、 Webアプリケーションを「パッケージ化」し てコピー&展開。 
Web Deploy 3.5 
http://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=39277 
http://www.iis.net/downloads/microsoft/web-deploy
27 
WebDeployツールを使ったIISの移行の流れ 
次へ 
1.移行元と移行先にWebDeployツールをインストール。 
2.移行元のIISのコンポーネントや依存関係を確認。 
3.移行先にIISやコンポーネントをセットアップ。 
4.移行(同期、または、パッケージを作成してコピー&展開)
28 
WebDeployツールの実行例 
次へ 
移行元で依存関係を確認 msdeploy–verb:getDependencies,alltrigger–source:webserver60 
移行元でWebアプリケーションをパッケージ化 msdeploy–verb:sync–source:contentpath=“既定のWeb サイト” –dest:package=WebAppPackage01.zip 
移行先でWebアプリケーションを展開 msdeploy–verb:sync–source:package=WebAppPackage01.zip –dest:contentpath=“Default Web Site”
WebDeployツール 
DEMO
30 
参考)WebアプリケーションのIE11対応 
次へ 
Webアプリケーションを移行、改修する際に は、最新のWebブラウザーで動作するかも 重要です。 
「Internet Explorer 11 移行ガイド」 では、旧バージョンのInternet Explorer 向けに開発されたWeb アプリケーションを、 Windows 8.1 のInternet Explorer 11 上で動作させるための互換性に関するポ イントなどが解説されています。 
InternetExplorer11 移行ガイド 
http://download.microsoft.com/download/2/5/2/25221F1B-A7B2-4828-9D80-3A882302A076/InternetExplorer11_MigrationGuide.docx
31 
Webアプリケーション(IIS)移行の参考情報 
次へ 
Web Deploy 3.5http://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=39277http://www.iis.net/downloads/microsoft/web-deploy 
Windows Server 2003 のサポート終了に伴う移行計画~アプリケーションの観点から~ http://download.microsoft.com/download/C/0/F/C0F19DBA-0889-4DAA-8538- 01C9B3025451/COSRoadShow_Inaba_0214.pdf 
IIS 6.0 からIIS 7.0 への移行 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd939080.aspx 
.NET Framework 2.0 ~3.5 から.NET Framework 4 への移行 http://www.microsoft.com/ja-jp/net/migration/document4.aspx
32 
マイクロソフトのサーバーアプリケーションの移行 
次へ 
Webアプリケーション(IIS) 
ExchangeServer 
SharePoint Server 
SQL Server
33 
SQLServerのバージョン 
次へ 
SQLServer 2000 
SQLServer 2005 
SQLServer 2008 
SQLServer 2008 R2 
SQLServer 2012 
SQLServer 2014 
☚Windows Server 2003 サポート 
☚Windows Server 2003 サポート 
☚イマココ
34 
SQLServer2014への移行のポイント 
次へ 
SQLServer2014 へ直接の移行が可能なバージョン 
SQLServer2005 SP4 以降 
SQLServer2008SP3以降 
SQLServer2008R2SP2以降 
SQLServer2012SP2以降 
SQLServer2000から2014へ移行する場合は、 次のいずれかにバージョンアップが必要 
SQLServer2005 SP4 以降 
SQLServer2008SP3以降 
SQLServer2008R2SP2以降 
SQLServer2014/サポートされているバージョンとエディションのアップグレード 
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms143393.aspx
35 
データベースの互換性レベル 
次へ 
SQLServerのデータベースには「互換性レベル」があります。 
互換性レベルと、対応しているSQLServerのバージョンに注意が必要です。 
SQLServer2014/ALTER DATABASE 互換性レベル(Transact-SQL) 
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/bb510680.aspx 
互換性レベル 
説明 
適用対象 
80 
SQLServer2000 
SQL Server 2008 ~2008R2 
※SQLServer2012/2014未対応 
90 
SQL Server 2005 
SQLServer2008 ~2012 
※SQLServer2014未対応 
100 
SQL Server 2008/2008 R2 
SQL Server 2008 ~2014 
110 
SQL Server 2012 
SQLServer2012~2014 
120 
SQL Server 2014 
SQLServer2014
36 
SQLServer2014への移行の流れ 
次へ 
1.準備 移行可能なバージョンへの、バージョンアップなど 
2.アップグレードアドバイザーの実行と対応 廃止された機能や、推奨されなくなった機能の確認と対応。 (WindowsServer2003上では、SQLServer2012アップグレードアドバイザーまで動作) 
3.SQLServer2014のインストール 
4.移行 コンポーネントにより移行方法が異なる。 例)データベースは「バックアップ&復元」や、 「デタッチ&アタッチ」、「データベースコピーウィザードの使用」など。
37 
Azure仮想マシンでSQLServerを使用する際のポイント 
次へ 
データファイルとログファイルは、追加で割り当てたデータディスクに配置する。 
パフォーマンスを上げるためには、複数のデータディスクを使用する。 
ホストキャッシュを使用しない。 
データベース圧縮を活用する。 
Azure 仮想マシンにおけるSQL Server のパフォーマンスガイダンス 
http://msdn.microsoft.com/library/azure/dn248436.aspx
38 
SQLServer移行の参考情報 
次へ 
SQLServerBooks Online (2005, 2008, 2008 R2, 2012, 2014) http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms130214 
SQL Server 2014 自習書シリーズ http://www.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/2014/technology/self-learning.aspx 
SQL Server 2012 自習書シリーズ http://www.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/2012/technology/self-learning.aspx 
SQL Server 2008 R2 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/ff519259 
SQL Server 2008 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/dd610200 
SQL Server 2005 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/cc721623 
SQL Server 2000 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc748707
39 
マイクロソフトのサーバーアプリケーションの移行 
次へ 
Webアプリケーション(IIS) 
ExchangeServer 
SharePoint Server 
SQL Server
40 
ExchangeServerのバージョン 
次へ 
ExchangeServer 2003 
ExchangeServer 2007 
ExchangeServer 2010 
ExchangeServer 2013 
☚Windows Server 2003 サポート 
☚Windows Server 2003 サポート 
☚イマココ
41 
Exchange Server 2013 への移行のポイント(1/2) 
次へ 
 Exchange Server の移行は、「新旧バージョンの共存」、「メールボックスなどの 
移動」、「旧バージョンの削除」という流れで行います。 
 Exchange Server 2013 と共存可能なバージョン 
 Exchange Server 2007 SP3 RU13 以上 
 Exchange Server 2010 SP3 最新のRU 
 Exchange Server 2003 から2013 へ移行する場合は、2 段階必要。 
Exchange Server 
2003 
Exchange Server 
2007/2010 
Exchange Server 
2013
42 
ExchangeServer2013への移行のポイント(2/2) 
次へ 
ExchangeServerの役割を複数のサーバーに分割している構成では、 事前の動作検証が特に重要。 
パブリックフォルダーの移行の必要性については要検討。 パブリックフォルダーによる情報共有や、組織フォームを利用していない場合は、 ExchangeServer2013へはパブリックフォルダーの移行は不要なケースが多 い。 
動作検証時には利用が想定されるバージョンのOutlookでの動作確認もお忘れ なく。
43 
ExchangeServer2003 から2013への移行の流れ(1/2) 
次へ 
1.準備【2003のみの環境】 Active Directoryのフォレスト機能レベルを「Windows Server 2003」以上に する、Exchange組織の処理モードを「ネイティブモード」にする、など。 
2.Exchange Server 2007/2010 のインストール 【2003と2007/2010の混在】 Exchange Server 2003のみのExchange組織に、Exchange Server 2007/2010 をインストールする。 
3.Exchange Server 2003 から2007/2010 への移行 メールボックスの移動 パブリックフォルダーの移動(複製&複製解除) 外部コネクターの移行 その他
44 
ExchangeServer2003 から2013への移行の流れ(2/2) 
次へ 
4.Exchange Server 2003 のアンインストール【2007/2010のみの環境】 
5.Exchange Server 2013 のインストール【2007/2010と2013の混在】 Exchange Server 2007/2010 のみのExchange組織に、Exchange Server 2013 をインストールする。 
6.Exchange Server 2007/2010 から2013 への移行 メールボックスの移動 パブリックフォルダーの移動(複製&複製解除) 外部コネクターの移行 その他 
7.Exchange Server 2007/2010 のアンインストール【2013のみの環境】
45 
ExchangeOnlineへの移行のポイント 
次へ 
Exchange Server 2003 からExchangeOnline(Office365)へ、 メールボックスの移行が可能。 
ExchangeOnline(Office365)の最近のコンテナレベルでは、 ExchangeServer2003とのハイブリッド構成は不可。
46 
ExchangeServer移行の参考情報 
次へ 
Exchange 2003 移行ツールキット http://blogs.technet.com/b/exchangeteamjp/archive/2014/04/14/3626885.aspx 
Exchange Online へのメールボックスの移行 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj863291(v=exchg.150).aspx 
Exchange Server 2013 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/exchange/jj853251 
Exchange Server 2010 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/exchange/2010/dd775186 
Exchange Server 2007 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/exchange/cc950496 
Exchange Server 2003 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/exchange/cc787989
47 
マイクロソフトのサーバーアプリケーションの移行 
次へ 
Webアプリケーション(IIS) 
ExchangeServer 
SharePoint Server 
SQL Server
48 
SharePointServerのバージョン 
次へ 
SharePointServer 2003 
SharePointServer 2007 
SharePointServer 2010 
SharePointServer 2013 
☚Windows Server 2003 サポート 
☚Windows Server 2003 サポート 
☚イマココ
49 
SharePoint Server 2013 への移行のポイント 
次へ 
 SharePoint Server の移行は、 
SQL Server とIIS の移行もあわせて検討する必要があります。 
 SharePoint Server 2013 へアップグレードできるバージョンは2010 
 SharePoint Server 2010 へアップグレードできるバージョンは2007 
 SharePoint Server 2003 から2013 へ移行する場合は、3 段階必要。 
SharePoint Server 
2003 
SharePoint Server 
2007 
SharePoint Server 
2010 
SharePoint Server 
2013
50 
SharePointServer移行の参考情報 
次へ 
Microsoft SharePoint Server 2013 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/jj899797 
Microsoft SharePoint Server 2010 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/ff358322.aspx 
Microsoft Office SharePoint Server 2007 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/office/sharepointserver/cc952469 
Microsoft Office SharePoint Portal Server 2003 -自習書 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh867467
まとめと補足 
51 
次へ
52 
まとめ 
WindowsServer2003 のサポート終了まで時間の余裕はありません。 
本セミナーの内容や、この後ご紹介する補足情報を参考にしながら、 一刻も早く、サーバーアプリケーションの移行を開始してください! 
サーバーアプリケーションの新バージョン、新環境への移行は、 「サポート終了対策」だけではありません。新たな機能を使って、 より優れた、可用性が高い、セキュアなIT基盤を作ってください! 
次へ
53 
関連リンク(1/3) 
WindowsServer2003 からWindowsServer2012R2への乗り換えキャンペーンサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/products/windows-server-2012-r2/migration/campaign.aspx 
WindowsServer2012 R2 マイグレーションガイド http://download.microsoft.com/download/0/7/B/07BE7A3C-07B9-4173-B251-6865ADA98E5D/WS2012R2_MigrationGuide_v2.0.docx 
WindowsServer2012R2最新ファイルサーバーの機能&移行ガイド http://download.microsoft.com/download/0/7/7/07739D21-6624-4C64-8899-E11395AE88CE/W2012R2FSMIGGUIDE_v1c.docx 
Windows Server 2012 R2最新ActiveDirectoryの機能&移行ガイド http://download.microsoft.com/download/0/7/B/07BE7A3C-07B9-4173-B251-6865ADA98E5D/W2012R2ADMIGGUIDE_v1.2.docx 
次へ
54 
関連リンク(2/3) 
AD CSの移行(Active Directory Certificate Services Migration Guide for Windows Server 2012 R2) http://technet.microsoft.com/library/dn486797.aspx 
IAS/NPSの移行(Migrate Network Policy Server to Windows Server 2012) http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn530778.aspx 
ファイルサーバーの移行(Migrate File and Storage Services to Windows Server 2012 R2) http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn479292.aspx 
次へ
55 
関連リンク(3/3) 
参考・AD FSの移行(Migrating Active Directory Federation Services Role Service to Windows Server 2012 R2) http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn486815.aspx 
参考・AD RMSの移行(Active Directory Rights Management Services Migration and Upgrade Guide) http://technet.microsoft.com/library/cc754277.aspx 
参考・Hyper-Vの移行(Migrate Hyper-V to Windows Server 2012 R2 from Windows Server 2012) http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn486799.aspx 
参考・RDSの移行(Migrate Remote Desktop Services to Windows Server 2012 R2) http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn479239.aspx 
参考・WSUSの移行(Migrate Windows Server Update Services to Windows Server 2012 R2) http://technet.microsoft.com/library/hh852339.aspx 
次へ
56 
WindowsServer2003移行相談窓口のご案内 
次へ 
無償コールセンターサービス 
0120-39-8185 
受付時間: 9:00 ~ 17:30 
営業日: 月曜日~ 金曜日 
(日本マイクロソフト指定休業日を除く)
57 
Q & A
ご清聴ありがとうございました! 知北直宏 Twitter: @wanto1101 
58 
Thank You!

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Cloud OS MVP Roadshow 140830 Naohiro Chikita

  • 1. Windows Server 2003 アプリケーションサーバーの マイグレーション指南 アイティデザイン株式会社 知北直宏(Naohiro Chikita) Microsoft MVP -Directory Services
  • 2. 2 自己紹介 知北直宏(ちきたなおひろ)Twitter: @wanto1101 アイティデザイン株式会社代表取締役社長 九州発ITPro系コミュニティ「Win.tech.q」代表 福岡でITProやってます。 ActiveDirectory、Hyper-V、Exchange、SystemCenter その他いろいろの提案・設計・構築・サポートまでなんでも。 大手、地場インテグレーターさんの後方支援など。 Microsoft MVP(Directory Services) MCSE、MCITPとかいろいろ。(元・MCT。。。涙) 次へ
  • 3. 3 自己紹介 「Windows Server 2012 Community Day」など登壇 http://technet.microsoft.com/ja-jp/windowsserver/jj973165http://technet.microsoft.com/ja-jp/windowsserver/dn375828http://technet.microsoft.com/ja-jp/windowsserver/dn574729 Windows Server 2012 / 2012 R2 のホワイトペーパー執筆 (DirectAccess、フェールオーバークラスター) 「標準テキストWindows Server 2008 R2 構築・運用・管理パー フェクトガイド」という本を書きました。 御礼・2013年10月に第9版発売、通算16500部発行 WindowsServer2012R2版 2014年9月28日発売決定! 全800ページ!全39章!MSサポート全面監修! 次へ
  • 4. 4 はじめに WindowsServer 2003 / 2003 R2 で動作している サーバーアプリケーションを移行するために、 検討や計画しなければならない内容についてお話しします。 環境や構成により、今回お話しする内容とは異なる(追加の) 準備や手順が必要になる可能性があることをご理解ください。 次へ
  • 5. 5 アジェンダ アプリケーションサーバーの移行の進め方 マイクロソフトのサーバーアプリケーションの移行 まとめと補足 次へ
  • 7. 7 WindowsServer2003のワークロードと移行の重要性 次へ 2007 年当時の Windows Serverワークロード ビジネスアプリ ケーション 25.1% データベース 16.5% ファイル/ プリント 13.7% Web, 8.8% グループ ウェア 8.5% メール7.4% ネットワーク, 5.6% HPC, 1.3% その他, 13.0% *マイクロソフト調べ 多くのWindowsServer2003が アプリケーションサーバーとして利用されてい ます。 2015年7月のサポート終了までに、 WindowsServer2003と共に アプリケーションサーバーの移行も重要で す。 アプリケーションサーバーの移行は、 OSの移行よりも多くの時間と工数を要す るため、早期の対応が必要です。
  • 8. 8 移行のプロセス 次へ 1.移行前 2.移行 3.移行後 (トラブルシューティング) 現状調査 アプリケーションの 詳細調査 移行先決定 設計 検証 その他 移行作業 動作確認 トラブルシューティング 移行完了 ロールバック 移行の成功は「移行前」が大きなカギを握ります。 •どれだけしっかりとした計画が立てられるか •どれだけ設計や検証に時間をかけられるか
  • 9. 9 現状調査 次へ 棚卸し •どんなアプリケーション が動いている? •用途は? •どのくらいのパフォーマ ンスを要する? 運用 •どんな運用している? •バックアップは? ドキュメント •導入時のドキュメント は残ってる? •運用のドキュメントは 整備されている? Microsoft Assessment and Planning (MAP) Toolによる棚卸し
  • 10. 10 Microsoft Assessment and Planning (MAP) Tool 次へ 既存のコンピューターをスキャンして、 現状確認やアセスメントを行うことが できる無償ツール。 エージェントレス(既存コンピュー ターにソフトウェアをインストールする 必要なし) Microsoft Azure への移行結果 などもレポート可能。 Microsoft Assessment and Planning Toolkit http://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb977556.aspx
  • 11. Microsoft Assessment and Planning (MAP) Tool DEMO
  • 12. 12 アプリケーションの詳細調査 次へ 構成と機能 •どんな構成? •どんな機能を使っ ている? 依存関係 •OSや、他のアプ リケーションとの依 存関係は? •クライアントの動 作要件は? 運用 •どんな運用してい る? •バックアップは? その他 •ライセンス数は? •サポートはいつま で? 移行に関する確認 •互換性は?(廃止された機能はないか?非推奨となった機能はないか?) •どんな新機能がある?
  • 13. 13 移行先の例 次へ オンプレミス クラウド Office365 •ExchangeOnline •SharePoint Online •… MicrosoftAzure •仮想マシン •クラウドサービス •Webサイト •SQLデータベース •… 物理マシン Hyper-V 仮想マシン WindowsServer 2003 アプリケーションサーバー
  • 14. 14 移行先決定のポイント 次へ 移行先を決定するときのポイントの一例です。 機能 性能 コスト アプリケーションの動作要件を満たすか、ライセンス上問題はないか 移行先の制約 例えば、MicrosoftAzure仮想マシンを移行先として検討する際には、 次のスライドのような制約、注意点があります。
  • 15. 15 Azure仮想マシンがサポートマイクロソフトサーバーソフトウェア 次へ MicrosoftAzure仮想マシンは、次のサーバーソフトウェアをサポートしています。 Microsoft BizTalk Server Microsoft Dynamics GP Microsoft Dynamics NAV Microsoft Forefront Identity Manager Microsoft HPC Pack Microsoft Project Server Microsoft SharePoint Server Microsoft SQL Server Microsoft System Center(SCVMM やSCDPM は除く。また、他のコンポーネントにも制約あり。) 対応バージョンなどの注意点あり。また、ExchangeServerはノンサポート。 Microsoft Azure 仮想マシン用のマイクロソフトサーバーソフトウェアのサポート http://support.microsoft.com/kb/2721672/ja
  • 16. 16 Azure仮想マシンがサポートしていない役割 次へ MicrosoftAzure仮想マシンは、 WindowsServerの次の役割をサポートしていません。 動的ホスト構成プロトコルサーバー Hyper-V リモートアクセス(直接アクセス) Rights Management サービス Windows 導入サービス 他に、リモートデスクトップサービスにはライセンス上の注意点があります。 Microsoft Azure 仮想マシン用のマイクロソフトサーバーソフトウェアのサポート http://support.microsoft.com/kb/2721672/ja
  • 17. 17 Azure仮想マシンがサポートしていない機能 次へ MicrosoftAzure仮想マシンは、 WindowsServerの次の機能をサポートしていません。 BitLocker ドライブ暗号化 (オペレーティングシステムハードディスク上–データディスク上で使用可能) Windows Server フェールオーバークラスタリング (SQL Server AlwaysOnAvailability Group を除く) インターネット記憶域ネームサーバー マルチパスI/O ネットワーク負荷分散 Peer Name Resolution Protocol SNMP サービス SAN 用ストレージマネージャー Windows インターネットネームサービス 無線LAN サービス
  • 18. 18 設計・検証・その他 次へ 設計 ・移行方法 ・現状のまま ・アップグレード ・代替ソリューション ・改修 ・バックアップとリカバリー ・… 検証 •可能な限り実環境に 近い検証環境を構築 して、何度も検証&試 験 •リカバリー試験も重要 •… その他 •予算化など業務処理 •告知 •…
  • 20. 20 マイクロソフトのサーバーアプリケーションの移行 次へ Webアプリケーション(IIS) ExchangeServer SharePoint Server SQL Server
  • 21. 21 マイクロソフトのサーバーアプリケーションの移行 次へ Webアプリケーション(IIS) ExchangeServer SharePoint Server SQL Server
  • 22. 22 Web アプリケーションのMicrosoft Azure への移行 次へ Azure Web サイト • 素早い配置が可能 • 運用管理の自動化 • 無償から開始して、成長に あわせてスケールアウト可能 • IIS マネージャーによる管理 が可能 Azure クラウドサービス • 運用管理の自動化 • オンプレミスとの連携が可能 • アプリケーション、ランタイム のインストールが可能 Azure 仮想マシン • 既存のアプリケーションの 移行が容易 • オンプレミスとの連携が可能 • スケールアウト、スケールアッ プが可能 • 負荷分散によるWeb サー バーの可用性
  • 23. 23 IISのバージョン 次へ IIS 6.0 (Windows Server 2003) IIS 7.0 (Windows Server 2008) IIS 7.5 (Windows Server 2008 R2) IIS 8.0 (Windows Server 2012) IIS 8.5 (Windows Server 2012 R2)
  • 24. 24 Webアプリケーション(IIS)の移行のポイント(1/2) 次へ Windows Server 2003 (IIS 6.0) の多くは32bit OS、 WindowsServer2008R2 (IIS 7.5) 以降は64bit OSのみ。 32bitWebアプリケーションを64bitOSで動作させるということに注意。 ただし、64bit化せずに、32bitでエミュレーションさせることが可能。
  • 25. 25 Webアプリケーション(IIS)の移行のポイント(2/2) 次へ IISのWebアプリケーションの移行時には、ASP.NETのバージョンも要注意。 IIS6.0(WindowsServer2003) がサポートしていたバージョン ASP.NET 1.1 ASP.NET 2.0 ASP.NET は下位互換しているため、IIS8.5(WindowsServer2012R2)でASP.NET 2.0Webアプリケーションが動作する可能性が高い。 ASP.NET1.1 Web アプリケーションは、 新しいバージョンのVisualStudioでコンパイル。
  • 26. 26 WebDeploy ツール 次へ IISのWebアプリケーションの移行や、 そのシミュレーションの簡略化ができる無 償ツール。 移行元と移行先にインストールして、 「ネットワーク経由で同期」したり、 Webアプリケーションを「パッケージ化」し てコピー&展開。 Web Deploy 3.5 http://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=39277 http://www.iis.net/downloads/microsoft/web-deploy
  • 27. 27 WebDeployツールを使ったIISの移行の流れ 次へ 1.移行元と移行先にWebDeployツールをインストール。 2.移行元のIISのコンポーネントや依存関係を確認。 3.移行先にIISやコンポーネントをセットアップ。 4.移行(同期、または、パッケージを作成してコピー&展開)
  • 28. 28 WebDeployツールの実行例 次へ 移行元で依存関係を確認 msdeploy–verb:getDependencies,alltrigger–source:webserver60 移行元でWebアプリケーションをパッケージ化 msdeploy–verb:sync–source:contentpath=“既定のWeb サイト” –dest:package=WebAppPackage01.zip 移行先でWebアプリケーションを展開 msdeploy–verb:sync–source:package=WebAppPackage01.zip –dest:contentpath=“Default Web Site”
  • 30. 30 参考)WebアプリケーションのIE11対応 次へ Webアプリケーションを移行、改修する際に は、最新のWebブラウザーで動作するかも 重要です。 「Internet Explorer 11 移行ガイド」 では、旧バージョンのInternet Explorer 向けに開発されたWeb アプリケーションを、 Windows 8.1 のInternet Explorer 11 上で動作させるための互換性に関するポ イントなどが解説されています。 InternetExplorer11 移行ガイド http://download.microsoft.com/download/2/5/2/25221F1B-A7B2-4828-9D80-3A882302A076/InternetExplorer11_MigrationGuide.docx
  • 31. 31 Webアプリケーション(IIS)移行の参考情報 次へ Web Deploy 3.5http://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=39277http://www.iis.net/downloads/microsoft/web-deploy Windows Server 2003 のサポート終了に伴う移行計画~アプリケーションの観点から~ http://download.microsoft.com/download/C/0/F/C0F19DBA-0889-4DAA-8538- 01C9B3025451/COSRoadShow_Inaba_0214.pdf IIS 6.0 からIIS 7.0 への移行 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd939080.aspx .NET Framework 2.0 ~3.5 から.NET Framework 4 への移行 http://www.microsoft.com/ja-jp/net/migration/document4.aspx
  • 32. 32 マイクロソフトのサーバーアプリケーションの移行 次へ Webアプリケーション(IIS) ExchangeServer SharePoint Server SQL Server
  • 33. 33 SQLServerのバージョン 次へ SQLServer 2000 SQLServer 2005 SQLServer 2008 SQLServer 2008 R2 SQLServer 2012 SQLServer 2014 ☚Windows Server 2003 サポート ☚Windows Server 2003 サポート ☚イマココ
  • 34. 34 SQLServer2014への移行のポイント 次へ SQLServer2014 へ直接の移行が可能なバージョン SQLServer2005 SP4 以降 SQLServer2008SP3以降 SQLServer2008R2SP2以降 SQLServer2012SP2以降 SQLServer2000から2014へ移行する場合は、 次のいずれかにバージョンアップが必要 SQLServer2005 SP4 以降 SQLServer2008SP3以降 SQLServer2008R2SP2以降 SQLServer2014/サポートされているバージョンとエディションのアップグレード http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms143393.aspx
  • 35. 35 データベースの互換性レベル 次へ SQLServerのデータベースには「互換性レベル」があります。 互換性レベルと、対応しているSQLServerのバージョンに注意が必要です。 SQLServer2014/ALTER DATABASE 互換性レベル(Transact-SQL) http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/bb510680.aspx 互換性レベル 説明 適用対象 80 SQLServer2000 SQL Server 2008 ~2008R2 ※SQLServer2012/2014未対応 90 SQL Server 2005 SQLServer2008 ~2012 ※SQLServer2014未対応 100 SQL Server 2008/2008 R2 SQL Server 2008 ~2014 110 SQL Server 2012 SQLServer2012~2014 120 SQL Server 2014 SQLServer2014
  • 36. 36 SQLServer2014への移行の流れ 次へ 1.準備 移行可能なバージョンへの、バージョンアップなど 2.アップグレードアドバイザーの実行と対応 廃止された機能や、推奨されなくなった機能の確認と対応。 (WindowsServer2003上では、SQLServer2012アップグレードアドバイザーまで動作) 3.SQLServer2014のインストール 4.移行 コンポーネントにより移行方法が異なる。 例)データベースは「バックアップ&復元」や、 「デタッチ&アタッチ」、「データベースコピーウィザードの使用」など。
  • 37. 37 Azure仮想マシンでSQLServerを使用する際のポイント 次へ データファイルとログファイルは、追加で割り当てたデータディスクに配置する。 パフォーマンスを上げるためには、複数のデータディスクを使用する。 ホストキャッシュを使用しない。 データベース圧縮を活用する。 Azure 仮想マシンにおけるSQL Server のパフォーマンスガイダンス http://msdn.microsoft.com/library/azure/dn248436.aspx
  • 38. 38 SQLServer移行の参考情報 次へ SQLServerBooks Online (2005, 2008, 2008 R2, 2012, 2014) http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms130214 SQL Server 2014 自習書シリーズ http://www.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/2014/technology/self-learning.aspx SQL Server 2012 自習書シリーズ http://www.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/2012/technology/self-learning.aspx SQL Server 2008 R2 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/ff519259 SQL Server 2008 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/dd610200 SQL Server 2005 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/cc721623 SQL Server 2000 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc748707
  • 39. 39 マイクロソフトのサーバーアプリケーションの移行 次へ Webアプリケーション(IIS) ExchangeServer SharePoint Server SQL Server
  • 40. 40 ExchangeServerのバージョン 次へ ExchangeServer 2003 ExchangeServer 2007 ExchangeServer 2010 ExchangeServer 2013 ☚Windows Server 2003 サポート ☚Windows Server 2003 サポート ☚イマココ
  • 41. 41 Exchange Server 2013 への移行のポイント(1/2) 次へ  Exchange Server の移行は、「新旧バージョンの共存」、「メールボックスなどの 移動」、「旧バージョンの削除」という流れで行います。  Exchange Server 2013 と共存可能なバージョン  Exchange Server 2007 SP3 RU13 以上  Exchange Server 2010 SP3 最新のRU  Exchange Server 2003 から2013 へ移行する場合は、2 段階必要。 Exchange Server 2003 Exchange Server 2007/2010 Exchange Server 2013
  • 42. 42 ExchangeServer2013への移行のポイント(2/2) 次へ ExchangeServerの役割を複数のサーバーに分割している構成では、 事前の動作検証が特に重要。 パブリックフォルダーの移行の必要性については要検討。 パブリックフォルダーによる情報共有や、組織フォームを利用していない場合は、 ExchangeServer2013へはパブリックフォルダーの移行は不要なケースが多 い。 動作検証時には利用が想定されるバージョンのOutlookでの動作確認もお忘れ なく。
  • 43. 43 ExchangeServer2003 から2013への移行の流れ(1/2) 次へ 1.準備【2003のみの環境】 Active Directoryのフォレスト機能レベルを「Windows Server 2003」以上に する、Exchange組織の処理モードを「ネイティブモード」にする、など。 2.Exchange Server 2007/2010 のインストール 【2003と2007/2010の混在】 Exchange Server 2003のみのExchange組織に、Exchange Server 2007/2010 をインストールする。 3.Exchange Server 2003 から2007/2010 への移行 メールボックスの移動 パブリックフォルダーの移動(複製&複製解除) 外部コネクターの移行 その他
  • 44. 44 ExchangeServer2003 から2013への移行の流れ(2/2) 次へ 4.Exchange Server 2003 のアンインストール【2007/2010のみの環境】 5.Exchange Server 2013 のインストール【2007/2010と2013の混在】 Exchange Server 2007/2010 のみのExchange組織に、Exchange Server 2013 をインストールする。 6.Exchange Server 2007/2010 から2013 への移行 メールボックスの移動 パブリックフォルダーの移動(複製&複製解除) 外部コネクターの移行 その他 7.Exchange Server 2007/2010 のアンインストール【2013のみの環境】
  • 45. 45 ExchangeOnlineへの移行のポイント 次へ Exchange Server 2003 からExchangeOnline(Office365)へ、 メールボックスの移行が可能。 ExchangeOnline(Office365)の最近のコンテナレベルでは、 ExchangeServer2003とのハイブリッド構成は不可。
  • 46. 46 ExchangeServer移行の参考情報 次へ Exchange 2003 移行ツールキット http://blogs.technet.com/b/exchangeteamjp/archive/2014/04/14/3626885.aspx Exchange Online へのメールボックスの移行 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj863291(v=exchg.150).aspx Exchange Server 2013 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/exchange/jj853251 Exchange Server 2010 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/exchange/2010/dd775186 Exchange Server 2007 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/exchange/cc950496 Exchange Server 2003 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/exchange/cc787989
  • 47. 47 マイクロソフトのサーバーアプリケーションの移行 次へ Webアプリケーション(IIS) ExchangeServer SharePoint Server SQL Server
  • 48. 48 SharePointServerのバージョン 次へ SharePointServer 2003 SharePointServer 2007 SharePointServer 2010 SharePointServer 2013 ☚Windows Server 2003 サポート ☚Windows Server 2003 サポート ☚イマココ
  • 49. 49 SharePoint Server 2013 への移行のポイント 次へ  SharePoint Server の移行は、 SQL Server とIIS の移行もあわせて検討する必要があります。  SharePoint Server 2013 へアップグレードできるバージョンは2010  SharePoint Server 2010 へアップグレードできるバージョンは2007  SharePoint Server 2003 から2013 へ移行する場合は、3 段階必要。 SharePoint Server 2003 SharePoint Server 2007 SharePoint Server 2010 SharePoint Server 2013
  • 50. 50 SharePointServer移行の参考情報 次へ Microsoft SharePoint Server 2013 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/jj899797 Microsoft SharePoint Server 2010 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/ff358322.aspx Microsoft Office SharePoint Server 2007 自習書シリーズ http://technet.microsoft.com/ja-jp/office/sharepointserver/cc952469 Microsoft Office SharePoint Portal Server 2003 -自習書 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh867467
  • 52. 52 まとめ WindowsServer2003 のサポート終了まで時間の余裕はありません。 本セミナーの内容や、この後ご紹介する補足情報を参考にしながら、 一刻も早く、サーバーアプリケーションの移行を開始してください! サーバーアプリケーションの新バージョン、新環境への移行は、 「サポート終了対策」だけではありません。新たな機能を使って、 より優れた、可用性が高い、セキュアなIT基盤を作ってください! 次へ
  • 53. 53 関連リンク(1/3) WindowsServer2003 からWindowsServer2012R2への乗り換えキャンペーンサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/products/windows-server-2012-r2/migration/campaign.aspx WindowsServer2012 R2 マイグレーションガイド http://download.microsoft.com/download/0/7/B/07BE7A3C-07B9-4173-B251-6865ADA98E5D/WS2012R2_MigrationGuide_v2.0.docx WindowsServer2012R2最新ファイルサーバーの機能&移行ガイド http://download.microsoft.com/download/0/7/7/07739D21-6624-4C64-8899-E11395AE88CE/W2012R2FSMIGGUIDE_v1c.docx Windows Server 2012 R2最新ActiveDirectoryの機能&移行ガイド http://download.microsoft.com/download/0/7/B/07BE7A3C-07B9-4173-B251-6865ADA98E5D/W2012R2ADMIGGUIDE_v1.2.docx 次へ
  • 54. 54 関連リンク(2/3) AD CSの移行(Active Directory Certificate Services Migration Guide for Windows Server 2012 R2) http://technet.microsoft.com/library/dn486797.aspx IAS/NPSの移行(Migrate Network Policy Server to Windows Server 2012) http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn530778.aspx ファイルサーバーの移行(Migrate File and Storage Services to Windows Server 2012 R2) http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn479292.aspx 次へ
  • 55. 55 関連リンク(3/3) 参考・AD FSの移行(Migrating Active Directory Federation Services Role Service to Windows Server 2012 R2) http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn486815.aspx 参考・AD RMSの移行(Active Directory Rights Management Services Migration and Upgrade Guide) http://technet.microsoft.com/library/cc754277.aspx 参考・Hyper-Vの移行(Migrate Hyper-V to Windows Server 2012 R2 from Windows Server 2012) http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn486799.aspx 参考・RDSの移行(Migrate Remote Desktop Services to Windows Server 2012 R2) http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn479239.aspx 参考・WSUSの移行(Migrate Windows Server Update Services to Windows Server 2012 R2) http://technet.microsoft.com/library/hh852339.aspx 次へ
  • 56. 56 WindowsServer2003移行相談窓口のご案内 次へ 無償コールセンターサービス 0120-39-8185 受付時間: 9:00 ~ 17:30 営業日: 月曜日~ 金曜日 (日本マイクロソフト指定休業日を除く)
  • 57. 57 Q & A