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準備編
HoloLens2とOculusQuestではじめるWebXR
自己紹介
氏名:吉永崇(Takashi Yoshinaga)
専門:ARを用いた医療支援や運動計測
Volumetric Video (3Dビデオ)
コミュニティ:ARコンテンツ作成勉強会 主催
ARコンテンツ作成勉強会の紹介
 2013年5月に勉強会をスタート。
 ARコンテンツの作り方をハンズオン形式で学ぶ
 人数は5~10名程度の少人数で実施
 参加条件はAR/VRに興味がある人(知識不要)
 各地で開催 (福岡、熊本、宮崎、長崎、大分、 鹿児島、山口、広島、札幌、関東)
Twitterと勉強会ページで情報を発信しています
@AR_Fukuoka Googleで「AR勉強会」で検索
#AR_Fukuoka
ハッシュタグ
本題に入ります
Today’s Goal (HoloLens2)
今日はA-Frameの使い方を勉強しつつ手のCGをリアルタイムに表示します
ブラウザの設定(Oculus Quest)
chrome://flags
Quest
Webブラウザのアドレスバーにchrome://flagsと入力
ブラウザの設定(Oculus Quest)
詳細設定ページが表示される
handで検索
WebXR experiences with hand and joints tracking
をEnabledに変更
ブラウザの設定(HoloLens2)
chrome://flags
Quest
Webブラウザのアドレスバーにchrome://flagsと入力
ブラウザの設定(HoloLens2)
詳細設定ページが表示される
handで検索
WebXR Hand Input
をEnabledに変更
デモコンテンツのURL
https://webxr-hand.glitch.me
実機で動作確認
WebブラウザのアドレスバーにコンテンツのURLを入力後、AR/VRボタンをクリック
URLを入力
ARボタン
URLを入力
VRボタン
HoloLens2 Quest
動作の様子 (HoloLens2)
開発ツール:A-Frameの概要
 Webブラウザ上でVRなどの3D表現を簡単に実現するフレームワーク
 HTMLのタグを書くだけで3Dオブジェクトを配置できる
 Firefox、Chrome、Edgeなど主要なブラウザがWebVR対応を表明
 HoloLens2やOculus Quest、HTC Viveなどの各種HMDに対応
 上記Webブラウザやデバイスで動くのでコンテンツの公開・共有が容易
まずは体験
A-Frameのページにアクセス (https://aframe.io/)
まずは体験
ページの左側にサンプルがあります
サンプル
まずは体験
基本サンプル Hello WebVRをクリック
Hello WebVR
まずは体験
基本サンプル Hello WebVRをクリック
画面をクリック
回転:マウスでドラッグ
左右:[A][D]キー
前後:[W][S]キー
※前後左右は自分がどちらに動くかで考える
まずは体験
360°Imageをクリックして全天球コンテンツを表示
360°Image
RICOH Theta
A-Frameで何か作ってみよう
GET STARTED
必要なもの
 Webブラウザ → コンテンツの体験や動作確認
 テキストエディタ → HTMLやjavascriptの記述
 Webサーバー → コンテンツの公開
サーバーに関して今回は・・・
 Glitchを利用 https://glitch.com/
 FacebookかGitHubのアカウントがあればOK
 サーバーとエディタの両方を無料で提供
この資料ではGlitch使用を前提に説明します
基本サンプルのコード
Hello WebVRのコードを取得
GET STARTED
基本サンプルのコードの複製
Hello WebVRに関する記述 (たったこれだけ!)
Hello WebVR
基本サンプルのコードの複製
Glitchユーザーはremix the starter example on Glitchをクリック
※通常はHello WebVRの記述をコピーし、自作のHTMLファイルにペースト
Click
基本サンプルのコードの複製
Remix your ownをクリック
Click
基本サンプルのコードの確認
index.htmlをクリックし、コードが表示されることを確認
Click
ソースの確認
<html>
<head>
<title>Hello, WebVR! - A-Frame</title>
<meta name="description" content="Hello, WebVR! - A-Frame">
<script src="https://aframe.io/releases/1.2.0/aframe.min.js">
</script>
</head>
<body>
<a-scene>
表示するオブジェクトや背景の設定をここに記述
</a-scene>
</body>
</html>
 ヘッダー部でA-Frameの機能を提供するライブラリを取り込む
 <a-scene>と</a-scene>の間に描画に関する記述をする
ソースの確認
<a-scene>
<a-box position="-1 0.5 -3" rotation="0 45 0" color="#4CC3D9">
</a-box>
<a-sphere position="0 1.25 -5" radius="1.25" color="#EF2D5E">
</a-sphere>
<a-cylinder position="1 0.75 -3" radius="0.5" height="1.5"
color="#FFC65D"></a-cylinder>
<a-plane position="0 0 -4" rotation="-90 0 0"
width="4" height="4" color="#7BC8A4"></a-plane>
</a-scene>
 基本図形はa-xxxタグで提供されている
https://aframe.io/docs/1.2.0/primi
tives/a-box.html (例:a-boxの詳細)
位置 回転 色
動作確認
Show
動作確認
Next to The Code
動作確認 on PC
アレンジしよう (まだやらなくてOK)
タグ内の各パラメータを編集してCGの見た目を調整
 position(位置):x y zの順にスペースで区切って指定
(0 1.25 -5)
位置 回転 色
x y z座標
アレンジしよう (まだやらなくてOK)
タグ内の各パラメータを編集してCGの見た目を調整
 position(位置):x y zの順にスペースで区切って指定
 rotation(傾き):各軸を中心とした回転で表現
 color(色):カラーコード等で指定
 他にも図形によって各種設定項目がある
X
Z
Y
(0 1.25 -5) 【設定項目の例】
radius(半径)
width(幅)
height(高さ)
depth(奥行)
src (画像など)
原点
とりあえず習うより慣れろ
ということで自由にいじってみましょう
[編集例]
<a-scene>
<a-box position="-1 0.5 -3" rotation="0 45 45" color="#4CC3D9">
</a-box>
<a-sphere position="0 1.25 -5" radius="1.25" color="#00FFFF">
</a-sphere>
<a-cylinder position="1 0.75 -3" radius="0.5" height="0.2"
color="#FFC65D"></a-cylinder>
<a-plane position="0 0 -4" rotation="-90 0 0"
width="4" height="4" color="#7BC8A4"></a-plane>
<a-sky color="#ECECEC"></a-sky>
</a-scene>
HTML編集に慣れよう
角度
高さ
HoloLensでは削除
色
HoloLens2やOculus Questで動作確認
の前に。。。
コンテンツ名(URL)の変更
画面左上の文字列(コンテンツ名)をクリック
ここをクリック
コンテンツ名(URL)の変更
文字列を各自、分かりやすい名称(半角英数)に変更
シンプルで分かり易く変更
URLの確認
プレビュー画面の上方にある[Change URL]からURLを確認
Change URL
これがURL
※実機での動作確認に使用
実機で動作確認
WebブラウザのアドレスバーにコンテンツのURLを入力後、AR/VRボタンをクリック
URLを入力
ARボタン
URLを入力
VRボタン
HoloLens2 Quest
動作の様子 (HoloLens2)
手のオブジェクトを表示
<a-scene>
<a-box position="0 1.5 -2" scale="0.5 0.5 0.5" rotation="0 45 0"
color="#4CC3D9" shadow></a-box>
<!--左手の描画-->
<a-entity id="leftHand"
hand-tracking-controls="hand: left; modelStyle: dots;"></a-entity>
<!--右手の描画-->
<a-entity id="rightHand"
hand-tracking-controls="hand: right; modelStyle: dots;"></a-entity>
</a-scene>
【hand-tracking-controlsの詳細]】
hand: left または right
modelStyle: mesh または dots
(meshはうまく働かず)
modelColor: 手のモデルの色
(今回はデフォルト色) Lesson02
実機で動作確認
必ず再読み込みボタンをクリック
再読み込み
再読み込み
動作確認
今日はここまで!

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