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@ヴァル研究所
UXプロトタイピング論
プロトタイプとデザイン思考
UXブッククラブ東東京
https://www.amazon.co.jp/dp/4274214834/
祝!
重版
( 刷)
調査
分析
設計
評価 改善反復
本日のスコープ
#1 プロトタイプ
試作品?
プロトタイプ ≠ 試作品
「骨組み」はプロトタイプではない
建築家は顧客のために「ミニチュア模型」を作る
風洞実験用の翼の模型 小型カメラのモック
自動車のクレイモデル ATMのペーパープロトタイプ
目的に応じた様々な模型
試用品
プロトタイプ = 試用品
● ローファイとハイファイ
● Tプロトタイプ
● オズの魔法使い
プロトタイプの3大基本概念
アラームを追加キャンセル 保存
繰り返し
サウンド
スヌーズ
ラベル
しない >
黒電話 >
アラーム >
オン
ローファイとハイファイ
● Photoshop等で作った(本物そっくりの)モックアップの場
合――「この"T"のフォントは変えられる?ベベルの線の太さ
がちょっと…」
● Visio等で作った(白黒の)ワイヤーフレームの場合――
「ツールボックスのレイアウトが2列になっているのが気に入
らない。一番上に持って行くことはできないか?」
● 手書きのラフスケッチの場合――「ツールはコンテキストに
依存した方がいいかもしれない。ツールバーをなくして、その
時点で意味のあるツールだけ出てくるようにしたら?」
● ストーリーボードの場合――「ここにドローイング機能を入れ
るべきじゃない。それは機能過多であって、多くのユーザに
はほとんど利点がない」
※出典:Kathy Sierra / 青木靖 訳「デモではものができあがっているように見せない」
http://www.aoky.net/articles/kathy_sierra/dont_make_the_d.htm
Tプロトタイプ:ある程度の幅と深さを持ったプロトタイプ
オズの魔法使い:「カーテンの陰」で人が操作する
最先端の音声認識システム!――実は隣の部屋で・・・
Fake it
before
Make it
作る前にフェイクする:外科手術器具
出典:トム・ケリー(著)『イノベーションの達人!』
作る前にフェイクする:子供向けiPhoneアプリ
出典:
https://youtu.be/-SOeMA3DUEs
作る前にフェイクする:ゲーム機(ワニワニパニック)
出典:『ワニワニパニック』開発者からグループ会長にまで上り詰め
た男が語る、ナムコ激動の 年。
https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/180914
様々なプロトタイピングツール
知恵 情熱 ユーモア
プロトタイプの本質は「ツール」ではない
追補 https://www.slideshare.net/barrelbook/2-56327677
#2 デザイン思考
デザイン思考のプロセス
「デザイン」という言葉から連想する一般的なイメージ
芸術家は必ずしもデザイン思考家ではない
● デザインとは「(風変わりな)オブジェ」を作るこ
と(だけ)ではない
● 完成済みのアイデアをより魅力的にするの
(だけ)がデザインではない
● 「デザイナである」ことと「デザイナのごとく思
考する」ことは違う(=デザイナでなくてもデザ
イン思考できる)
出典: ティム・ブラウン『デザイン思考が世界を変える』
真のデザイン思考家
「本当の顧客満足とは、顧客
の欲するものを顧客の予期
せぬ形で提供することだ」
━━ 伊丹十三
GE Adventure Series™
デザイン思考の好例:GEヘルスケアのアドベンチャーシリーズ(MRI)
IDEO創業者の一人デビッド・ケリー
ESTABLISHED 2005
SAP共同創業者ハッソ・プラットナーが
dスクール設立のために多額の寄付をした
B|d
dスクールはビジネススクールに対するアンチテーゼ
B school d.school
論理的思考 デザイン思考
課題解決 課題発見・解決
表計算ソフト ホワイトボード
表・グラフ スケッチ
ディベート ブレスト
•批判厳禁
•自由奔放
•質より量
•便乗歓迎アレックス・オズボーン:
ブレストの生みの親
ブレスト4原則
•視覚化
•脱線禁止
• 度に 人
流ブレスト7原則
ブレスト4原則+3
普通(?)のブレスト
本当の(正しい)ブレスト
• 人数少なめ(7±2名)。
• 参加者は半円型または直線に並んでいる。
• 原則、全員立っている(椅子はあっても構わない)。
• 全員がペン(マーカー)を持っている。
• みんなで“落書き”している(ように見える)。
• 良く言えば活気がある。悪く言えば雑然としている。
• 誰が“偉い人”なのか、さっぱり分からない。
• どれが誰のアイデアだったのか、さっぱり分からない。
• 会議をやっているようには見えない(そもそも“会議”ではな
い)。
これがブレストだ!
ブレスト話法:「Yes And」は魔法の言葉
発散 収束
発想の基本原理:「発散」と「収束」
収束手法:ポジショニングとドット投票
発散と収束を繰り返すーー徐々に振れ幅を狭めながら
課題の定義
個別に発想
発表
二人一組で発想
発表
グループでアイデア取りま
とめ
デザインスタジオ
※6人一組の場合の進行例
36
ideas
3
ideas
1
idea
グーグルのデザインスプリント
https://uxbc-east-tokyo.peatix.com
おわり

UXプロトタイピング論 ー プロトタイプとデザイン思考