WebサービスのUIの改善
の前に考えること
目次
前半:誰のためのデザインか?
後半:施策を考える前にユーザーを考える
誰のためのデザインか?
「サービス改善」を考えるとき
多くの人がまず思い浮かぶのは、
・見た目を変えるという意味でのデザイン改修
・新しい機能を開発する
それらが検討される際
「誰のために」
「誰がどのような行動をとるときのために」
「誰に」対しての改善であるかが考えられているか?
サービスはそれを利用するユーザーあっての
もの
利用する人とその目的を曖昧にして改善を語ることはできない
「どのような価値を、誰に対して提供するためのサービス改善であるのか」を
明確にすることが必要
ユーザーがサービスに対して何を求めている
のか
現在サービスを利用しているユーザーがどのような点で価値を感じている
か、またどのような点でストレスを感じているかを知ることが必要
まず現状を正しく把握するために、アンケートに代表される定量的なリサー
チ、インタビューに代表される定性的なリサーチを行うことから始める
現状を正しく把握しないと改善の意味がない
運営側の思い込みによる問題設定や、「何となく」といった明確な理由なく改
善を考えるのではなく、現状において何が価値で何が問題となり得るのかを
把握する
定量的・定性的なリサーチを行い、現状における利用者のサービス利用状況
を把握する
利用者のサービス利用時における体験を可視化
用語解説① ペルソナ
サービスにとって重要で特徴的な顧客モデルのこと。具体的な人物像のイ
メージをチーム内で統一するために必要とされる。
用語解説② カスタマージャーニーマップ
ユーザーへの理解を深めるためのツール。ペルソナ(ユーザー)がサービス
を利用する中で、どのような行動を取り、どんな課題を見い出し、どのような
感情を抱くかといった「体験」を全て可視化する。
施策を考える前にユーザーを
考える
先に施策ありきではない
「誰かのため」の施策
施策は立てられた仮説を検証するために実施するものであり、仮説はサービ
スを利用するユーザー体験をもとに立てられる
施策ありきではなく、仮説ありき
仮説を立てるために
まず改善の目的や目標を具体化する
例:
・たくさんの人にサイトを見てもらい認知度を向上させる
・サイト経由の資料請求を増やす
・ECサイトでの売上を増やす
ユーザーを考えるのは何のため?
サービスの価値を届ける先はユーザーであり、そのためにはユーザーを理解
する必要がある
ユーザーを理解するということは、ユーザーのことを知り、そして共感すること
ユーザーの本音(インサイト)を知ることで、ユーザー理解に近づく
ユーザーのインサイト
人の行動は無意識 意思決定プロセスは複雑
ユーザーの「インサイト」
インサイトとは人の行動や態度の奥底にある、ときには本人も意識していな
い本音の部分
ユーザーのコンテキスト
ユーザーが目的を達成しようと行動することに対して影響する、様々な物事
例:
・日時(朝/昼/夕/夜、時間帯や曜日) ・場所(屋内、屋外、プライベートな空間・職場)
・天候(晴れ/雨、暖かい、寒い) ・利用環境(PC/モバイル、ブラウザ/アプリ)
・前後の行動(どういったシーンで利用するか)
・そのときの心理状態(気分、思考)
用語解説③ インサイト
人の行動や態度の奥底にある、時には本人も意識していないユーザーの内
側に隠れている本音。無意識の心理。
用語解説④ コンテキスト
ユーザーが目的を達成しようと行動することに対して影響する、様々な物事。
背景の情報や状況。
参考書籍
WebサービスやアプリのUIを、チームで協業して作り
上げ、改善していくための仕組みや手法を解説した
本。

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