歌舞伎「刀剣乱舞」は人気ゲームをもとにした舞台で、2年前の初演に続き、尾上松也さんら若手歌舞伎俳優が歴史上のさまざまな名刀から姿を変えた“刀剣男士”として活躍します。
28日は主役の三日月宗近など2役を演じ、演出も務める松也さんが会見が開いて舞台の構想や抱負を語りました。
今回は鎌倉幕府の三代将軍、源実朝の暗殺事件を軸にした物語で、早替りや立ち回りなど歌舞伎ならではの演出を取り入れるということです。
松也さんは、原案のゲームでは歌舞伎から発想したキャラクターもいて親和性が高いことを挙げ、「歌舞伎の持っている力、歌舞伎の表現の幅というところにぜひ、挑戦してみたい」と意気込みを語りました。
そのうえで、「歌舞伎を見たことがない人に歌舞伎はおもしろいし、こんなことができるんだと知ってもらいたい。“歌舞伎人口”が増えれば新作を手がけたかいがあるし、それが“裏テーマ”でもあります」と語りました。
歌舞伎「刀剣乱舞」は7月に東京の新橋演舞場で上演されたあと、福岡と京都でも上演されます。

人気ゲーム「刀剣乱舞」をもとにした歌舞伎が上演へ
名刀を擬人化した人気ゲーム「刀剣乱舞」をもとにした歌舞伎が上演されることになり、主役と演出を務める尾上松也さんが意気込みを語りました。

