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閉鎖中の国道168号「仮称2号トンネル」北側坑口(写真:和歌山県)
閉鎖中の国道168号「仮称2号トンネル」北側坑口(写真:和歌山県)
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 有害物質が基準値を超える「要対策土」が大量に発生したため工事を途中で打ち切った和歌山県新宮市の国道168号「仮称2号トンネル」について、残土の処分地探しが難航している。県などは2025日9月8日、市内の「若者広場」に盛り土する案の説明会を開いたが、住民から反発する声が相次いだ。コンクリートなどで囲んで有害物質の流出を防ぐ対策を取る予定だが、住民の健康被害への不安は払拭されていない。