作画オタクがよく使うサイト・便利ツール

普段よく見ているサイト(とSakuga Extended)の紹介。(5月14日追記)

 

sakugabooru

sakugabooru.com

作画の保管庫にして情報の最先端。作画オタクはどうして担当アニメーターが分かるのかといえば、このサイトに情報が集約されているからに他ならない。

アニメーター別、作品別に作画を調べるツールとしても当然便利で、良かった作画を動画ファイルとして引っ張ってくる際にも役に立つ。作画オタクが最も利用するサイトと言って間違いないだろう。検索が英語でしかできないため、慣れるまでは苦労するかも。

 

 

Sakuga Extended

sakugabooruを便利に使えるようになる拡張機能。追加することによって

  • スコア順、話数順などの通常ではできない並べ替え
  • 画像にカーソルを合わせると動画を自動再生
  • 画像の下にスコアや作品名・アニメーター名が表示されるように
  • 1コマ、2コマ、3コマ単位のコマ送りが1ボタンで可能に

といった様々な便利機能が使えるようになる。

こうだったものが

こうなる

これがあるのとないのとでは得られる情報量に天と地ほどの差が生まれるので、拡張機能として追加することを強く推奨。

Chrome向け、Firefox向けに提供されている。

chromewebstore.google.com

addons.mozilla.org

 

KeyFrame Staff List

keyframe-staff-list.com

コメント欄でご紹介いただき、使用感も良かったので追記。スタッフ情報が作品ごとにミニマルに纏まっていてアニメスタッフデータベースよりも使い勝手がいい。検索はワイルドカードを使うとある程度融通がきく。ここ1年ほどはほとんどの作品を網羅していそうだが、それ以前は乗っていない作品も多いのでアニメスタッフデータベース等と適宜相互補完すべし。

 

 

アニメスタッフデータベース

seesaawiki.jp

過去のアニメのスタッフクレジット、特定のアニメーターの過去の仕事を知りたいときに。作画wikiに乗っていないような人の作品参加歴、アニメwikiが網羅していない原画以下の仕事歴も調べることができるため、多くの場合これらのサイト以上に重宝する。特に3年以上前の詳細な仕事歴をアニメーター名などで追いたい際には、このサイトが1番手の選択肢となることが多い。一方で放送中の作品に関しては更新が追いついていないものも散見されるので、KeyFrame Staff Listを利用するのが吉。

 

 

作画wiki

w.atwiki.jp

特定のアニメーターについて経歴や過去の仕事を知りたいときに。有名なアニメーターは殆ど記載されていて情報の網羅性も高いが、人によっては全ての仕事を網羅しきれていなかったり、そもそもページが存在しなかったりするので万能ではない。作画回、作画アニメ、OPEDの項はそれなりに信頼できる。

 

 

アニメwiki

w.atwiki.jp

特定の人物に対して過去の主要な仕事を知りたいときに。作画wikiにはページがないアニメーターや、美術監督や撮影監督、プロデューサーなどの過去の経歴を簡単に把握するのに便利。一定以上の立場の仕事しか記載されていないため、原画や動画、撮影、美術などでの作品参加歴は把握できない。

 

 

namuwiki

日本語のサイトにはまず乗っていないような、特定個人に関する詳細な情報や人間関係に関する記述が多く、特定のアニメーターについて理解を深めるのに役立つ。一方で情報の信頼性については他のサイトと比較しても怪しい部分が多いので要確認。

https://en.namu.wiki/w/%EC%97%90%EB%85%B8%ED%82%A4%EB%8F%84%20%EC%8A%8C

↑榎戸駿さんのページ。在学中にまんがタイムきららで『純粋欲求系リビどる』を連載していた、という情報は作画wikiにも乗っていないが、実際調べると「眉毛」のニックネームで連載していたことが確認できる。

www.amazon.co.jp

 

Twitter(現X)

アニメーター本人、あるいはアニメーションプロデューサーがパートバレしてくれたり、素材を上げたりしてくれることがある。最近はアニメ公式が上げる場合も。パートバレ情報や各種素材はsakugabooruに集約されるので最悪そちらで把握すればよいが、最速で情報に触れられる媒体として、あるいはsakugabooruだけでは把握できないような情報を摂取するための情報源として便利。有名な海外作オタを何人かフォローしておくと情報感度が飛躍的に上がる。

 

 

あとがき

 この記事を書いた目的は大きく分けて2つ。1つ目は作画好きにとっての情報源を共有するため。一般的なサイトだけでもこうして纏めておくことで、作画に興味を持ち始めた人にとっての導線になればと思います。

 2つ目はSakuga Extendedの存在を知ってもらうため。そもそもSakuga Extendedはネット上で存在を知ることすら困難な拡張機能です。筆者は22年にはsakugabooruを覗くようになっていましたが、この拡張機能の存在を知ったのは3年後の25年に入ってから、それも自分でネットを調べて気付いたのではなく、作オタの友達に教えてもらって初めて知った始末でした。

 機能の便利さに対して存在を知る手段が少なすぎるこの拡張機能。せめてSakuga Extendedについて言及した日本語のブログ記事の1つでもあれば、作画について興味を持った人間がその存在に気づく可能性が少しでも高まるのではないか……そう考えてこの記事を書きました。一人でも多くの作画を愛する者がSakuga Extendedの存在を知って、より良い作画ライフを送ることができるようになれば幸いです。

 

 

追記