新たなフィッシングの手口が報告された。フィッシングメールの送信元は米Google(グーグル)のメールアドレスで、送信ドメイン認証もパスする。またメール中のURLから誘導されるWebサイトもグーグルのドメインだ。 メールには、法執行機関から召喚状が発行されたと書かれている。メール中のURLに慌ててアクセスすると偽のログインサイトに誘導され、Googleアカウントとパスワードの入力を盗まれる。 だまされて当たり前。あまりにも巧妙な仰天の新手口を解説しよう。 「DKIMリプレイ攻撃」で認証をパス メールの送信元を詐称するフィッシングは以前から存在する。それを見抜くために開発された技術の1つが送信ドメイン認証である。送信ドメイン認証を用いれば、受信したメールが正規の送信元から送られてきたかを検証できる。SPF、DKIM、DMARCの3種類があり、主なメールサービスでは全て実装されている。 だが、送
