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日銀「禁じ手」から転換 ETF売却「100年かける」 利上げ方針も | 毎日新聞
金融政策決定会合後、記者会見する日銀の植田和男総裁＝東京都中央区で2025年9月19日午後4時14分、尾籠... 金融政策決定会合後、記者会見する日銀の植田和男総裁＝東京都中央区で2025年9月19日午後4時14分、尾籠章裕撮影 日銀が19日の金融政策決定会合で、黒田東彦前総裁時代の「異次元緩和」で膨らんだ上場投資信託（ETF）の売却を決めた。ETFの購入は中央銀行として「禁じ手」とされており、売却により金融政策の正常化に踏み切った形だ。日銀は経済の好循環の見通しが立てば追加利上げする方針を示しており、ETF売却と合わせて金融引き締めを進めていく構えを崩さなかった。 「大きく膨れ上がった（ETF）残高を減らす準備ができた」。植田和男総裁はこの日の決定会合後の記者会見で、売却を決めた背景などを淡々と語った。 日銀は2002年以降、金融機関の不良債権処理の一環で銀行が持つ株式を買い入れ、今年7月に全ての株式の売却を完了したばかりだった。植田氏は「（ETF売却に向けた）有益な知見が蓄積された」と述べ、それが
