「浦島太郎は亀を助けてあげたのに、なんでおじいさんになっちゃうの?」 「太郎は何も悪い事をしていないよね?」 例えば、子どもにそう聞かれたら、どのように答えたら良いでしょうか。 浦島太郎といえば、桃太郎や舌切り雀などと並ぶ、日本の代表的な昔話です。 しかし、よく考えてみると、この物語には他の昔話にはない「違和感」があります。 実は江戸時代以前の浦島太郎はハッピーエンドだった 浦島太郎の物語を読んで疑問に思ったことはありませんか? 多くの昔話は分かりやすい教訓を持っています。 しかし、浦島太郎の物語に教訓を探そうとすると、教訓と同じくらい疑問も見つかってしまいます。それが物語としての違和感につながっていると考えられます。 桃太郎なら「勇気と仲間の大切さ」、舌切り雀なら「優しさと大欲をかかない心」といった教訓です。ところが浦島太郎の教訓を考えてみると、どうもすっきりしません。 いじめられている
