SNSなどで匿名の投稿者からひぼう中傷を受けたとき、どうすれば被害を回復できるのでしょうか。 メディア出演をきっかけに多数のひぼう中傷を受けた医師は、20人以上の投稿者を特定し、示談や謝罪につなげました。 医師が利用したのは、最近急増している「発信者情報開示命令」の手続き。 数千円程度でできるこの手続きについて、分かりやすく伝えます。 (社会部記者 寺島光海) ひぼう中傷への“対抗手段”を活用しているのは、感染症が専門で埼玉医科大学総合医療センター教授の岡秀昭医師です。 新型コロナの流行期にメディアの取材に応じ、医療現場の現状や感染予防の重要性を訴えてきました。 その後、毎日のようにひぼう中傷の投稿を受けるようになったと言います。 「聞いたこともない医大のくせに」「ゴキブリ」 容姿をばかにするような投稿は日常茶飯事。SNSに載せていた家族の写真が拡散されることもありました。 また、当時の自
