Search, watch, and cook every single Tasty recipe and video ever - all in one place! News, Politics, Culture, Life, Entertainment, and more. Stories that matter to you.

群れで暮らし、たくさんのメスを率いるライオンのオスは絶対的王者というイメージがある。しかし生物学者の田島木綿子さんは「実は交尾の主導権はメスにある。オスは一斉に発情するメスたちの要求に応えて1日50回以上の交尾を繰り返すことも。しかし、それを拒否すれば群れから追放されてしまう」という――。 ※本稿は、田島木綿子『クジラの歌を聴け』(山と溪谷社)の一部を再編集したものです。 トゲトゲの陰茎で排卵を促すライオンのオス 哺乳類の陰茎は、基本的に「弾性線維型」と「筋海綿体型」の2種類に分けられる。要は線維質が多いか、筋肉と血管が多いかの2つに大別される。 筋海綿体型の陰茎をもつ動物の中には、交尾中にメスの排卵を促すという、さらなるツワモノも存在する。ライオンをはじめとするネコ科の動物である。 ネコ科のオスは、陰茎の表面に「角化乳頭(陰茎棘きよく)」と呼ばれる無数のトゲ状突起があり、交尾中にこのトゲ
豪クイーンズランド州で見つかった体重2.7キロのオオヒキガエル(2023年1月12日撮影)。(c)AFP PHOTO / Queensland Department of Environment and Science 【1月20日 AFP】オーストラリア北東部クイーンズランド(Queensland)州の海岸近くの国立公園で、体重2.7キロある「モンスター」級の侵略的外来種オオヒキガエルが発見され、レンジャーによって安楽死させられた。 レンジャーがコンウエイ国立公園(Conway National Park)で、道路を横断するヘビがいたために車を停止した際に見つけた。 オオヒキガエルは1935年、害虫の一種「サイカブト」を駆除するために同州に導入されたが、他の野生動物に壊滅的な被害を与えた。 同州環境科学局は、人間の新生児に匹敵する2.7キロという体重は最高記録の可能性があると指摘。このヒ
ニュージーランドの孤島に生息する「シュレーターペンギン」は、最初に産まれた卵は捨てて、2個目の卵だけを大事に育てるという奇妙な習性を持っています。 これはシュレーターペンギンを研究する専門家にとって、長年の大きな謎となっていました。 産卵には多大なエネルギーを消費するので、せっかく産んだ卵を捨てるのは鳥類において異例の行動です。 しかしニュージーランド・オタゴ大学(University of Otago)による2022年の研究で、シュレーターペンギンが1個目の卵を放棄する理由について正しい解答が得られました。 その理由は一夫一婦の両親が2羽のヒナを同時には養えないことにあるようです。 研究の詳細は2022年10月12日付で科学雑誌『PLOS One』に掲載されています。 In ‘bizarre behavior,’ New Zealand penguins lay one egg, rej
岩手大の宮崎雅雄教授らの研究グループは20日、猫がマタタビを体に擦り付けるのは、蚊を遠ざけるためであることを解明したと発表した。猫がマタタビを好み、特異な反応を示す生物学的な意味はこれまで未解明だったという。寄生虫やウイルスを媒介する蚊から、人間が身を守ることに応用できる可能性があるとしている。研究成果は米科学誌サイエンスアドバンシズの電子版に掲載された。 研究グループは、マタタビに、寝転がって擦り付けるなどの行動を猫に起こさせる物質「ネペタラクトール」が含まれていることを発見。この物質に蚊を寄せ付けない効果があることも突き止めた。ネペタラクトールを体に塗り付けた猫に止まる蚊の数は、塗り付けてない猫の半分程度で、人間の腕でも同様の結果が出た。 特異な反応はネコ科の動物のみに現れるといい、宮崎教授は「虫に刺されやすい茂みに隠れて獲物を狙う習性が影響したのではないか」と推測している。研究は名古
雄のひよこ。ドイツにて(2016年3月9日撮影、資料写真)。(c)Bernd Wtneck / dpa / AFP 【1月21日 AFP】ドイツ政府は20日、養鶏業界で行われている雄のひよこの大量殺処分を禁じる政令案を閣議決定した。世界初だという。 ユリア・クレックナー(Julia Kloeckner)食料・農業相は発表で、雄のひよこの大量殺処分禁止は2022年からで、「動物福祉にとって重要な一歩だ」と述べた。同氏は、こうした決定は「世界初」で、ドイツは諸外国の先導役となり、模範となることを望んでいると強調した。 また、養鶏業者らは2024年から、ふ化前のひよこが痛みを感じることがないように、ふ化過程の早い段階で処分できる方法を導入することが求められる。 ひよこの雄は卵を産まず、肉も雌に比べて少ない。多くの養鶏場では、ひよこがふ化するとすぐに雄と雌が選別され、雄は粉砕機やガスによる処分が行
後ろ足で立つリス。米ニューヨークのセントラルパークで(2007年1月5日撮影、資料写真)。(c)STAN HONDA / AFP 【12月31日 AFP】災難続きの2020年が終わりに近づく中、米ニューヨーク市クイーンズ(Queens)地区で狂暴化したリスの襲撃が相次ぎ、市民の悩みの種がまた一つ増えている。 同地区のリゴパーク(Rego Park)の周辺住民からリスに襲われたという通報がこの1か月で複数回あった。女性1人が手をかまれ、緊急治療を受けた。 ある住民は地元メディアに、凶暴な個体や群れに遭遇したときに備えて、外出の際は催涙スプレーを携帯していると語った。子どもたちが心配だと話す住民もいた。 ミシェリン・フレデリック(Micheline Frederick)さんは地元局のABC7に、リスにかみつかれたり、首を引っかかれたりしたことについて、「いつのまにか金網マッチが始まっていて、負
【動物園を100倍楽しむ方法】第4回 モグラ 動物が大好きだから、もっと動物園の生き物について、いろんなことを知りたい。動物園の生き物のトリビアを周りの人たちに教えて、一目置かれたい。それには動物園の飼育員さんに聞くのが一番だと考えたのが、この企画である。動物園の動物のいろんな逸話を、飼育員さんに教えてもらおう。 東京都日野市に位置する多摩動物公園は、上野動物公園の約4倍という豊かな自然が残る敷地に、できるだけ柵を使わない形で動物を展示している。今回、取り上げるのはモグラである。多摩動物公園にログハウスのような展示施設、「モグラのいえ」が開設されたのは15年ほど前。現在、11頭のモグラが飼育展示されている。 扉を開くと中は20畳ぐらいのスペースだ。部屋の中央に配されたテーブルの表面の透明なアクリル板の中には、山砂が詰め込まれ、それぞれ区切られた“モグラの寝ぐら”になっている。そこから伸びる
【9月24日 AFP】スペイン政府は、北西部沿岸でヨットがシャチの攻撃を受け損傷する事例がこのところ相次いでいるとして、この海域でのヨットの航行を一時禁止すると発表した。「人とシャチの双方」を守るためと説明している。 【あわせて読みたい】イッカク、「対人間ストレス」で脳損傷の恐れ 公共事業省の発表によると、22日夜に発効した禁止令は、全長15メートル未満のヨットが対象。北西部ガリシア(Galicia)州のエスタカデバレス(Estaca de Bares)岬からプリオリノグランデ(Priorino Grande)岬まで、約100キロに及ぶ海岸線の沖合での航行を禁止する。 「シャチの移動ルートに合わせて」航行禁止の対象区域を拡大する可能性もあるという。 公共事業省によれば、ヨットがシャチに襲われたとの報告は先月19日を皮切りに相次いでおり、かじの損傷など大小さまざまな被害が出ている。ソーシャル
新型コロナウイルスは、奈良市の奈良公園周辺に生息する国の天然記念物「奈良のシカ」の生活にも影響を与えている。観光客が減ったことで公園を離れ、野生に近い健康的な生活を取り戻すシカがいる一方で、「鹿せんべい」への依存から抜け出せず、やせ細るシカもいるようだ。 (桑島浩任) 奈良市の奈良公園周辺には約1300頭のシカが生息。奈良公園を訪れる観光客は年間1300万人、鹿せんべいの売り上げは約2千万枚に上る。シカの保護施設「鹿苑(ろくえん)」に収容されている約400頭を除く900頭が大部分を消費しており、単純計算で1頭当たり1日60枚以上を食べていることになる。 せんべいは1枚3~4グラム程度で、1日約5キロの草を食べるシカにとっては「おやつのようなもの」とされる。だが、栄養価は草よりも高く、販売所の近くにはせんべいを買う観光客を待ち構えるシカでごった返すのが日常だった。ところが、新型コロナの感染拡
長崎県西海市大瀬戸町の海岸で絶滅鳥類「ペンギンモドキ」の化石2点が見つかり同市の大瀬戸歴史民俗資料館で19日、展示が始まった。同市教育委員会と福井県立恐竜博物館の共同調査でうち1点は世界最古級のものと判明。「初期のペンギンモドキの多様性を示す重要な発見だ」としている。展示は9月30日まで。 ペンギンモドキはペンギンに似た鳥類で、北太平洋沿岸に生息していたが約1800万年前に絶滅。ウの仲間と考えられている。ペンギンのように潜水して魚を捕らえていたとみられる。 平成28年、同市教委の学芸員だった森浩嗣さん(38)=現在は愛知県の「蒲郡市生命の海科学館」学芸員=が右大腿骨とかかとの骨の一部を発見。右大腿骨の化石はCTスキャンなどによる調査の結果、世界最古級の約3400万年前のものと判明した。
50年ぶりに確認されたソマリハネジネズミ。野生生物保護団体「グローバル・ワイルドライフ・コンサベーション」提供(2019年2月撮影、2020年8月14日提供)。(c)AFP PHOTO / STEVEN HERITAGE / DUKE UNIVERSITY LEMUR CENTER / GLOBAL WILDLIFE CONSERVATION 【8月19日 AFP】アフリカに生息する小型哺乳類の一種、ソマリハネジネズミが約50年ぶりに確認された。この間、この動物を確認したとの報告が一例もなかったため、科学者らはソマリハネジネズミが地上から姿を消した恐れがあると考えていた。 だが、18日に発表された調査結果によると、餌を探すためのゾウのような長い鼻を持つこのハネジネズミは、「アフリカの角(Horn of Africa)」と呼ばれるアフリカ大陸北東部の乾燥した岩の多い地域で静かに繁栄していると
米サウスカロライナ州は現在ロックダウン下にあるが、新型コロナウイルスではないものによって一人の女性が命を落とした。 キアワ・アイランドでネイルサロンを営むシンシア・コヴァートさん(58)。NBCニュースによると、サロンは州の要請により休業中だが、今月1日に顧客でもある友人の自宅へ出張施術に赴いたという。 キアワ・アイランドは大小の沼や入江が多数点在するビーチリゾートで、ワニの生息地でもある。施術を終えて一息ついたコヴァートさんは、近くの水辺にワニがいることに気づき、ポーチから外に出て写真を撮り始めた。あまりにも無防備にワニに近づくコヴァートさんに、顧客とその夫は大声で水際から離れるよう警告。「先週そこで鹿がワニに殺されたのよ!」と叫んでも、コヴァートさんは「私は鹿には見えないから大丈夫よ」とのんきにスマートフォンを構えてワニとの距離を詰め、あろうことかワニに触れようとしたという。すると体長
自分がリスになったと想像してみよう。そのリスが洞窟を見つけた。中は広々として快適そうだ。だが、2頭の大きなクマが先に入っていくのが見えた。数分後、1頭が出てきた。洞窟は今、自分にとって安全だろうか。これは、多くの動物が日々直面する計算問題だ。敵を避ける時だけではない。恋人探しや餌探し、移動する時まで、数を理解する能力は様々な問題解決に役立つ。ドイツ、テュービンゲン大学の神経生物学者アンドレア
ドイツの動物園では園内の動物を殺処分して別の動物の餌にすることを検討している/Carsten Rehder/Picture Alliance/Getty Images (CNN) 新型コロナウイルス対策のため休園中の動物園が窮状に陥っている。ドイツ北部ノイミュンスターの動物園は「最後の手段」として、園内の動物の一部を殺処分して、別の動物の餌にすることを検討せざるを得なくなったと明らかにした。 ノイミュンスター動物園は100種類以上の動物700匹あまりを飼育している。園長がドイツ通信に語ったところによると、同動物園ではコスト削減のため、安楽死させる動物をリストアップして順序を付けた緊急対策の草案を作成した。 安楽死させる候補の筆頭にリストアップされた動物は不明だが、一番最後の候補としてホッキョクグマの「ビトゥス」が掲載されている。 園長はドイツ通信に対し、「最悪の場合、餌を調達する資金がなく
西海望 理学研究科 博士課程学生(現・基礎生物学研究所・日本学術振興会特別研究員)、森哲 同准教授は、カエルとヘビが対峙したまま動きを止める現象が、双方の適応的な意思決定によって成り立つことを明らかにしました。 捕食者と被食者が対峙したとき、先手を取った側が有利であると一般的に考えられてきました。しかし、トノサマガエルとシマヘビにおいては、先手で動き始めると相手の対抗手段に対して脆弱になってしまうことが明らかになりました。そして、双方ともに後手に回ろうとした結果、我慢比べのような膠着状態が生じうることが示されました。また、この先手が不利となる状況の成立は両者間の距離に依存しており、トノサマガエルとシマヘビは、距離に応じて先手を取るかどうかを適切に選択していることが明らかになりました。 本研究成果は、捕食者と被食者の戦略に新たな視点を提起するものです。また、恐怖で動けないことの喩えとして用い
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く