鉄道で旅に出ると、ほとんどの人が訪れた駅の写真を撮りたくなるだろう。それが終着駅ならなおさらのこと。「ここまで来たぞ」という達成感が、記念写真を撮る動機になっていると思う。ところで、神奈川県のある駅では「誰もが必ず同じような構図の写真を撮ってしまう」という不思議な駅がある。この駅を訪れた人のブログには、大抵同じ構図の写真があり、新聞や雑誌などで紹介されるときも同じ構図。アマチュア・プロを問わず、右に電車、中央にホーム、左に海の写真を撮ってしまう。なぜだろうか。 では、その駅の写真をご覧いただこう。 誰もがこの構図で写真を撮ってしまう駅「海芝浦」 この駅を訪れた人なら、思わずニヤリとしたかもしれない。きっとこの構図で写真を撮っているはずだ。この駅はJR東日本の鶴見線にある「海芝浦駅」である。「終着駅なのに外に出られない駅」として有名な駅だ。 民間企業の私有地だから「覗かないで」 終着駅につい