草津町の草津白根山(2160メートル)の火口付近で約3年4カ月ぶりに火山性微動が観測され、今後の動静が懸念されている。前橋地方気象台によると、火口周辺500メートル以内は、ごく小規模な火山灰などの噴出が起きる可能性があり、立ち入らないよう呼び掛けている。 同気象台によると、火山性微動はガスやマグマの動きが原因で発生するもので、観測したのは08年1月9日以来。 火山性微動は27日午前0時31分から6~7分、午前6時13分~同7時8分の間にも計3回あった。さらに午前0時31分~同8時の間には、通常1日に数回程度起きている火山性地震が約20回発生した。東日本大震災との関連は不明という。噴火警戒レベルは、最も低い「1(平常)」のまま継続する。 草津町によると、草津白根山の火口周辺500メートル以内は80年代から立ち入り禁止になっている。火口にはエメラルドグリーンの湖水で有名な火口湖「湯釜」があり、