上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは、上司の立場、部下の立場をふまえて、真のリーダーとは何かについて考えてみたい。
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河合薫 上司と部下の力学

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511回

若者の「転職・タイパ・高賃金重視」は本当か? 調査が示す企業の思い込み
多くの経営者は社員の意識変化を誤解しているようだ。実は若者の意識は以前からあまり変わっていない。「転職・タイパ・高賃金重視」とレッテルを貼っていないだろうか。経営層や管理職は、社員の生の声に直接触れるべきだ。

職場にはびこる「言語化」のプレッシャー 若者を追い詰める呪いの言葉
職場で「言語化」に悩む人が増えているようだ。本来、言葉はコミュニケーションの一部に過ぎない。言語化を過度に求めると部下を追い込むことになる。

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新浪剛史氏から消えた「真摯さ」 保身が招くリーダーシップの終焉
新浪剛史氏の経済同友会での会見に違和感を覚えた。かつて感じていた「真摯さ」がなくなり保身に終始した印象を受けた。同友会のトップを続け一体、何をしたいのか。疑問を感じた会見だった。

高校野球・県岐阜商の躍進が示した「大人たちの勇気」 障害者により活躍の場を
2025年の夏の高校野球甲子園大会、左手に障害を持つ県岐阜商の横山温大選手が活躍。プロ野球や米大リーグなどで障害者の選手も登場している。企業の障害者雇用も進むが、現場からは障害者の悲鳴も聞こえてくる。

博士や修士は役立たずか 「体系的な知識」を社員の「経験知」とぶつけ合う
日本企業は博士人材の活用ができていないと感じる。それどころか採用意欲すら乏しいのが現実だろう。学びを組織全体に還元するシステムが求められる。

広陵高校野球部の暴力問題 子供の未来を潰す、ガバナンス意識なき不始末
広陵高校野球部で暴力問題が発覚。夏の高校野球甲子園大会、同校は初戦には出たものの2回戦を辞退。学校側はこれが「組織的パワハラ」であることの意識が欠如していたのではないか。「組織風土」の問題で学生の未来を潰してはいけない。

イチローさんが示唆する「働く行為の本質」 日本人初の米国野球殿堂入りで
米国野球殿堂入りを果たしたイチローさん。現地時間7月27日のスピーチは、働き方の示唆に富む。背中から伝わってくる普遍的なメッセージとは何か。

使い倒される50・60代 若手優遇で、体力的にキツい職場へ
猛暑の中、工事現場で働く高齢者を見かける。健康なら無理をさせてもいいのか。企業にとって50~60代の社員は働かせやすいようだ。しかし、体力とか気力は低下は避けられない。若手を優遇しても、中高年のケアも忘れてはならない。

「女性用トイレがない」2割も 男性と共用の苦悩、経営課題として改善を
役員フロアに女性用トイレがない会社がある。男性と共用だと答えた企業も2割以上に上った。日本は人権という視点ではトイレ後進国と言えよう。

59歳部長の苦悩「長年かけて構築した人脈、後任に引き継いだらお払い箱」
59歳の部長は苦悩する。「長年かけて構築した人脈、後任に引き継いでしまったら、私はお払い箱だ」……。キャリア人生の足跡とも言える名刺の山。長年構築した人脈を後任に引き継ぐのは抵抗があるだろう。だが、退職しても続けられる関係性もある。

ドジャース・カーショー投手、3000奪三振を支えたキャリア晩年の働き方
米大リーグで18年目の37歳の投手が大記録を達成。キャリア最終章での活躍は、私たちにも参考になる。自分を磨き、家族や社会に貢献することが重要だろう。

「独身税」が炎上、子持ち論でバトル 会社には決して言えない双方の悲鳴
「独身税」に対し独身者や子育てを終えた世代が反発。職場の女性の悲鳴は以前より深刻化しているようだ。SNS社会の「正解」が女性のストレスを助長している。

「65歳切り」が続々 健康で優秀な人材を簡単に切り捨てる日本企業
70歳雇用が努力義務化され、企業が動き始めている。だが、依然として65歳で雇用を打ち切る例も多い。実年齢にこだわる日本。世界の潮流から遅れている。

組織は平気で人を殺す 大川原化工機えん罪事件と「森友文書」2回目開示
組織を巡るえん罪事件に関する2つの動きがあった。なぜ「人」が組織に命まで奪われてしまうのか。組織の暴走を防ぐにはトップには「正直さと勇気」が必要だ。

真価問われる小泉農水相のリーダーシップ カオスの先で待ち受ける落とし穴
「米騒動」でリーダーシップを発揮する小泉進次郎農水相。「カオス的な状況」の先には「複雑な状況」がある。最終的に問題を解決できるか、リーダーの真価が問われる。

安易に就職し、すぐに離職する新卒社員 企業は仕事の面白さ伝えて
学生の4割が安易に就職先を決めているという記事を目にした。そのためか、簡単に辞めてしまうという声も企業から聞かれる。社員の帰属意識が高いかどうかが問題解決の鍵だ。

黒字でも繰り返される企業のリストラ 残された社員の気持ちも考えて
黒字のパナソニックHDが1万人の人員削減を発表。日産自動車は経営再建のため2万人の人員削減を予定。リストラは退職者だけでなく残った社員にも禍根残す。

社員の4割が「孤独」 消えた会社の包容力と孤立死する若者たち
2025年4月、国が「孤立死」に関する全国推計を公表。若者の孤立死の割合の高さに衝撃を受けた。職場での孤立を防ぐには周囲の社員の積極的な声がけが求められる。

タレント社外取締役、大企業で相次ぐ 目的は「株主を喜ばせるため」
エービーシー・マートが女性タレント2人を社外取締役に。タレント社外取締役は、いまだ大企業で相次ぐ。それ自体、必ずしも悪いことではないが、「お飾り」「広告塔」という批判もある。さらには「女性の視点が必要」という古い考えや接待目的もうかがえる。
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