米女子ゴルフツアー「FM選手権」最終日(8月31日=日本時間9月1日、マサチューセッツ州ノートンのTPCボストン=パー72)、23位から出た山下美夢有(花王)が7バーディー、1ボギーの66と伸ばし、68で回った畑岡奈紗(アビームコンサルティング)とともに通算13アンダーで7位に入った。

 山下は優勝したメジャー「AIG全英女子オープン」以来、4週ぶりとなる実戦。全英女王らしいプレーを見せた。3番でボギーを叩いたが、5番をバーディーで取り返し勢いに乗ると後半はバーディーラッシュ。日本人最上位のトップ10入りを果たした。

 山下は中継局のインタビューに「今日は比較的ショットも安定していたし、いい距離も入ってくれてスコアを伸ばすことができたのでいいラウンドができた」と振り返った。また全英を制した後とあって「優勝する前はちょっと、ティーグラウンドに立った時に不安だったり、そういう気持ちが少しあったのかなと思いますが、優勝してからは自信にもなったし、落ち着いてプレーに集中できている。その辺がスコアにもつながってくれている。引き続き、直さなければいけないところはしっかり見直して、またいいラウンドできるように頑張りたい」と、気持ちの変化も口にした。

 6バーディー、2ボギーの68で回った畑岡は18番をバーディーで締めガッツポーズも見せた。「今日もパッティングの調子も良かったしアイアンも4日間の中で一番良かったので、しっかり伸ばして終われてよかったです」と語った。