〝演歌の王子様〟こと歌手・辰巳ゆうとが7日、千葉・柏市の三協フロンテア柏スタジアムでスペシャルライブを開いた。

 昨年5月にリリースした第8弾シングル「迷宮のマリア」が、今季からサッカーのJリーグ・J1柏に所属の垣田裕暉の応援歌の原曲になっていることがきっかけで、同ライブの開催が実現した。

 この日はルヴァンカップ準々決勝第2戦、柏 vs 横浜Mの一戦が行われた。試合前に柏のユニホームを着用してピッチに立った辰巳は、大勢のサポーターたちが見守る中、新曲「運命の夏」を歌った後、「迷宮のマリア」(垣田選手応援歌バージョン)を披露。「垣田選手の活躍を僕も願っておりますので、今日は『マリア』ではなく、『カキタ』の応援で歌わせていただきます」と言って、サビの部分を「カキタ カキタ 俺のこの胸に」と置き換えて熱唱し、観客席からは大きな声援が送られた。

J1柏の垣田裕暉(左)と記念撮影する辰巳ゆうと
J1柏の垣田裕暉(左)と記念撮影する辰巳ゆうと

 歌い終わって「めちゃめちゃ気持ちよかったです。ふだん、なかなかこうやって歌う機会がない中で、ずっと夢を見ているような、ゲームの中に飛び込んで見ているような気持ちで歌っていました」と興奮気味に感想を語った。

 垣田の応援歌に使われているのは今年2月からで、辰巳は「レイソルのサポーターの皆さんが、数ある曲の中から『迷宮のマリア』を垣田選手の応援歌に選んでくださったそうで、それを初めて知った時はすごくうれしかったです。僕自身も野球をやったりしてスポーツが大好きなので、自分の曲がスポーツの応援歌になるのは夢の一つでした。垣田選手にはこの応援歌の『迷宮のマリア』でさらに頑張っていただきたい」と熱いエールを送った。