中国では、ゲーム・マンガ・アニメを中心とした「二次元文化」と呼ばれるサブカルチャーのファン層が年々拡大している。日本で言うところの「オタク文化」に近い存在だが、中国ではそれに対するネガティブなイメージは比較的少ないようだ。 中国SNS大手の微博(Weibo)が発表した「2025年汎二次元内容生態研究報告」によれば、二次元ファンの数は5億人に達するとされている。こうした背景を受けて、日本のコミックマーケット(コミケ)のように、二次元に特化した同人イベントも中国各地で盛んに開催され、高い人気を集めている。 近年では、日本など海外発コンテンツに加え、中国国内で制作された人気コンテンツも台頭し、ファン層の年齢が徐々に高まるといった変化も見られる。こうした背景のもと、中国の二次元ファンイベントの運営や内容に変化が起きている。 中国、アニメ・ゲームのグッズショップが急増もすぐにバブル崩壊した理由とは
