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中世ペルシア風の異世界を舞台に、王太子アルスラーンと仲間たちの活躍と成長を描いたファンタジー小説『アルスラーン戦記』(著:田中芳樹)。その壮大な世界観を、西洋史を専門とする研究者が読み解く! 仲田公輔 岡山大学 文学部/大学院社会文化科学学域 准教授。セント・アンドルーズ大学 歴史学部博士課程修了。PhD (History). 専門は、ビザンツ帝国史、とくにビザンツ帝国とコーカサスの関係史。1987年、静岡県川根町(現島田市)生まれ。 東ローマ(ビザンツ)があの有名小説家の作品に!? 以前インタビューを受けた際に、東ローマ(ビザンツ)史を専門とする私自身の専門に近いところをモチーフにした作品があればぜひ扱ってみたいとコメントしたことがある。言っておいて、果たしてそんなマイナーなトピックを扱っているものがあるのだろうかと思っていたのだが、あまりに有名な大作で扱われているのを見落としていた。
漫画・アニメ・ゲーム等の「中世風ファンタジー」の物語を、歴史の専門家の目線から読み解き、見どころを解説するシリーズ連載『〝中世ヨーロッパ風〟ファンタジー世界を歴史学者と旅してみたら』。著者の仲田公輔氏へのオンラインインタビューの模様を動画でお届けする。 今回は、シリーズ第1弾で扱った『葬送のフリーレン』について印象に残ったことや、専門の研究との関連について語ってもらった。(第1回/全3回) 動画内容(再生時間:11分31秒) 連載で扱う作品として『葬送のフリーレン』を選んだ理由は? 歴史の専門家として読んで、印象に残ったことや気づいたことは? 専門家からすると斜に構えて見てしまう……ということはない? 研究の専門分野は、連載記事に関連しているところはある? ……等
中世ヨーロッパ風の架空世界の経済活動に光を当て、狼の化身ホロと青年行商人ロレンスの旅を描いたライトノベル作品『狼と香辛料』シリーズ(著:支倉凍砂)。その奥深い世界観を、西洋史を専門とする研究者が読み解く! 仲田公輔 岡山大学 文学部/大学院社会文化科学学域 准教授。セント・アンドルーズ大学 歴史学部博士課程修了。PhD (History). 専門は、ビザンツ帝国史、とくにビザンツ帝国とコーカサスの関係史。1987年、静岡県川根町(現島田市)生まれ。 ロレンスと商人たちのネットワーク 『狼と香辛料』の主人公である商人ロレンスは、ローエン商業組合に所属する行商人である。こうしたネットワークを形成した商人の活動には明確なモデルが存在する。 前述の『狼と香辛料の全テ』には「現実世界と『狼と香辛料』の世界」というコラムがあり、ここで商人たちの活動のモデルは、「ハンザ同盟」であると言われている。 ハン
中世ヨーロッパ風の架空世界の経済活動に光を当て、狼の化身ホロと青年行商人ロレンスの旅を描いたライトノベル作品『狼と香辛料』シリーズ(著:支倉凍砂)。その奥深い世界観を、西洋史を専門とする研究者が読み解く! 仲田公輔 岡山大学 文学部/大学院社会文化科学学域 准教授。セント・アンドルーズ大学 歴史学部博士課程修了。PhD (History). 専門は、ビザンツ帝国史、とくにビザンツ帝国とコーカサスの関係史。1987年、静岡県川根町(現島田市)生まれ。 はじめは勉強のモチベーションとして…… 2005年に電撃小説大賞銀賞を受賞した支倉凍砂『狼と香辛料』が今年2024年、再びアニメ化されて話題を呼んでいる。 私はこの作品には思い入れがある。私が持っている『狼と香辛料 I』は2008年刊行の第21版である。この頃はちょうど、私が大学3年次に専攻を西洋史に決め、西洋中世史の演習(ゼミ)に出始めた時期
2024年6 月にシンクロナス(SYNCHRONOUS)にてスタートして連載「〝中世ヨーロッパ風〟ファンタジー世界を歴史学者と旅してみたら」。執筆者の仲田公輔氏(岡山大学文学部/大学院社会文化科学学域准教授)に、創作と歴史学の関係、歴史学が果たす役割等について、3回にわたり伺った。 【第1回から読む】漫画ゲームからフィクションと歴史学の関係を考える 【葬送のフリーレン編】連載の詳細はこちら 仲田公輔 岡山大学 文学部/大学院社会文化科学学域 准教授。セント・アンドルーズ大学 歴史学部博士課程修了。PhD (History). 専門は、ビザンツ帝国史、とくにビザンツ帝国とコーカサスの関係史。1987年、静岡県川根町(現島田市)生まれ。 なぜ、日本人が「西洋中世」を研究するのか ――今回は、専門分野について詳しくお聞きしたいと思いますが、そもそもなぜ研究者という仕事を選んだのでしょうか。 仲田
岡山大学 文学部/大学院社会文化科学学域 准教授。セント・アンドルーズ大学 歴史学部博士課程修了。PhD (History). 専門は、ビザンツ帝国史、とくにビザンツ帝国とコーカサスの関係史。1987年、静岡県川根町(現島田市)生まれ。 >>著者詳細 【葬送のフリーレン編】連載の詳細はこちら 剣と魔法のファンタジーにおける「王侯貴族」 さて、本邦における剣と魔法のファンタジー世界が「昔のヨーロッパ風」という緩やかな共通項を持ちつつも多種多様な世界観を持っているとはいえ、いくつか共通している要素もある。 その代表的なものの一つが君主の存在である。 多分に漏れず、『フリーレン』の世界も王侯貴族たちが治めている。物語の最初に登場する「王都」を治める王の領地を始めとする中央諸国と、「伯爵」の称号を持つ領主や、「帝国」などが存在している北側諸国、そしてフリーレンの弟子フェルンの出自がある南側諸国の存
岡山大学 文学部/大学院社会文化科学学域 准教授。セント・アンドルーズ大学 歴史学部博士課程修了。PhD (History). 専門は、ビザンツ帝国史、とくにビザンツ帝国とコーカサスの関係史。1987年、静岡県川根町(現島田市)生まれ。 >>著者詳細 【葬送のフリーレン編】連載の詳細はこちら 「中世ヨーロッパ」のイメージと言えば? 西洋中世に関連する分野を研究する者として、専門外の方々に「西洋中世にどのようなイメージを持っているか」という質問をすることがよくある。すると、大きく分けて相反する2つの答えが返ってくる。 一方は、総じてポジティヴな中世イメージだ。華やかで、貴族たちが舞踏会に興じ、壮麗な建造物が街にあふれかえるような様相である。 他方でネガティヴなイメージを抱いている人も少なくない。宗教に支配された世界、硬直化した社会、戦乱が相次ぎ、人々は飢饉や不衛生に苦しんでいる、といったもの
日本最大級の小説投稿サイトである「小説家になろう」。ここに投稿された作品から、数多くのヒット作が生まれています。書籍化を始め、漫画化やアニメ化に至る作品もあり、今や「作家デビュー」へのひとつのルートになっているとも言えます。 今回の「小説家のお仕事の裏側」では、「小説家になろう」を運営する株式会社ヒナプロジェクトへの取材を行いました。小説家・額賀澪さんによる取材レポートをお届けします。 【前回】史実に基づいた小説を書くための調査・取材の方法は?「幻の箱根駅伝」を描く『タスキ彼方』インタビュー【小説家のお仕事の裏側】 2023年11月某日、私はシンクロナスの担当と一緒にオンライン取材に臨んでいました。 取材先は、皆さんもきっとよくご存じの小説投稿サイト「小説家になろう」を運営している株式会社ヒナプロジェクトです。 「小説家になろう」を取材しよう 皆さんは「小説家になろう」というサイト名を見て
【質問抜粋】 ・改めて移籍の経緯を教えてください ・シュツットガルトへの思いも強かった? ・シュツットガルトのチームメイトたちの反応は? ・「監督が厳しい評価」と大きなニュースになりましたが… ・注目度の高いクラブで批判も付きまとうけど…? ・プレミア仕様に変えなきゃいけないと感じることは? ・慣れるだけでなく「知ってもらう必要」とは? ・年齢的にも「即戦力」としてプレーも求められているのでは? ・1対1で剥がされるシーンがクローズアップされ、スピードが遅いとも言われるけどどう思っている? もともと移籍の線引きははっきりしていた ――いろいろなところで既に報じられていますが、改めて移籍の経緯を教えてください。 遠藤航(以下、遠藤) 本当に急でしたね。もともとどこからかオファーがあるかもしれない、みたいな話は代理人から聞いていたのですが、現実としては「クラブにオファー」が来ないと何も始まらな
データのプロが教える〝データの見方〟 「データ」って結局、どうやって人生に、ビジネスに、社会に生かせばいいの? 大事なことは「データの分析」です。 でもそれが一番難しい……。 今回は、「データ分析」力を身につけるために、データサイエンティストでありマーケターの肩書きも持つ松本健太郎さんにお越しいただき、基本的なデータの見方について教えていただきました。 ちなみに「データ分析」をもとに仮説や検証を行うデータサイエンティストという職業は「21世紀で最もセクシーな職業である」と言ったのはGoogleのチーフエコノミストです(2009年当時/NYタイムズ)。 松本さんは「データ分析」は、文系、理系関係なく学ぶべき学問であると言います。 ということで、全4回にわたって基本的なデータの扱い方から仮説検証のやり方まで徹底的に解説いただきます! 【動画内容】 再生時間:21分33秒 データの裏側【4】<#
TOP 著者一覧 岡崎慎司 Dialogue w/ (ダイアローグウィズ)~世界への挑戦状 【佐伯夕利子×岡崎慎司】海外から見た日本のスポーツ現場、衝撃的だった「残念ながら、あれが普通です」の一言 写真:getty 文/林貴代子 日本サッカーに「ハラスメント」はあるのか? ハラスメントは大きな社会課題だ。なかでも、スポーツの現場における「ハラスメント問題」は、たびたび話題になる。 ハラスメントといっても、暴力・暴言・パワハラ・セクハラ・差別など、その種類は多岐に渡る。 例えば、日本スポーツ協会「スポーツにおける暴力行為等相談窓口」に寄せられた相談件数の推移を見ると、「ハラスメントを受けた」と感じている選手は一定数存在し続けている。 ■日本スポーツ協会「スポーツにおける暴力行為等相談窓口」に寄せられた相談件数推移参照:日本スポーツ協会「スポーツにおける暴力行為等相談窓口」に寄せられた相談件数
【徹底検証】森保ジャパンの「穴」を探せ!/3-4-3はW杯本大会のメインではない/サウジ戦は日本対策のヒントを与えた/ 森保監督が苦手な作業は「積み上げ」
内田篤人の著書『ウチダメンタル』が話題を呼んでいる。アスリートにおけるメンタルの強い人、弱い人はだれか? そんな問いに「その考え方はしっくりこない」と言った訳とは? 「誰がメンタル強く見えます?」への答え メンタルの上下、その抑揚(振れ幅)を抑える──簡単にいえば、それがウチダメンタルの根幹だ。それができる人って〝心の幹が太い〟んだろうと思う。 メンタルはどうしても、「強い」「弱い」みたいな話が主流になる。僕も現役中によく聞かれた。どうやったら「メンタルが強くなれますか?」って。 逆にメンタルが強く見えるのは誰ですか? って聞くと、決まって挙がるのが「本田圭佑さん」。「長谷部誠さん」とか「遠藤保仁さん」と言う人もいたかな。ちなみに、僕も強く見られているらしい。 イメージとしては理解できるけど、あんまりしっくりこない。 強弱でわけると、強い人が良くて、弱い人が悪い、みたいな感覚があるからだ。
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