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「若いときには若すぎて、年老いてからは老いすぎて・・・」。 いつ、どこで聞いたのだっけ。ごく単純なことがいまさら身 にしみる。好機はいつだって逸せられる。好機は、つまり、 ない。 戦争構造はますます明確になりつつある。報道は当局の言うが まま。思惑のまま。メディアがさらに〝挑発〟を煽る。報道は かつてと同様に、あまりにも浅はかだ。 本州を通り越して無遠慮な弾道ミサイルが飛んでいく。なんとか アラームが鳴る。号外がでる。またぞろ敵基地先制攻撃が唱えら れる。リアルなはずの出来事がリアルではなく、どこか滑稽で バカバカしく、ちょっとシュールなのはなぜだろう。 将軍様、やるならちゃんと××を狙え!人民を撃ってはならぬ。 北朝鮮の身になれば、米日韓の軍事挑発こそ恐怖であろう。而して 戦争は大いにありうる。犬たち、猫たちのほうが人より数万倍も賢 い。まちゃこもくーちゃんものんちも福ちゃんも悟空も、高
(01/06)予めの存在ーー震え (01/05)手 (01/02)安っぽさへの献身 (01/01)金魚 (12/31)雪の夜 (12/31)〝毛皮用キツネ〟の眼 (12/31)病院爆撃 (12/30)水 (12/30)12月30日・・・気配と暮らす (12/29)他者を起点とする・・・
○青黒い影たちが歩いている、一列になって、ゆっくりと・・・ つい1月か2月に会って話し込んだ友人、知人が、いま影となり、 向こう岸を一列になって蹌踉と歩いている。最後尾に加わろうと する。ただ哀しいのではない。悔しいのでもない。なにか、 「落ち度」がこちらにあるように思われるのである。厳然と、そ れはそうなのだ。最後尾に加わろうと駆けよる。慌てて・・・。 明日のことは思わない。今日だけ、いま在るだけのことを思う。 向こう岸の列が、うるむ。瞬く。 ビルケナウという到達点にすでに到達したのに、再び到達しようと している。
○これほど哲学的時代はあったか? スナがほとんどのことをテキパキとやってくれた。スナは疲れた顔を していた。人は病んでいる。わかりきったことだ。満遍なく病んでい る。あまねく病んでいる。となれば、病んでいないのと同じだ。が、 ほとんどすべてが深く病んでいる。深すぎて、あまりに深くて深さが わからない。 「すなわち死がさまよい、思考が消滅し、起源の約束が無限に後退し てゆくあの領域・・・」についに達したのだ。もはや屈辱はない。屈辱以 外のなにものも存在しないのだから。犬が荒野をあるいてゆく。一回 立ち止まり、また歩きだす。
(08/28)「水平線」のこと (08/28)タブッキ (08/27)水 (08/25)影 (08/24)発狂の気味 (08/22)梁 (08/20)階級闘争 (08/20)炎熱限りなし (08/15)地滑り (08/14)河
○『言葉と物』 人間とは、フーコーによれば、「奇妙な二重体」なそうだ。 経験的=超越論的二重体。うつしみの現前。なんとなくそう かなとおもふ。 プーチンは泣き虫だ。涙もろい。よさげだが、その情緒がヤバい。 こちら安倍晋三は軍事費につき「2023年度は当初予算で6兆円程度 を確保すべきだ」と言う。安部も泣き虫だ。好戦的情緒派。 アホの晋三は敵基地攻撃能力を保有せよとアジり「(攻撃対象を) 基地に限定する必要はない。向こうの中枢を攻撃することも含むべ きだ」だという。中枢攻撃!?シンゾー君、あんたひとりでやんな さい。あるいはウラジーミルとともに。 戦争の時代にはアホどもがおもいきり飛び跳ねる。大衆は狂う。「幸 せ」になる。「戦争は伝染する」と言ったのは誰だったか。
○世界の像的性格 もう、たいていが若い。信用できない。ゼレンスキーだって。 薄く軽く、奥行きがない。厚みに欠ける。老人も痴呆化してい る。よこしまというのではない。強欲ともちがう。悪鬼ともち がう。一言で言えば、あほくさい。そいつらが大まじめにすべ きではない戦争をしている。戦争構造はもはや手に負えないほ ど拡大している。 〈存在者は対象の位置に立ち、そうしてはじめて存在するという 刻印を受けとる〉
○最近もっとも興味ぶかかったこと 不思議なことに、2017年のロング・インタビューでプーチンは オリバー・ストーン監督をぞっこん気に入った様子である。 Oliver Stones :The Putin Interviewsはじつにおもしろい! オリバー・ストーンもプーチンに魅入られているようすだった。 4部ぜんぶをみた。アマプラ。屍体の画像が修正なしででてくる。 怖気を震う。 プーチンはスターリニストである以上に敬虔なロシア正教徒なのだ。 あるいは、スターリニスト兼ロシア正教徒か。 時とともに物事がおそろしく単純化されていく。「善」と「悪」の 子供じみた2分法。戦時の暗愚がいとどに熟れる。 ラズロ・ベネデク監督『セールスマンの死』。
○ゴルゴ13 プーチンをやるならテロは許される。バスに同乗したおっさんが 言っていた。「ゴルゴ13にやってもらえばいい」。プーチンはしか しロシアではそれなりの支持率という。「第3次世界大戦」「米ロ核 戦争」を面白おかしく語る者たちがいる。戦争狂が明らかに増えてい る。だれも9条を言わない。わたしは『Q』を書く。アイマスクをして 寝る。目玉のところが凹んだ大きなアイマスク。スナ、動物病院。赤外 線治療。
○で、9条を変えろというのか !? 時勢にあおられて改憲をかたる輩が増えている。待ってました と言わんばかりに。戦火にアホなオツムを刺激された好戦派が 軍備拡張、核武装を語っている。冗談ではない! 鼻の下に汚らしいpubic hairを生やした自衛隊あがりのおっさん が自民党の外交部会長だって?ニタニタ笑って戦争を弁じるのは やめろ。陰毛を顔に生やすのはよくない。 9条死守。それがいい。それでよい。 浅田彰がテレビでしゃべっていた。もっとマシかと思っていたが つまらなかった。落ち着きのないチビ。ひとりで逃げろよ。
○ニューズウィーク核戦争特集 見出しは「非核戦争はいつ核戦争に変わるのか──そのときプーチンは 平然と核のボタンを押す」。すべてはプーチンのせいか。深層の破滅願 望。砕かれる世界。「たんに存在することの容赦のなさ」。サルトルは いまいない。明日もいない。「人間」の破綻。共同体の構造的掟。とで もいうべきもの。暴力の回帰的性格。マルクス主義といふオプティミズ ム。途方もない楽天主義。 「・・・もはや悪も善行も感じられず、自らなした禍にさえ喜びを覚えぬ」
○戦争狂たち ウラジーミル・プーチンはもはや病的戦争狂だが、米国=善、 ロシア=悪の図式は幼稚に過ぎる。米国のイラク侵攻、アフガ ン侵攻には道理があったのか。クラスター爆弾、燃料気化爆弾、 巡航ミサイルを落としたいだけ落とした米国は戦争犯罪者では なかったか。 そして、またぞろ安倍晋三。米国の核兵器を自国の領土内に配備 する「核共有」政策について、日本でも議論すべきだという。 お友だちプーチンにかつて日本刀を贈った安倍も、じつにお粗末な 病的戦争狂である。 ウクライナ侵略報道には、戦争報道の例にもれず、奇妙なブレと ゆがみがある。精神に正確に現れることのない闇と幻想。
○「革命」の経験 「ひとたび革命を経験した社会の住人は他の地域の者が 憧れておとずれても、意外な違和感を覚えずにはすまさ れない、ある暗さをもっているものである」(高橋和巳)。 怪しげな「ロシア専門家」たちがいいかげんなことを訳知 り顔でしゃべくっている。かれらのうちだれひとりとして このたびの侵略を予言した者はいない。 1956年のハンガリー事件を想う。死傷者1万数千、約20万人 の亡命者。ナジ・イムレは捕えられ、58年に処刑された。 27日の読書会でもウクライナ侵攻にかんする意見がでること だろう。https://bungakureport.wixsite.com/1937
○ゾシマ長老 「ヨーロッパ では民衆がもはや 力 をもって富者に立ち向い、 民衆の指導者はいたるところで 民衆を流血 に導き、彼らの怒り が正当であることを教えている。 だが、『 その怒り は、残酷な るがゆえに、呪 わるべき』 ものだ。」 だろうか? ゾシマ長老の長広舌はごく常識的でハンドウ的でもある。だが、屍体が 腐臭をはなったというのがすばらしい。 吉本隆明さんのことを書くよう依頼があった。受けた。 スナはけふも一生懸命はたらいている。
(09/01)水平線 (08/28)「水平線」のこと (08/28)タブッキ (08/27)水 (08/25)影 (08/24)発狂の気味 (08/22)梁 (08/20)階級闘争 (08/20)炎熱限りなし (08/15)地滑り
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○スナ来る グチを言う。犬と聞く。フォルダーをつくってもらう。癲癇の 話をする。もしもスメルジャコフがいなければ、カラマーゾフ はおもしろくない。マック東口店満員。この世はグチにさえ値 しない。フョードル・パーヴロウィチ・カラマーゾフは殺され なければならないほどの人間だろうか。ダブルチーズバーガー で胸やけ。目を洗う。点眼ばかりしている。Y.Yは声が深い。声 は実体の半分をしめる。声は圧倒的なのだ。点眼薬は高価なもの である必要はない。
(09/03)カタツムリ (09/03)室内 (09/01)水平線 (08/28)「水平線」のこと (08/28)タブッキ (08/27)水 (08/25)影 (08/24)発狂の気味 (08/22)梁 (08/20)階級闘争
○『弱い思考』 ジャンニ・ヴァッティモ/ピエル・アルド・ロヴァッティ編著。 スナがきてPCのことをやってくれた。ジェネリックは1~3日 でつくらしい。意地だな。広告と広告にはさまれたごく狭い空間 で生かされて、なにがおもしろいものか。「パンと見世物」はカ ラマーゾフにもでてくる。笑える。カラマーゾフの法廷問答はな かなかのものだな。あの弁護士も聞かせる。1870年代からいった いなにが深まったというのか。
(09/05)灯台へ (09/03)カタツムリ (09/03)室内 (09/01)水平線 (08/28)「水平線」のこと (08/28)タブッキ (08/27)水 (08/25)影 (08/24)発狂の気味 (08/22)梁
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