ruby-dev

なかだです。

At Sun, 3 Feb 2008 17:33:54 +0900,
Tadayoshi Funaba wrote in [ruby-dev:33575]:
> それはどうですかね。Numeric#floor の実装は、ぜんぜん一般的な解決になっ
> てないんですよ。rational では、別途実装すべきです。ruby では、抽象クラ
> スで、プロトコルなりインターフェイスを示すということもないので、Float 
> でしか意味のないものを Numeric に置いておく必要はないと思います。
> 
> floor だけじゃないですよ。truncate、ceil、round も同じです。

Float固有のものはすべてNumericではなくFloatに、ということですか。
それは納得です。

> > RationalやComplexの組込みは、リテラルも含めてまぁいいんじゃない
> > かと思うのですが、mathnはどうでしょうねぇ。少なくとも、//演算子
> > にはいささか抵抗を感じます。たとえば string.split // などという
> > ものがsyntax errorになってしまうこととか。
> 
> まあ、簡単に ruby に採用されないようだがら、こういうものを作ってみたわ
> けですけど、実際には、たいした影響はないように感じています。// 自体は、
> Smalltalk や Python にもあるので、新奇なものでもないですし。

Pythonだと//はintじゃなくてfloatを返すようですね。

あと、//=が未対応のようです。

> 文法上の課題としては、括弧のあつかいのほうがデカいので、むしろ、引数の
> 括弧省略を止めてもいいと思います。

括弧省略自体は止めるわけにはいかないと思いますが、もう少し整理で
きるのではないかと思います。


--- parse.y~	2008-02-02 13:47:15.000000000 +0900
+++ parse.y	2008-02-03 17:57:07.000000000 +0900
@@ -4259,21 +4259,22 @@ yylex()
 	    return tOP_ASGN;
 	}
+	if (c == '/') {
+	    if ((c = nextc()) == '=') {
+		yylval.id = tIDIV;
+		lex_state = EXPR_BEG;
+		return tOP_ASGN;
+	    }
+	    else {
+		pushback(c);
+		return tIDIV;
+	    }
+	}
 	pushback(c);
-	{
-	  int c2;
-
-	  if ((c2 = nextc()) != '/') {
-
-	    pushback(c2);
-	    if (IS_ARG() && space_seen) {
-	      if (!ISSPACE(c)) {
+	if (IS_ARG() && space_seen) {
+	    if (!ISSPACE(c)) {
 		arg_ambiguous();
 		lex_strterm = NEW_STRTERM(str_regexp, '/', 0);
 		return tREGEXP_BEG;
-	      }
 	    }
-	  } else {
-	    pushback(c2);
-	  }
 	}
 	switch (lex_state) {
@@ -4283,8 +4284,4 @@ yylex()
 	    lex_state = EXPR_BEG; break;
 	}
-	if ((c = nextc()) == '/') {
-	    return tIDIV;
-	}
-	pushback(c);
 	return '/';
 


-- 
--- 僕の前にBugはない。
--- 僕の後ろにBugはできる。
    中田 伸悦