ことリハのブログ

コミュニケーション障害でお困りの方に、オンラインでリハビリを提供しています🍀

脳梗塞が起こりやすい血管はどの血管なの?

今回は、脳梗塞が起こりやすい血管についてお送りします。

皆様の参考になれば幸いです。

 

脳梗塞の60~70%は中大脳動脈の梗塞>

心臓から分岐して脳に向かう血管には、主に内頚動脈と椎骨動脈の2本の動脈があります。

そのうち内頚動脈からは、「中大脳動脈」と「前大脳動脈」の2本が分岐します。

中大脳動脈は主に前頭葉の外側、頭頂葉の外側、側頭葉の脳細胞に血液を供給します。

中大脳動脈に狭窄や閉塞が起こると前頭葉頭頂葉の一部や側頭葉の機能を障害し、各症状が現れます。

 

<中大脳動脈梗塞でみられる症状>

意識障害

片麻痺(上肢に強い)

・半身の感覚障害(上肢に強い)

失語症

・失読失書(読み書きだけができなくなる)

・失認・失行

半側空間無視

・ゲルストマン症候群

同名半盲      など

*すべての症状が現れるわけではありません

 

失語症でお困りの方やリハビリを受けたい方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい。

 

脳出血が起こりやすい場所ってどこ?

今回は、脳出血が起こりやすい場所についてお送りします。

皆様の参考になれば幸いです。

 

脳出血の好発部位1位は「被殻」>

脳出血が起こりやすい場所トップ5は以下の通りです。

1.被殻

2.視床

3.橋

4.小脳

5.大脳皮質下

 

被殻視床の損傷で失語症になることも>

一般的に失語症は言語中枢とその周辺の損傷で起こることが多いのですが、言語機能との関係性が解明されていない被殻視床の損傷でも失語症になることがあります。

被殻視床の損傷で起こる失語症は、代表的な失語症のタイプとは異なります。

その方の失語症の特徴に合ったリハビリを受けることが大切です。

 

失語症でお困りの方やリハビリを受けたい方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい♡

 

右脳損傷後のコミュニケーション障害 「 会話に集中する力の低下」とは⁈

今回は、右脳損傷後にみられるコミュニケーション障害の一つ「会話の集中する力の低下」についてお送りします。

脳損傷後にみられることがあるコミュニケーション障害について、皆様にご理解いただけますと幸いです。

 

<会話に集中する力の低下>

会話を続け、話の内容を十分に理解するには、一定の注意力を保つ必要があります。

脳損傷の方は注意障害を発症することが多く、注意が低下すると、会話に集中することが難しくなることがあります。

そのため、会話の途中で他に注意が向いたり、話の内容を十分に理解できなかったり、自分勝手な解釈をしてしまうことがあります。

 

<会話に集中する力の低下でみられる症状>

・会話の途中で別のことが気になりだしてしまうことがある

・会話の全体を理解できず、自分が聞き取った部分だけで話を判断してしまうことがある

・相手の話を最後まで聞かずに自分が話し出してしまうことがある

・相手に質問された内容と微妙にずれた返答をしてしまうことがある

 

脳損傷にコミュニケーション障害でお困りの方、リハビリに取り組みたい方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい☺

 

右脳損傷後のコミュニケーション障害 「 抽象語の理解の低下」 とは?

今回は、右脳損傷後にみられるコミュニケーション障害の一つ「抽象語の理解の低下」についてお送りします。

脳損傷後にみられるコミュニケーション障害について、皆様に知っていただけますと幸いです。

 

<抽象語の理解の低下>

脳損傷の方は、失語症を発症することは稀なので、一般的には単語の理解に低下はみられないのですが、右脳損傷の方で、抽象語の理解が困難になる場合があるとの報告があります。

また、具象語(具体的な言葉)の理解にも低下がみられる場合もあるとの報告もあります。

いずれも、その原因については、まだ結論が出ていないようです。

 

<抽象語の理解の低下でみられる症状>

・抽象語が出てきた話の内容が十分に理解できないことがある

(例:「何か消化に良いものが食べたい」と言われても理解が難しいなど)

・抽象語の解釈を間違えてしまい、話の内容を誤って理解してしまうことがある

・抽象語を使うことが苦手になる

・抽象語の使い方を誤ってしまうことがある  など

 

コミュニケーション障害でお困りの方や、リハビリを受けたい方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい☺

 

右脳損傷後のコミュニケーション障害 「ポイントを押さえてまとめる力の低下」とは⁈

今回は、右脳損傷でみられるコミュニケーション障害の一つ「ポイントを押さえてまとめる力」についてお送りします。

脳損傷後にみられるコミュニケーション障害について、皆様に知っていただけますと幸いです。

 

<ポイントを押さえてまとめる力の低下>

脳損傷の方は、長い話になると話の細部にこだわってしまい、内容の重要なポイントをつかんで理解したり、言いたいことをまとめることが困難になることがあります。

長い話の理解や表出においてポイントを外してしまい、内容を系統的にまとめることができないためと考えられています。

これには、右脳損傷でよくみられる注意障害も関与していると考えられています。

 

<ポイントを押さえてまとめる力の低下でみられる症状>

・話の中で大切なポイントに気付けないことがある

・自分が気になった部分だけにこだわることがある

・相手が、双方が周知のことを省略して話すと、理解ができないことがある

・話したいことが沢山あると、順序立てて話すことができないことがある

・唐突に話を始めたり、説明が不十分で相手に伝わらないことがある

 

脳損傷のコミュニケーション障害でお困りの方や、リハビリを受けたい方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい☺

 

右脳損傷後のコミュニケーション障害 「推論する力の低下 」とは⁈

脳損傷後のコミュニケーション障害の一つ「推論する力の低下」についてお送りします。

脳損傷後の方に起こりうるコミュニケーション障害について、皆様にご理解いただけますと幸いです。

 

<推論する力の低下>

コミュニケーションをスムーズに展開していくためには、相手が話している内容や表現方法から話し手の本当の意図を推論する力が必要です。

脳損傷後の方は、具体的なものに依存し、抽象化する力、推論する力に低下がみられ、意思疎通がうまくいかないことがあります。

また、ことわざや慣用句の理解も低下することもあります。

 

<推論する力の低下でみられる症状>

・辻褄の合わない話をされても気付けないことがある

・たとえ話が通じないことがある

・ことわざや慣用句を言葉通りに解釈してしまうことがある(例:会話の中で「猿も木から落ちる」と言われると、言葉通り猿が木から落ちた話だと解釈してしまうなど)

・相手の表情や態度、仕草などから気持ちや意思を読み取ることができないことがある

 

脳損傷にコミュニケーションでお困りの方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい。

 

右脳損傷後の コミュニケーション障害 「話し言葉の抑揚の障害」とは⁈

今回は、右脳損傷後のコミュニケーション障害の一つ「話し言葉の抑揚の障害」についてお送りします。

皆様の参考になれば幸いです。

 

話し言葉の抑揚の障害>

話し言葉の抑揚は、話の内容や話し手の意図を聞き手に伝わりやすくするために重要なものです。

右脳を損傷すると、話し方が平板になってしまう方がいます。

また、相手の言葉の抑揚を読み取れず、相手の意図を理解できなくなる方もいます。

脳損傷後にみられる話し言葉の抑揚の障害は、感情の平板化・鈍感化によるものと考えられています。

 

話し言葉の抑揚の障害でみられる症状>

・感情がこもっていないような平板な話し方になってしまう。

・相手の怒っている話し方、嬉しそうな話し方などの話し方(抑揚)から、相手の感情や意図を読み取ることができないことがある。

・みんなで楽しく会話している場面でも、あまり楽しそうに会話ができないことがある。

 

脳損傷後にコミュニケーションでお困りの方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい。