ドラゴンゲート5日の後楽園ホール大会で、オープン・ザ・ドリームゲート王者のシュン・スカイウォーカーが初防衛戦(17日・大田区総合体育館)の挑戦者・菊田円(25)に前哨戦でまさかのレフェリーストップでの敗北を喫した。
シュンは7月13日に王座を戴冠するも、菊田の裏切りにあい、所属していた極悪軍団「Z―Brats」を追放されていた。報復に燃えるシュンはこの日のメインで帆希と組み、菊田&ISHINと激突した。
序盤、菊田のパイプいす攻撃でいきなりシュンは伸びてしまうと、その間2対1の構図となったリング上でパートナー・帆希がピンチに陥る。しかし、復活したシュンが菊田に起死回生の顔面キックをお見舞いし、お返しのパイプイス攻撃で追撃。流れを引き寄せた。
一進一退の攻防が続くリングは、菊田が凶器の金づちを持ち込んだことにより混沌に陥る。背を向けたシュンを菊田はこっそりと狙うが、読んでいたとばかりに、逆に金づちを奪い攻撃に転じる。しかし、菊田のラリアートの前に凶器攻撃が通じずダウン。その後も追撃を食らってしまい、19分6秒でレフェリーストップが宣告された。
自身のことを「天」と称しているシュンはリング上で大の字に。菊田からは「情けねえ。おいシュン・スカイウォーカー、俺が強すぎてやっぱ雑魚と一緒じゃねえかよ。どこが天空なんだ、見てみろよ、お前が地べたで俺が上だよ。俺が今まで言ってきた意味がわかっただろ。地獄は今ここだよ」と唾を吐かれた。
意識を取り戻したシュンは降りかかる唾の中、不敵な笑みを浮かべ「もっとちょうだい。あ~気持ちいいなぁ、俺にはお前がやりたいことがわからない。だが、お前が行った天に唾する行為、その報いは必ず8月17日大田区で受けることになるだろう。今のうちにお天道さまに謝っときな」と挑発した。
決戦の地でどちらが地獄を見ることになるのか、注目だ。