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数年ぶりに、日常の中に「図書館」が戻ってきました。*1図書館から借りてきた本が家にあるというだけで、なんだかすごく落ち着きます。バーコードのついたよそ者の本。この感覚。図書館の文庫本が、私はとても好きです。ビニール保護された表紙はしっかりしていてかつ素直で、色々な人に借りられた本であればあるほど、くたりとしたページの一枚一枚が、当たり前のように軽やかにめくれる。1〜2時間勉強をして、閉館ギリギリに小説を物色してきました。そこで、ずっと敬遠していた本が、目にとまりました。『バッテリー』。バッテリー (角川文庫)作者: あさのあつこ出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2003/12メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 7回Amazon.co.jpで詳細を見るというわけで至極あっさりハマっています。クールで静かに生意気な天才ピッチャー、主人公の巧がかっこいいです。プライドの高い男の子は好き
平日は広告屋さん、土日は女の子のAgです。先日、飲み会の席で「最近流行のカップル割引だけど、学習塾の広告でやろうよ」と言ったら「もしそれが業界で流行ったら火付け役っていうか放火魔だよね!」と言われました。いいじゃない、カップル割引を口実に気になるあいつに声をかける女の子。「受験生だしそろそろ塾に行けって親に言われちゃって。なんか今、男子と女子で塾に入ると安くなるらしいんだよねー。……別に、あんたじゃなくても男子だったら誰でもいいんだけどね!」〜・〜・〜・〜・〜宣伝会議〜巻頭特集「名もなき個人の発言力 ソーシャルメディアは企業の脅威か」国内外のソーシャルメディアの現在と、それらを媒体とした企業広告の現在の特集です。 宣伝会議誌上ツイッター冒頭、関連ビジネスに携わっている25人の業界人(?)にソーシャルメディアにまつわる質問を投げかけ、「twitter」を模した140字以内の回答を集めています
2年前の記事がホッテントリになりました。ブクマコメントはすべて読ませていただきました。ありがとうございます。女の子たちが考える女の子の褒め方 - 銀色のホットカルピスあれから今まで、記事の内容について大きく修正したいと思う点はありませんが、今日は、今回この記事や記事へいただいたブクマコメントなどを通して考えたことを少し書きます。*1 先の記事は「褒め方」について書いたものですが……いや、「褒め方」について書いたものだからこそ、「褒める男性」にまつわるその他の面についてはほとんど言及していません。「褒められる側」のみの視点で「褒め方」を書いているからです。今回、記事への反応を見て、あのまとめがどれだけ「褒められる側のエゴ」のみで書かれているか、ということを改めて意識しました。その部分は、まさに2年前の私がまったく考えていなかった部分であり、同時にこの2年間で私が明確に意識し始めた部分です。「
女の子数人で話していて興味深かったのでUPします。「彼氏以外の男性から褒められて嬉しいところ」と「彼氏以外の男性から褒められて気持ち悪いところ」。そのボーダーについて*1。協議の結果→「女の子がさりげなく気をつかっている、かつ、“見せたい”と思っているところを褒める」のがベスト。で、「メイクとか、細かいことについて言われると引いてしまう」。+「ある程度アバウトに褒められるのがいい。具体的に指摘されるとちょっと…」。どういうことなんでしょう。私の大学の先輩で、女の子の褒めポイントが上手なプレイボーイが2名ほどいらっしゃるので(A先輩・B先輩としましょう)、その先輩方の過去の言動を思い出しつつ考えてみました。なかには「彼氏以外の男性に言われたら微妙」→1.「彼氏に言われるなら嬉しい」 2.「彼氏に言われても微妙」など、同じ台詞でも、デリケートな乙女心のシビアな審判が下る場面もあり(笑)。女の子
そんなしょーもない話を彼としていました。〜・〜・〜・〜・〜慎「どーなの、女の人的には」Ag「いーんじゃないですか、おかずにすれば」慎「いいんだw」Ag「だってそこにいる私とかどうせ私じゃないでしょ。セクシャルな要素で断片的に切り取られて妄想と曖昧なイメージでデコレイトされた私だからきっとそれ私じゃないし、と同時に私の中にそういう感じで切り取れる要素があるんだとしたらそれはなんとなく嬉しいことなのです」慎「女として意識されないよりはマシってこと?」Ag「……シンプルに言うと、そゆこと? あ、でもかれんみたいに怒る女の子もいるだろうから気をつけなねw」〜・〜・〜・〜・〜村山由佳「おいしいコーヒーの入れ方」シリーズに、こんなシーンがあります。気がついたときには、指が勝手に、週刊誌のそのページを破り取っていた。続いて、僕はそのヌード写真の顔の部分だけを裏側へ折り曲げ、首から下だけにした。なんだかと
好きです、と言う資格がほしいのです。イイ女になりたいなぁ、と思うのは、誰かに好きになってもらいたいからではなくて、誰かに好きだと言いたいからなのです。 「あいつに好かれてもそんな嬉しくないし」って思われたくないじゃないですか。憧れの彼にも愛しい彼女にも、好きだって言える自分でいたいのです。〜・〜・〜・〜・〜最近、ようやく仕事とプライベートの時間の使い方に対するスタンスが固まってきました。久しぶりに小説を読む時間と気力が持ててうれしいです。料理も始めてみたら結構面白いです。まだまだまだまだ不器用ですが。 日々の中のちょっとめんどくさいことの大半は、本気出せば全部10分で片付くんじゃないかと思い始めました。机の整頓も洗濯も食器洗いも。プリンタのインクを変えることもメールの返信も。朝起きて、熱くなったコテで髪を丁寧にくるくる巻くことも。お風呂上りのスキンケアも。休みの日のマニキュアも。 よーし、
リアルのゆくえ──おたく オタクはどう生きるか (講談社現代新書)作者: 東浩紀, 大塚英志出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/08/19メディア: 新書大塚英志vs東浩紀。『華氏四五一度』を読み終わった今なら面白く読めるかなぁ、と思い手に取りました*1。読み終わって考えたこと、思い出したことはたくさんあるのですが、ひとまず次の一言で全て完結するような。私は大塚派なんだと思います。。o( 「そりゃAgはそうだろうよ」と言われそうな予感 )
さて、卒論提出まであとわずか。キケロと日夜を共にしています、Agです。そんなわけで今回は卒論提出直前スペシャル! 古代ローマの弁論家・哲学者にして希代の手紙魔キケロを現代に復活させる企画です。私の友達が描いてくれた素晴らしいイラストがあります。ぜひ最後までご覧ください。*1私の卒論はキケロ書簡集。現存するキケロの手紙は約900通ありますが、その中でも特に、キケロが一番頼っていた友人アッティクスとの書簡を紐解いて、キケロの「政治家」としての手腕を問う文章です。*2キケロが面白いのは、手紙だけ読んでいると、ところどころ本当にうざいところ(笑)。特に友人のアッティクスには頼りまくり嘆きまくり。SOSの嵐です。もちろん真面目なこともたくさん考えていて、かっこいいこともたくさん言っているのですけれど。ときどき「もうダメだ!」と。*3キケロは日々自分とローマについて色々なことを考えたのですが。自信過剰
俺がネットに公開している範囲以上の個人情報をネット上に記さないでください - うしとみ!私自身も改めて身を引き締めねば、と思いつつ、思い出したことがあったので。〜・〜・〜・〜・〜以前mixiをやっていた頃、私の彼氏が何気なくmixi日記上で私の本名を書いたので、珍しく軽くキレて即座に書き換えてもらったことがあります*1。そのときは確か、バトンの項目で「バトンを回す先の人の名前を書いてください」という指示があって、「名前」と言われてつい本名をフルネームで書いてしまったようでした。なのでmixiネームに変えてもらって。それが一年以上前の話。そしてつい先週、彼氏のmixi日記を見ていたら*2、彼氏の友達(で、私のこともよく知っている女の子)が、やはり何気なく、コメント欄で私の名前を出すんですよね(^^;……いや、別にいいんだけどさ、と。ただの自意識過剰なんだけどさ、と。ちょっと複雑な気分になった
『崖の上のポニョ』、見てきました。思い付きで見に行ったので、スーツで、一人で(笑)。思いがけず「ポニョかわいいよポニョ」を連発する事態になっています。 今日は、Agに都合よーく解釈したポニョの感想を書こうと思います。「君しか見えない」「好き!」心の矢印 〜“個”への視線〜ポニョればいいのにネタバレ等あまり気にせず書きますので、すでに観た方に読んでいただくか、逆にまったくポニョに期待のない方に「観てみよっかな」と思ってもらえればと思います。 「君しか見えない」『崖の上のポニョ』は、ポニョの駆け落ち物語*1。あまりに相思相愛なポニョと宗介。「ぼくが守ってあげるからね」「ポニョ、そーすけ、すきー!」「うん、ぼくもポニョのこと好きだよ」こんな感じで序盤からごちそうさまな展開連発です。「ポニョ、そーすけのとこ、いくー!」ポニョは、父親のフジモトに連れ戻されても駄々をこねます。あちこちにもうホントごち
DVD借りました。映画『恋空』。恋 空 スタンダード・エディション出版社/メーカー: 東宝発売日: 2008/04/25メディア: DVD(ケータイ小説『恋空』感想エントリはこちら↓)女子高生的官能小説としてのケータイ小説 - 銀色のホットカルピス 私はケータイ小説の原作の方が好きでした。やっぱりあの文でこその『恋空』だと思います。とは言うものの映画版でも泣けました。ただ、私の場合、ケータイ小説と映画で、泣けるポイントが全然違って。それは、原作と映画で、主人公の美嘉を包み込む主な環境が、同じようで全く異なっているからです。原作で重要な役割を占めている〈友達〉の存在が、映画ではほとんど機能していません。代わりに比較的存在感を持つのが、美嘉とヒロの家族だったりします。高校生の恋愛にとって、「学校/友達」と「家/家族」は、それぞれどのように影響してくるのか。そしてどちらがより「リアル」なのか。そ
最近、あいしゃどーなるものを手に入れました。21歳のAgです。〜・〜・〜・〜・〜最近気づいたんですけれど、男の人って、女性のメイクに関して想像以上に裏舞台を知らないのかなー、なんて*1。彼女や奥様の「すっぴん」は知っていても、それがどういう過程で化ける(笑)のか、どんな魔法の道具を使っているのか、具体的に知っている男性って少ないような気がします。考えてみたら、TVに出てる芸能人なんてメイクさんの手で磨かれてるわけで、裸のえーぶい女優さんだってメイクばっちりで画面の中にいるわけで、小説や漫画やその他2次元に出てくる女の子にメイクという概念はそもそもあまりないだろうし。いや、あるかもしれないけれど、「すっぴん」でも2次元の女の子の肌は(意図して荒れた肌を書かない限り)キレイだろうし。……そんなわけで、メイクに関する女性のあれこれを小説やその他フィクションで表象することについて、今日は考えてみた
文学フリマでGETした『ソフラマ!第01号』を読んだ後、考えたこと。「『ファウスト』編集長の太田克史って、『水曜どうでしょう』の藤村ディレクターっぽい」「『ファウスト』と『水曜どうでしょう』の面白さは、どこか似てるんじゃないか」今日はひたすらそのことを書き綴ります。ずばり「ファウストどうでしょう」。 『ファウスト』/『水曜どうでしょう』太田克史/藤村ディレクター清涼院流水/鈴井貴之西尾維新/大泉洋舞城王太郎/安田顕佐藤友哉/戸次重幸西島大介/音尾琢真滝本竜彦/森崎博之“講談社”/“北海道” ↑それなりに対応は考えてありますが、後半のTEAM NACS部分は再考の余地ありです。ご意見あればみなさんコメント欄に投票してください(嘘)。では本論に入ります。終盤、つんく♂を乱入させ、さらにはてな村にも妄想を広げた「ファウストどうでしょう!Projectダイアリー」も書いてみました。心を広くしてお楽
5月11日に秋葉原で行われた文学フリマに行ってきました。そこでGETしたものの一冊、ライトノベル全肯定同人誌『ソフラマ!第01号』です*1。詳しくはこちら→sofuramaの日記巻頭は19歳の男子学生5名(+司会1名)による座談会。講談社の『ファウスト vol.1』についてです。A5サイズのコピー本に4段組で54ページ(!)あります。『ファウスト vol.1』は、私にとっても思い出深い(?)存在なので、自分の5年前のことを色々思い出しながら読みました。私にとっての『ファウスト』思い出語りはもし機会があれば。今日はこの座談会と、評論「セカイと暴力の限り 『ダブルブリッド』論」について、簡単な内容の紹介と個人的な感想を書かせてください。 座談会【「今の十代」がファウストを読む!】座談会冒頭で5人それぞれの『ファウスト』体験を整理した後、『ファウスト vol.1』で「面白い」と印象に残ったものを
イントロダクション―1― 視覚と思覚:服の脱がせ方 乾くるみ編―2― 番外編:エロい関係と人間関係の関係(ブランクどんだけ、という読者様および自分自身の心の声を華麗にスルー)上記1で乾くるみについて「なんで服を脱がせるシーンがこんなに長いんだろう」という話をしました。これを読んでくださった知人の方から「例えば、脱がす描写が長いのは彼の体感時間の表現だと考えることも出来るんじゃないかなぁ」と言っていただき。あーなるほど、と考えてみました。時間感覚と文章を長さの面であまり結び付けて考えたことがなかったのですが、面白いかもしれません。ちなみに、「体感時間が長い」時には、二パターンあると私は思っていて。「濃い時間」か「苦痛な時間」です。性描写に関して言えば前者でしょう*1。他にはスラムダンクで「この30秒にページめっちゃ割かれてる」というシーンも、「濃い時間」かと思います。後者の例としては…痛々し
2回目で番外編て何事でしょう。すたーと - 銀色のホットカルピス―1― 視覚と思覚:服の脱がせ方 乾くるみ編すみません、服の脱がせ方(村山由佳編)を書いたら長くなりすぎて出すのを躊躇してます。今時期は時間も限られていますので、今回はひとまず番外編を読んでいただければと思います。今日の文章は、以前某授業に出したレポートです*1。まずまずの成績が返ってきたので、思いきってUPします。正直あまい部分の多い文章*2ですが、このAgなりの読みを通して、Agの小説の好み、恋愛の好み、人間関係の好みがわかります。主な言及作品は、村山由佳『BAD KIDS』『海を抱く BAD KIDS』、江國香織『ホリー・ガーデン』、嶽本野ばら『エミリー』です。えろい関係と人間関係の関係について、考えてみました。それでは、以下、レポートの文章になります。 はじめに「村山由佳」。この作家の名前を聞いて、どのようなイメージを
えろい話の続きもしたいなと思いつつ、前回までの話を続けてみます。小学生はガンガン犯行予告とかすればいいと思うよ - 白痴日記冗談でもそういうこと言うなよ、と思うときがあるんだ。 - 銀色のホットカルピスゲーム的罵倒語 - logical cypher scapeだから冗談でもそういうこと…って思うときがあるんだ。 - 銀色のホットカルピス小学生はガンガン犯行予告とかすればいいと「本気で」思うよ - logical cypher scape 上記最後のエントリ、sakstyleさんの「本気宣言」*1に反発してみます。今日は昨日までの中身を整理しつつ、ちょっと方向性を変えて*2。今日のテーマは「弱気な本気」の抵抗です。ジタバタしてみるんだ。1:前回までのAgは「犯行予告を煽ること」に否定的だった。2:今日は「犯行予告」に否定的。 1:改めて、「犯行予告を煽ること」に否定的な理由これは前回までに
前回のエントリ「冗談でもそういうこと言うなよ、って思うときがあるんだ。」に対して、こんなトラックバックをいただきました。ゲーム的罵倒語 - logical cypher scape首肯できる部分も多く、途中すごくわかって思わず吹いてしまったところなんかもありつつ*1。「死ね」という言葉が「ただ単に罵っている」という意味で友達間のコミュニケーションに使われる文化は私もわかります。コメント欄でのggincさんのコメントもわかります*2。そういえば私もいじりいじられる関係でのやりとりの中で、テンション上がると「ふざけんなよ」までは使えるようになったのでした*3。 …ですが、最後の部分がやっぱり解せないのです。 いいじゃん、犯行予告。罵倒語ゲーム的には、最強にインパクトある。「3回死ね」とかよりよっぽど強い。どれだけかっこいい犯行予告が書けるか競い合うっていうの、わりと見てみたいかも。 なんでそう
Ag「あの〜、○○君がワークもノートも全部忘れてきたそうで…」上司「死ね、って言っといて(笑)」 私はアルバイトで塾の講師をしています。この前、こんなやりとりがありました。がっかりしました。 ここ数年流行っている「死ねばいいのに」という言葉が、私は大嫌いです。冗談だと知っている、というか、もう固定フレーズだと知っているので友達が使っていてもまったく気にしませんが、私は絶対に使いません*1。箱入り娘の母に育てられた私は、「縁起でもないことは言うもんじゃない」という古風な教えをそのまま受け継いでいます。今まで「殺す」とか言った記憶がないし、戯れとしての「死ね」は勢いで口にして後でものすごく後悔しました*2。 そんな私なので、基本的に冗談でも一定以上“公”な場で大人がそういう言葉を発するのは好きじゃありません。大人が大人に対して発する場合であっても、その先に子どもがいる場合は*3。バイト先で小中
以下は、『プレーンソング』エントリー後、頭の中を整理するために書いた部分が大きい文章です。あのとき「この小説はとても心地よくて、この心地よさは、私にはどこか、もどかしい」と感じた理由が自分なりにわかったので、ここに残そうと思います*1。 はじめに。私の読書体験の初めにあるのは講談社なかよしの少女漫画。私の読書体験の初めにあるのは推理小説*2。私が好きなのは村山由佳。私の大学での専攻は歴史。そんなことを前提に、読んでいただけるとうれしいです。 山・オチ・意味*3「話らしい話のない話は話として成立するか」こと、小説の場合。 『プレーンソング』を読んで、これといったあらすじの無さに、心地よさと、不完全燃焼さを、同時に感じました。部分部分のフレーズはとても好きで、登場人物もとても好きなのに、なんだろうこの気分は、と思いました。「好みの問題なんだろうな」というのが結論の一つです。冒頭に羅列したように
id:sakstyleさん、id:kaelemakuleさん、id:SuzuTamakiさん、id:Muichkineさんによる座談会です。某大学の同人批評誌の中の企画。今年10月初めに出されたものです。『恋空』を中心に、ケータイ小説や2ちゃんねるが新しい小説を生み出すかどうかについて。座談会の概要と、感想、テーマについての他の可能性の模索です。思いがけず長くなりました…。前回エントリー:女子高生的官能小説としてのケータイ小説 - 銀色のホットカルピス 座談会概要その場に参加していないとわからないような口語独特の省略や指示語、掛け合い、読点で続く一文がところどころにあるように感じました。そのためひょっとすると発言の意図を取り違えた箇所があるかもしれませんが…。 ケータイ小説と縦書きの小説【縦書き文章だと敬遠してしまう/横書き文章なら読みやすい】という事実は存在するのか否か…と、初めは形式に
『恋空』読みました*1。はてなでの『恋空』関連エントリや、某大学の批評同人誌での座談会を読んだりして。気になるなぁと思ったのです。関連エントリはブクマの多いものをいくつか読んだのですが、男性が書いたものが多いのと、ちょっと話が難しいのとでまだピンとこなくて(^^;自分も読んでそこで言われているものを別から考え直せないかな、と思いました。以下、ケータイ小説『恋空』の感想と、官能小説*2との比較&ガールズトークから考えるケータイ小説のリアルについてです*3。次回は上記の同人誌の座談会、「ケータイ小説は文学の夢を見るか」に触れてみたいと思います。『恋空』正直、一部であれだけ酷評されている理由がよくわからないくらい、割と普通に楽しんでしまいました。卒業式のシーンと終盤は泣きました*4。前半は「うーん」と思ったのですが、後半、ヒロの病気が発覚したあたりから、結構好きだなと思い始めました。ヒロの病気発
シノハラユウキ氏(id:sakstyleさん)の評論です。詳しくはこちら。メタ物語から物語へ。僕が追ったテーマを一言で言い表すならそうなる。それが一体どういう意味なのか知るためには、本書を読んでいただきたい。だが、このテーマが複数のレイヤーから成り立っていることはここで述べておこう。一つには、無時間から時間がいかに生まれたのか、という哲学・形而上学的なレイヤー。次に、現代において主体的で自由な選択は可能か、というポストモダン論的なレイヤー。最後に、フィクションはいかに成立するのか、というフィクション論・文学論的なレイヤーだ。「物語の(無)根拠」を読んでいない方はわけがわからないと思いますが許してください。「物語の(無)根拠」を読んでいる方も、予想されているような本編への言及とは違うと思いますが許してください。私なりの発見があったので、ちょっぴり整理してみたいと思ったのです。 整理出てきたも
[rakuten:book:12555262:detail]思わず買ってしまいました。野性時代の最新号。特集は島本理生。…これを読んで結婚したくなるとは思わなかったです。いいなぁ結婚したいなぁ*1。特集のどこにも「佐藤友哉氏と結婚した」と書いていないように思うのですが、ところどころに夫の影が*2。というかユヤタンの参加の仕方が大胆かつ地味です。 特集:島本理生の恋と文学対談with小川彌生作家と漫画家、それぞれのジャンルの視点から見た創作談義など。印象的だったのが次のやりとりです。島本「時々、マンガをうらやましいと思うときがあるんですよ。(中略)良い意味で少女マンガらしいベタな展開が、けっこう好きなんです。文章でそれをやるのは何かと限界がありますが、少しそういう要素を入れたいときは多いです」小川「(略)私もベタなギャグとか大好きで。作品も、お約束の展開にもっていくんだけど、肝心なところでカ
id:sakstyleさんからいただきました、学問バトン。 大学では西洋史を専攻しているはずですが、本人はあんまり乗り気(?)じゃないのかな。高校のときの友人ですが、大学では恋愛の達人とか言われているらしいので、「あなたの専門は?」っていう質問で「恋愛」で答えていただいてもかまいませんw自分に影響を与えた人とか本とかは、西洋史とか恋愛とか関係なく色々あるでしょうから、そこのあたり答えてもらえたらば。一部つっこみたい振りではありますがw、非常に光栄なのでチャレンジさせていただきます。わくわく。…でもこれすごく恥ずかしいんですけど気のせいですか。気のせいじゃないな。 ◆あなたの専門・専攻・得意教科は?恋愛学部 長続き学科 最適パートナー研究専攻 ◆あなたは、どのようなテーマに関心がありますか? ・この前友達相手に話していたテーマ:嫉妬システム*1・大学の授業から考えていること:結婚制度*2、「
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