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はてなキーワード: ダンジョンズ&ドラゴンズとは

2025-05-07

最初ロールプレイング・ゲーム遊んだ人いない?

ダンジョンズ&ドラゴンズ」の初版(赤箱ではない)を、当時リアルタイムプレイした日本人って存在するんだろうか?

AD&Dの第一版を輸入して遊んでいたという人は、少数ながら見聞きしたことがある。しかし、1974年オリジナルD&D(くどいようだが赤箱ではない)を当時プレイしていたという話は、一度も聞いたことがない。

80年代初頭にはすでにAD&Dが主流だったし、そもそもオリジナルD&D日本に輸入されたことすらなかったのではないか

2025-01-19

anond:20250119134850

それともリメイクプレイせずにモンク言ってたりする?

モンク(monk)とは、主に宗教的文脈で使われる言葉で、以下のような意味があります

基本的定義

RPGにおけるモンク

由来

このように、「モンク」は宗教的意味合いとファンタジー作品における職業として多様な解釈存在します。

Citations:

[1] https://chigai.fenecilla.com/namonkne/

[2] https://www.weblio.jp/content/monk

[3] https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%AF

[4] https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%AF

[5] https://kotobank.jp/word/%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%8F-1601442

[6] https://www.ei-navi.jp/dictionary/content/monk/

[7] https://eow.alc.co.jp/search?q=monk

[8] https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%AF/

2024-10-22

anond:20241022205339

(追記あり) 日本TRPG界にリプレイ文化を定着させた初期三大リプレイ


1.トラベラーアドベンチャーする(TACTICS 1984年11月号 No.18創刊3周年記念特大号掲載

当時、S誌(シミュレイター)と共に日本ボードSLG界を牽引していたT誌に掲載されたリプレイトラベラー特集の目玉企画。著者はGURPSなど多数の作品を翻訳することになる佐脇洋平リプレイと聞いて連想する今の型式が普及する契機となった。このとき安田均が「違う型式でいこう」と考えてたら、多分リプレイ文化は成立してないか大分変わってた。

2.七つの祭壇(シミュレイター(新)第1号(1985年6月20日発行)掲載

そのS誌に掲載されたローズ・トゥ・ロードリプレイWikipedia曰く『ゲームの解説記事である以上に「読み物」として書かれた初めてのリプレイである。著者はわきあかつぐみ(藤浪智之)。実際の誌面を見ると一目瞭然だが、かなり独特な型式で、これに創刊号(再創刊号)でいきなり15ページも与えた鈴木銀一郎恐るべしである記事自体の人気は爆発的に高く、反響も大きかったが、先述の通り、型式が独特だったので直接の模倣作はそんなに多くなかったはず(プレイ雰囲気というかノリは割と真似というか汚染されてたので、影響力が小さかったわけではない)。

3.ロードス島戦記コンプティーク1986年9月号~1987年4月号

既述の通り、日本ゲーム界では「このとき安田均が違う決断をしていたら歴史が変わっていた」タイミングがいくつかあるがその中でもかなり上位に入る。翻訳TRPG本命というべきD&Dを紹介するにあたり、安田均パートナーとして選んだのが、(専門性の高いボードゲーム誌でなく)大抵の本屋普通に買えるコンピューターゲーム雑誌角川書店だったこと、マスターに選んだのが水野良だったこと、結局そのままの単行本化ができなくてD&Dから離脱したこと、それまでの「エルフ耳」とは単に先が尖っているだけだったのに出渕裕の勘違いで笹の葉の如く細長くなったことなど、その影響は極めて大きい。

(以下追記

次点候補D&Dがよくわかる本: ダンジョンズ&ドラゴンズ入門の書 (富士見ドラゴンブック 7-2 1987年7月発行)

元増田ブコメb:id:f_d_trashboxさんの指摘により思い出した。名前の通りD&D入門書だが、リプレイパート存在しており読み物としても楽しめた。著者は鈴銀とともに初期から日本ボードSLG界を牽引していた黒田大佐こと黒田幸弘。それまではリプレイ雑誌掲載記事だったが((厳密に言えばリプレイ載った同人誌も登場しつつあったが雑誌より入手難易度は上))、これは誰でも買える一般書籍として登場したという点で画期と言える((ただし、TRPGとは複数人数で遊ぶものであり、会場を借りる文化が発達してない時代だと個人宅で遊ぶ物で、必然的自分で持ってない雑誌でもそこで読んだ、という人間は多く(筆者含む)、「雑誌掲載記事」という単語ハードル現代人が想像するほどには高くなかった))。


趣味で紹介.モンスターたちの交響曲(シンフォニー) (月刊ドラゴンマガジン1989年12月号~1990年2月号)

リプレイ文化と言うよりも日本TRPGシーンに与えた影響の大きさで選出。著者は山本弘元増田は『TRPGリプレイが多数書籍刊行されることにはならなかった可能性があるくらい、歴史上はとても重要作品』と言っているが、これは過大評価であり、当時すでに「雑誌リプレイを連載し、そのシステム販売し、さらリプレイ本や小説((ロードス島戦記1巻は1988年4月発行))や解説本も売る」が安田均戦略なのは少目端の利く人間なら理解していた((どんなに遅くとも、独自システムになったロードス島リプレイ第3部(コンプティーク1988年9月号~)を見てそう思わない奴はいねーよ、ぐらいの相場観))。

いわゆる「スチャラカ冒険隊」のリプレイ月刊ドラゴンマガジン1988年11月から連載が始まるが、このパートではそれまではただ退治するものだったはずのモンスターを違う視点で描き、当時の日本中の若者(筆者含む)に多大な影響を与えた。


黒歴史編.ランドオブニンジャ 飛鳥風雲録(月刊RPGマガジン1990年8月号(創刊4号)~ )

「初期」とタイトルに入れたので80年代の話だけにしようかと思ったが、影響の大きさ的に触れた方がいいかと思って言及。不幸な出来事警察庁広域重要事件117号(1988年1989年)と同様に「オタク迫害されている」との自己認識を強める契機となった。


余談編.暗黒太陽浮気娘(ハヤカワミステリアスプレス文庫10 1989年7月発行)

アメリカ探偵作家クラブ賞受賞の推理小説。著者はシャーリンマクラム。訳者浅羽莢子D&Dがよく分かる本を探しに行ったら本棚から出てきたので紹介。SF大会で起きた殺人事件を題材とするミステリSF大会オタク様相が描かれる。クライマックスではTRPGを使って犯人を追い詰めるので、小説形式リプレイしか見えない謎仕様。今気づいたけど、152ページに出ている架空書籍タイトルが「美女と野獣――マンチキンの国がとりもった結婚」とかで訳注は原義の「オズの魔法使いの国に登場する小人の国」としか書いてないけど、年代的にはジェフ・オカモトの方にひっかけた可能性が高いと思われる(余談が過ぎる)。

2024-03-19

ダンジョンズ&ドラゴンズ落語とか

上手くそういうの取り入れて題材にした落語あったら普通に面白いと思う。

現代落語でそういうのやってる人居ないのかな?

意外と面白そうじゃない?

2023-10-06

anond:20231006113656

wikipediaの内容を読んでも特に「借り物の設定はロー」とは書かれていない。

それどころか

ゲーム設定

ダンジョンズ&ドラゴンズなどのロールプレイングゲームは、トレイシー・ヒックマンとマーガレット・ワイズによる「ドラゴンランス」やエド・グリーンウッドによる「フォーゴットン・レルム」のようなキャンペーン設定と共に、多くのファンタジー小説の基盤として一般的です。そして、多くの他の作家もこれらの設定に貢献し続けています

と書かれている。

というかハイファンタジーエピックファンタジーを同一視しているのは謎だ。

(少なくとも数年前まではそんな内容ではなかったはず)

2023-07-21

映画ダンジョンズ&ドラゴンズアウトローたちの誇り」特筆する点

なんか誰も書いてないっぽいので書いておく。

ネタバレなので未見の人で観る予定がある人はこれ以降は読まないでほしい。






映画館でみんな終わるとき泣いてたよ。

オレも泣いていた。

それはね、主人公エドガンの妻のジアのためなんだよ。

エドガンは妻を蘇らせるためにメチャクチャ苦労して命を懸けていろんな冒険するわけなんだけど、

結局は妻は蘇らない。

なぜかって、ホルガを蘇らせるためにアイテム使っちゃったから。

でもさ、これには理由があるんだ。

エドガンの娘のキーラは、もう何年もホルガと一緒に暮らしていて、母と娘のような関係になっていたんだ。

妻のジアが戻ってくるのはいいんだけど、ホルガを押し退けてまで戻るべきではない。

ここが重要伏線なんだけど、

その判断は、エドガンの夢で**事前に**行われているんだよ。

ジアはエドガンの夢に出てきて「過ぎたものは行かせてやりなさい」みたいなことを言ってる。

これはもちろんエドガンの深層心理的に妻よりも、ホルガ存在のほうが大きくなっているということもあるだろうし、

(ひねくれた見方をすると、主人公が妻を忘れることの言い訳をしているとも取れるんだけど)

ファンタジー世界としては、**本当に妻の霊魂が**「私のことはもういいから、いざというときホルガのほうを優先してね」と言っているということだ。

ジアの「自分の命よりも娘のこれからのことを心配している親心」の表明なんだよ!!!

エドガンが「ジアよりもホルガと娘の関係を優先するという判断を内心でしている(ジアならたぶんこう考えるだろう)」ということの心理表現なのかもしれない。

これだけでも泣けるんだけど、

主人公エドガンが妻の気持ちを汲み取って、ホルガを生き返らせるところで映画館にいた人全員泣いていたと思う。

「ジア、お前の気持ちはわかった。悲しいが、お前の意思尊重するぜ。そしてこれがオレの娘をこれから守っていくという決心だ」

ホルガとしては「私なんかを蘇らせやがって、お前の妻はどうしたんだよ」と思っているが、

ここまでホルガキーラ関係を描いてきた映画としてはこれしかない結論だ。

娘のことが心残りで現生に留まっていたジアの魂も、ここで本当に納得して死ねたんだな、ということかもしれない。

ぜんぜん「成仏」という概念がないはずのファンタジーなんだけど、実質的成仏している。

ジアの自己犠牲、そして死んだ者が死んだ者として役割をまっとうするという点。

これをもってしかダンジョンズアンドドラゴンズという映画は成立しない。

いろいろあって死ぬほど苦労して、スペクタクルなこともあったけど、一番重要なことは「愛していた死んだ人間を生き返らせること」じゃない。

未来を娘が健やかに生きていく、そしてホルガとの関係性なんだ。

これから生きていくこと、人とのつながりを大事にしようぜって話なんだよ。

この物語全体がジアのための物語なんだ。

死んだ人が本当に死ぬためにはなにをしないといけないのかってこと。

映画を観ている我々も死者の意思を引き継いで生きている。

それはファンタジー世界であろうがフィクションであろうが変わらない。

物語は嘘っぱち、セリフも嘘っぱち、もちろん魔法なんかは存在するはずもない。

でも、この真実が作り物である映画を超えて、胸に迫ってくるんですよ。

娘を愛する母の願い。このメッセージだけは本物の本物だ。

嘘で塗り固められた作品真実を伝えるという、このアンビバレンツさこそがこの映画映画たるところです。

2023-05-07

オタクは「ポリコレ要素」自体はそんなに気にしてない

最近映画だとダンジョンズ&ドラゴンズなんかも、

ヒロインガチムチの強い女で主人公恋愛しなかったりパラディン黒人だったりと

ポリコレ要素」と言われる要素が盛り沢山だったじゃん

それに対して

ヘテロ恋愛を入れろー、パラディン金髪碧眼の白人しろーポリコレに屈するなー

とか騒いでる人なんていなかったじゃん

いや、ゼロじゃないかもしれないけれど自分は見掛けなかった

要は一部のオタクが『ポリコレ要素』と呼んで嫌っているのって、黒人や強い女といった要素それ自体ではなく

「後付け設定」「不自然さ」「つまらなさ」「物語世界観整合性のなさ」といったものしかないんだよね

まあそれをポリコレと呼んで叩くからややこしくなるんだけどさ

2023-03-29

anond:20230329155221

そうだねー。あとTRPGも一応けっこう多様化して、オッサンらがやり始めたころはよっぽど気合い入ってる奴以外はダンジョンズ&ドラゴンズソードワールドか、せいぜいルーンクエストくらいしかプレー機会が無かったから、だいたい皆共通言語的に知ってたのよね。

今はけっこう色々あるからそもそもTRPGファンの間でも共通言語的なシステムあんま無いってのはあるかなと。

日本配信勢だと今でもCoCやってんのかな? 個人的にはあれは初心者向けのシステムじゃないと思うので配信も盛り上がり難いと思うんだけどなー。

2021-12-29

以下は、D&Dダンジョンズ&ドラゴンズ公式ブログ 2021年10月4日記事和訳である。これに続く形で発表された。英語版エラッタおよび注釈記事https://dnd.wizards.com/dndstudioblog/sage-advice-book-updates)については有志による翻訳https://blog.nekohaus.net/20211228.html#p01)が発表されているが、その前段として発表された記事となる。


ここ数日一部で物議をかもしている、2021年12月27日発表のD&D日本語版エラッタに関する(おおかたは不毛な)議論いくらかでも建設的なものにするために資するところがあると考えて和訳した。

原文: https://dnd.wizards.com/articles/sage-advice/creature-evolutions



クリーチャー表記改正  CREATURE EVOLUTIONS

 最新のD&D書籍であるザ・ワイルドビヨンド・ザ・ウィッチライト』では、プレイヤーキャラクターとして使用できる種族が2つと、一群のフェイワイルドモンスターNPCたちが活躍します。今回のセージアドバイスでは、これらの新たな選択肢におけるルール進歩について説明します。まずはデータブロック、次に新種族についてです。



データブロックの洗練 STAT BLOCK REFINEMENTS

 過去約1年ほどのあいだ、D&Dのデータブロック記法を洗練させてきました。使いやすく、またDMコントロールするクリーチャーゲーム内でより効果的に動かせるようにするためです。以下の各項では我々が既に行なった主な変更を解説します。これらの変更は以下の書籍に見ることができます。すなわち『ザ・ワイルドビヨンド・ザ・ウィッチライト』『フィズバンズ・トレジャリィ・オヴ・ドラゴンズ』『ストリクスヘイヴン:ア・カリキュラム・オヴ・ケイオス』そしてモルデンカイネンのお送りする『モンスターズ・オヴ・ザ・マルチバース』です。


「図版(原文参照)」

(例として、ブリーワグ・ナイトデータブロックイラスト


クリーチャー種別 CREATURE TYPE

 クリーチャー種別は、常に頭文字大文字表記するようになりました。これは、ルールテキスト中で特定種別に属する特定モンスターの話をしているのか(例:a Giant と書いてあれば巨人種別クリーチャーを指す)、それとも通常の意味でその言葉を使っているのか(「彼女バードたちのコミュニティにおける巨人であった」という際には giant を使う)を識別やすくするためです。

 我々はまた、どのモンスターが「人型生物種別を有するのかを厳密にしました。人型生物は、今では倫理文化の幅において人間に似通った種族だけに限定されます。今後、以前の書籍アップデートする際には一部の人種族をほかの種別に変更する予定です。『モンスターズ・オヴ・マルチバース』が発売されれば、以前は人型に分類されていたもの怪物フェイ、そのほかの種別になっていることがお分かりいただけるでしょう。


属性 ALIGNMENT

 『キャンドルキープ・ミステリーズ』『ヴァン・リヒテンズ・ガイド・トゥ・レイヴンロフト』では、属性データブロックに入っていません。この2冊では、将来的に属性をどのように扱うかを決めるための時間を稼ぐ一時的措置として、データブロックから属性を抜いてみたのです。検討の結果、『ワイルドビヨンドウィッチライト』では属性データブロックに復帰しました。以降の書籍でも同様です。

 一時的に入れなかったのはなぜでしょうか? しばらくの間、コミュティ内部では属性役割について混乱が見られました。プレイヤーズ・ハンドブックのルールではプレイヤー自分キャラクター属性を選びますモンスターマニュアルルールでは、DMモンスター属性を決めます。どの属性を選んだかに関わらず、クリーチャー属性はそのクリーチャーが持つ倫理概観説明するものです。属性によって行動が決まるわけではありません。属性本質的にはロールプレイを補助するものです。

 上記の2冊は「プレイヤーDMが最終的な属性に関しては決定権を持つ」ことを明確にしていますが、この2冊によって疑惑も生じますプレイヤーズ・ハンドブックはD&D多元宇宙の様々な人々(folk)の属性についての示唆掲載していますモンスターマニュアル掲載データブロックには属性が含まれているものの、それが示唆に過ぎないという但し書きはないのです。

 この疑惑払拭しつつ、ロールプレイの道具として属性を役立てることができるように、以下の変更をおこないました。

  ・固有名のある個人すなわちミスターウィッチミスターライト属性を明記されます

  ・種別が人型生物クリーチャー一般に「どの属性でもありうる」と記載されますDMに、こうした人々の倫理観には極めて広い幅があることを思い出してもらうためです。

  ・強い倫理的傾向を持つ魔法的な種族エンジェルデーモンデビルアンデッドなど)に関しては、属性表記の前に「典型的には」の語が付きます。たとえばデーモンデータブロックには「典型的には混沌にして悪」と表記されます。D&Dのデーモン典型的属性混沌して悪だからです。このひとこと――典型的――は、DMに対して属性物語を語るための提案であって、絶対的存在ではないことを思い出させます。聖なるもの堕落することもあり、邪悪なるもの昇天することもあります特定組織――献身的騎士団悪魔崇拝カルト――に属する者も時として「典型的には」と表現されます

  ・野獣の大半、それに粘体などのクリーチャー倫理観を分類することができないため、これまで通り属性を持ちませんので、「無属性」という表記になります


タグ TAGS

 クリーチャーの中にはタグが付いているものもあります――エルフゴブリン類、タイタンなど。これらのタグは、データブロックのほかの部分では表現されない重要な細部を表現するものです。我々は、ルールが参照する新しいタグをいくつか導入し始めました[訳注:これまで、タグにはルール的な効果はなかった]。これらのタグによって、クリーチャーゲームシステム上でより鮮やかに活躍することができます。たとえば、一部のクリーチャーは「クレリック」「ドルイド」「ウィザード」といった呪文発動可能クラスタグを持ちます。また『モンスターズ・オヴ・ザ・マルチバース』では、こうしたタグもつクリーチャーマジックアイテムとの同調においてそのクラスの一員として扱われるというルールが収録されます


習熟ボーナス PROFICIENCY BONUS

 データブロック数字の多くは習熟ボーナスを含んだ(計算済の)ものです。このことから、今ではクリーチャーの習熟ボーナスデータブロック内に記載されます場所クリーチャーの脅威度の右隣です。


ボーナスアクション BONUS ACTIONS

 クリーチャーボーナスアクション使用可能場合、今ではデータブロック内の「ボーナスアクション」の項に記載されます。この項は「アクション」の次に記載され、もしモンスターに「リアクション」の項があれば、「アクション」と「リアクション」の間に「ボーナスアクション」の項が入ります

 新しく項目としたのは、DMクリーチャーを動かす際にボーナスアクション簡単に探せるようにするためです。これまではデータブロックの上端ちかく、クリーチャー特性の中にあって見つけにくかったのです。


呪文発動 SPELLCASTING

 2014年以来、呪文発動可能クリーチャーは「呪文発動能力」または「生得呪文発動能力」の特性(あるいはその両方)を持っていました。2021年から、我々はこの2つを「呪文発動」アクション統合しました。このアクションデータブロック内の「アクション」の項に記載されます。加えて、いくつかの重要性質を持ちます

 呪文発動アクション呪文スロット使用しません。クリーチャーアクション記載された呪文を一日に特定の回数だけ使用できます

 呪文発動アクション記載される呪文は発動に1アクション必要呪文だけです。呪文の発動にボーナスアクションリアクション必要場合、あるいは1分やそれ以上の時間がかかる場合には、データブロックの他の場所記載されます。これによってボーナスアクションリアクション使用する呪文――たとえばミスティステップ呪文シールド呪文――が呪文リストに埋もれてしまうことがなくなります

 我々は、データブロック内に記載する呪文選択にはこれまでより注意して、非戦闘的な使用法に焦点をあてています魔法を使うモンスターが持つ最強の火力は、今では呪文に頼るのではなく、特別魔法アクションによって表現されるのが普通になりました。



新たなキャラクター種族 NEW CHARACTER RACES

 『ワイルドビヨンド・ザ・ウィッチライト』の新たなキャラクター種族フェアリーとヘレンゴンはいずれもアンアースド・アルカナで登場し、同書でその最終的な形を見ることができます。両種族が持ついくつかの特徴は同書限定というわけではなく、今後登場予定の書籍に収録される種族にも適用される予定です。以下でその特徴を見てみましょう。

訳注フェアリーは羽のある小妖精。ヘレンゴンウサギ人間。アンアースド・アルカナは公式WEBサイトで紹介されるテストバージョンルール


クリーチャー種別 CREATURE TYPE

 かつては、キャラクター種族種別は暗黙のうちに「人型種族であるものとされていました。新種族においては、キャラクタークリーチャー種別が明示されています。たとえば、フェアリークリーチャー種別は「フェイ」です。

 クリーチャー種別それ自体にはルールがありませんが、ゲーム中のルールの一部は特定種別クリーチャーに異なる影響を与えます。たとえば、キュアー・ウーンズ呪文は人造あるいはアンデッドには効果を発揮しません。


能力値上昇 ABILITY SCORE INCREASES

 新たなキャラクター種族は、プレイヤーズ・ハンドブック所収の種族が持っていた「能力値上昇」の特徴を持ちません。そのかわりに特殊キャラクター作成ルールに従います。これによって、「キャラクターの好きな能力値をひとつを2点、好きな能力値もうひとつを1点上昇させる」もしくは「異なる3つの能力値を1てんづつ上昇させる」ことができます。「能力値上昇」がないので、種族クラスを互いに独立して選択やすくなり、各卓で見られるキャラクターがより多様なものになるでしょう。[訳注種族による能力値の縛りがなくなるので、例えばハーフリングがほかのクラスよりローグを選択やすいといった状況がなくなるわけです]

 どの能力値を伸ばすかを選ぶのに迷う場合は、自分クラスの「簡易作成法」の項を参照することをお勧めします。たとえば、バードの簡易作成法ではキャラクターの【魅力】と【敏捷力】を伸ばすことを勧めています


年齢 AGE

 新しいキャラクター種族には年齢に関する記載がありません。そのかわり、キャラクター寿命については以下の文章説明しています。「典型的には、D&D多元宇宙におけるプレイヤーキャラクター寿命は、冒険の途上で暴力的な死を迎えない限り約一世紀ほどであるドワーフエルフなど一部の種族は数世紀に渡って生きる可能性がある。」


属性 ALIGNMENT

 以前は、キャラクター種族説明する文章にはプレイヤーキャラクター属性についての提案が含まれていました。今後の新種族にはこうした属性についての提案は含まれていません。キャラクター属性を決めるのは完全にプレイヤーに任されているからです。


サイズ SIZE

 ヘレンゴンなどの一部の新種族キャラクター作成時にプレイヤーが小型か中型かを選ぶことができます。これは、その種族は体格の個人差が特に大きいことを反映しています。この選択肢は今後ほかの種族でも見られることになるでしょう。

 そしてまた、種族ごとに身長体重提案するのではなく、以下の文章説明しています。「プレイヤーキャラクターは、種族にかかわらず、我々の世界人間と同じ程度の身長体重範囲に収まる。自分キャラクター身長体重ランダムに決定したい場合には、プレイヤーズ・ハンドブックの身長体重ランダム決定表を参照し、あなたイメージするキャラクターに一番ぴったり合う体格をあらわす列を選択すること。」


言語 LANGUAGES

 新しいキャラクター種族には純粋文化的な特徴を欠いているので、言語に関する記載はありません。そのかわり、新しい種族共通語と、それ以外にプレイヤーDMが適切と考える言語ひとつ知っています




ラビットホップに関する質問 RABBIT HOP QUESTIONS

訳注ラビットホップ/兎跳び は、新種族であるヘレンゴン種族特殊能力


ヘレンゴンラビットホップを使うとき、この特徴による跳躍は移動距離を消費しますか?

いいえ。ラビットホップの特徴はボーナスアクションでヘレンゴンジャンプさせます。この跳躍は通常の移動距離を全く消費しません。この理由は、大休憩と大休憩の間に使える回数が限られているからです。ラビットホップルール文言と、プレイヤーズ・ Permalink | 記事への反応(1) | 20:39

 
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