結婚相談所で婚活している人は、相手のどこを見ているのか。主宰する結婚相談所でカウンセラーを務めている大屋優子さんは「年収や年齢、見た目などで結婚相手を選ぶ人は少なくないが、まったく別のところを見ている人もいる。私の結婚相談所に通っていたバツイチの50代女性は、“とある出来事”がきっかけとなって、お見合いしたなかでもっとも年収が低い男性と結婚した」という――。

※なお、本稿は個人が特定されないよう、相談者のエピソードには変更や修正を加えている

胸に手を当てる人
写真=iStock.com/Kayoko Hayashi
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「バツイチ男性」は意外と需要アリ

結婚相談所で婚活するのは、初婚の方ばかりではない。バツイチの方も数多く婚活している。

バツイチのかたは、確かに一度は結婚に失敗した。失敗したからこそ、次こそは、過去の過ちを繰り返さず、幸せをつかもうと婚活しているのである。

では、バツイチのかたは、失敗を繰り返さないために、相手のどんなところをみているのであろうか? また、お見合い相手がバツイチの場合には、どんなところを見極めていければ、幸せになれるのであろうか?

今回は、私が主催する結婚相談所で実際にあった事例をもとに、幸せになれるバツイチ婚活について考察したい。

36歳、大卒、男性、年収550万円、再婚、子供なし。

バツイチだということをひどく不利な条件に感じている様子で、「僕でも結婚できるでしょうか?」と自信なさげに言う。なぜそんなに、戸籍にバツがついた過去を悲観するのか。どうやら、両親から、離婚したことをひどく責められたようで、バツイチコンプレックスを抱えているのだ。

子供がいない再婚男性は、婚歴にこだわらない女性には、「一度は女性と暮らした経験がある」ことを評価されて、「結婚生活の現実を知っている」、「失敗から次の結婚に生かす」と、離婚歴は問題視されずに、結婚相手を見つけられるのだという現状を伝えた。

彼は、この話に、ひどく驚いた様子で、「そうでしたか! 全く知りませんでした」と目を輝かせた。

「相手が初婚だと遠慮したくなる」と婚活を始めたばかりのころは言っていたが、「大丈夫ですよ。再婚とか初婚以前に、『人柄』を観るのが婚活です」と、背中を押す。

元来真面目な性格だから、誠実にお見合いし、大事に交際相手と向き合って、やがて初婚の可愛らしい女性と半年の交際を経て成婚退会。彼女は「たまたま再婚だというだけで、彼の優しい性格に惹かれました」という。

今では子宝にも恵まれ、幸せな毎日を送っている。