はてなキーワード: 人生観とは
今季は非常に豊作で、ダンダダンは安定した面白さだし着せ恋は胸を締めつけるようなエモさが健在。非常に良い。瑠璃の宝石は映像美が毎週劇場版クオリティ。それでも劇場で観た鬼滅はもうやはりクオリティがレベチ。作画も音響も演出も、すべてが「さすが天下の鬼滅!!」と叫びたくなる仕上がりだった。
だから今季の覇権はなんだかんだいっても鬼滅で間違いない。と、そう思っていた。
ところが先日の連休。出かける予定もなく暇つぶしに今季アニメのラインナップを改めて眺めていた時、ふと目に留まったタイトルがあった。
名前だけは何となく聞いたことがあった。コロコロで連載してる、ゆる〜いスライム系ギャグだろ?くらいの認識。正直これが二期目なのも知らないぐらいだったが、まぁ試しに一話だけ……そう思って再生したその時の俺に、未来の今の俺は全力で耳打ちしたい。
いやぁ…これ…ね。
登場人物はどんな人物なのかすぐ分かるほどシンプルで、所々挟まれるギャグは勢い重視でコロコロ系。ストーリーは基本的に一話完結で、一期目を観ていなくても普通に楽しめた。
これだけならよくあるコロコロ系のアニメなんだよ。だから油断した。一話完結ながらも軸となるストーリーは全体を通して継続していて、そのテーマがやばい。これ…テーマが完全にトイ・ストーリー級なんだよ。
「おもちゃとは何か?」から「人間とは何か?」という哲学的命題まで自然に踏み込み、それをコロコロ掲載作品らしいギャグとハイテンポなアクションで包み込む。
コロコロ漫画だからこそできる実直さで、形而上学的なテーマに切り込んでいく。この構図のやばさ。
まさに子供向けを装った大人殺し。この破壊力は、本物だ。はっきりいって今年のアニメの中で一番深いテーマを扱っていると言って過言ではない。いやマジで。誇張しているように聞こえるかもしれないけど、マジなんだよ。
だからこそ驚かされた。
演出もまた職人芸。というか非常に丁寧に作られてて教材になるレベル。気取った見せ場を作らず、通好みのさりげない伏線を一話一話に忍ばせてくる。
気付けば二周目必須。あの“何気ない一枚絵”のカット割りに込められた意味を知った時、思わず背筋がゾワッとした。
案配が凄いんだよ。のほほんと長閑な草原に居たと思っていたら、次の瞬間には深海に飲み込まれているような。とにかくシナリオが想像の斜め上杉田。いや斜め上どころじゃない。成層圏突破。
今季アニメ、覇権は鬼滅一強と信じて疑わなかったがしかし今では断言できる。
今季アニメのNo.1は『ぷにるはかわいいスライム』で間違いない。
これがコロコロ連載?嘘だろ?
海外生活を通して人生観・世界観を変えたい、なんていう思いはなく、単に世界を旅したかった、海外で生活してみたかったからというのが理由だ。
仕事で性に合わないプロジェクトにアサインされ、それから逃げたかった、という甘ったれた理由もあった。
いや実のところ、辞めたきっかけとしては後者の方が大きかったかもしれない。
でも結果的には、1年間も時間をかけたにもかかわらず不完全燃焼に終わった。
ずっと自分の中で憧れを抱いていたいわゆるバックパッカーたちと比べてはるかに身体が弱く、二度も旅程半ばで帰国した。
住所不定無職期間終了後、再び社畜になったのだが、もう既にまた会社を辞めてフラフラしたいと思う感情が沸き上がってきてしまっている。
同年代の友人たちは続々と結婚していき着々と人生ゲームのコマを進めていっている中で、それと比べて自分のどうしようもなさたるや。
何を隠そう彼女いない歴=年齢の自分が、仮に結婚しようと思い立ったとしても結婚できる確率なんて限りなく低いのではあるが。
と言いつつ、このまま一人で中高年を迎えたら無敵化しているのがありありと想像でき、孤立したくないと思うのが事実だ。
そうであるなら、早いことマチアプなり婚活なりを始めるべきなのだが、恋愛欲も性欲もまるでなくどうにも腰が重い。
(厳密には性欲は全くないわけではないが、およそ3週間に1度どうしようもなく性欲に苛まれて自慰行為をすることさえめんどくさい、時間の無駄と思う程度には性欲が薄い。)
学生時代からレールから外れていたのだから、今さら脱線することに恐れを覚えていること自体笑止千万なのだが、得も言われぬ不安と焦燥を覚えるアラサーの秋。
若い頃、銀英伝を片手に「民主主義とは何ぞや」なんて語ってた俺も、今じゃ“手放しで銀英伝を絶賛!”なんてとてもじゃないが恥ずかしくてできないオッサンになってしまった。いや、誤解するなよ。未だに大好きだ。眠れない夜にラインハルトの金髪やヤンのコーヒーを思い出しては、むせび泣きたくなることも、ある。しかし大人になればなるほど「こんなにすごい作品なんだよ!!」と部外者に熱弁するのが妙に照れ臭い。まるで昔の彼女の話を同窓会で嬉々として語るような、あの居心地の悪さときたら。
ロードス島戦記もそう。小学生の頃はあの“エルフ!”“魔法!”で本気で異世界転生した気になってたくせに、今は「ハイ・ファンタジーとして素晴らしい!」なんて真顔で言う気にはなれない。いや、言ってもいいけど、隣の35歳会社員にウインクされそうでムズムズするのだ。スレイヤーズ、十二国記、アルスラーン…(このへん全部世代バレ)。当時は「自分の人生観を変えた神作!」と思い込んでた。でも大人になった今、旧友が本気モードで語り始めるのを見ると、なぜか心臓がムズ痒くなる。これ、分かるやつは分かるはずだ。
多分、ブギーポップは笑わない、とか、マリみて、灼眼のシャナとかも同罪だよ。当時は「俺だけの金字塔!」と信じ切ってて、少なくとも3回は全巻再読した。でも今になっても「やっぱ最高!」と連呼するのは、どうしても“青春の遺産”棚に仕舞っちゃう。この感じ、青春小説は卒業して大人になったら“ちょっと一度距離を置く”のが暗黙ルールになってる気がする。そのまま本気で“文学作品”扱いしすぎると、「民主主義の本質を学んだのは銀英伝!」なんて言い出す厨二オヤジになりそうで、やっぱ居たたまれなくなる。
結局、「銀英伝を全力で推すのはちょっと恥ずい」みたいに、自分なりの“古典的こっぱずかし名作”って誰にでもある。その象徴が俺にはロードスだったり、時代によってはスレイヤーズだったり。それを本気で讃えるとき、そこには青春の痛みと甘酸っぱさが混じる。
ところがどっこい、「指輪物語」だけは違う。あれも本来なら若者特有の妄想爆発ファンタジーで片付けられてもおかしくなかったのに、全くそんな扱いにならなかった。なぜなら、トールキンが一人で神話と歴史と人工言語まで自作し、物語を“リアルな伝承”に昇華させてしまったせいだ。本当、無駄な労力の天才。あの“どう考えても読み手を選ぶ重厚さ”で、読者の成長や再読に耐えるし、大人になってからも新しい角度でいくらでも味わい直せてしまう。ここが銀英伝と決定的に違う。
銀英伝は“時代の熱狂”を体現した記号的面白さがあり、キャラクター大河ドラマとして世代ごとにバズる。でも根本は「エンターテインメント」に収束しやすい。片や指輪物語は読者に「現実そのもの」くらい重い世界観を突きつけて、それが時代や歳を取ることさえ包み込むレベル。「若気の至りじゃない」から、いつまでも堂々と褒められる。“文学に昇格できた稀有なエンタメ”ここに極まれりだ。
まとめると、銀英伝は俺たちの青春だけど、大人になると正面から全力で褒めるには「ちょっと気恥ずかしい古典」。指輪物語は、青春にとどまらず歴史や文化みたいに語り継がれていく化け物作品。その違いを感じる時、自分もひとつ「卒業」してしまったんだなと、ちょっとだけ切なくなるのだった。
LINEオープンチャット「はてなブックマーカー」の1週間分の要約を、さらにAIを使用し、試験的にまとめまています。
---
---
---
---
---
---
---
### 📊 1週間分の総括
全体的に「身近な話題 → 社会的テーマ →また身近な話題」へと循環し、参加者同士が生活感と社会意識を行き来しながら交流しているのが印象的だった。
---
今週のオープンチャットは、食と季節感、スポーツ観戦、社会問題から日常の小ネタまで幅広い話題が展開された。食べ物やグルメ談義が中心となりつつも、阪神の試合や政治・経済への意見交換が交わされ、バランスよく「生活」と「社会」を行き来する会話が目立った。健康や職場環境といった個人のリアルな悩みも共有され、同時にAIや生成技術、漫画や音楽といった文化的話題で盛り上がり、日常と時事・未来志向が同居する1週間だったといえる。
https://anond.hatelabo.jp/20240722084249
去年12月、マイクラで1000体のAIが文明作った(https://note.com/appole/n/nf983f748fb2d)ってのを見て、来年にはAIと一緒にマイクラできるようにならねーかなーって思ってた。
ああいう自由度高いゲームにAIいたら、そこで交流したり、一緒にデカい建築物を作ったり、恋愛したりして、マジで第二の人生を楽しめそうじゃん?
でも、今の段階を見ると、今年中は厳しそうでうーんとなってる
いやまあ、
・ChatGPTの画像生成がリリース。指示に従う能力がかなり上がった
・GPT-5リリース。最初はパッとしないと思われてたが、ハルシネーションの減少により「AIが検索を置き換える」論が現実味を帯びる
・nano-bananaリリース。5人の立ち絵からピクニックしてる絵を生成(https://x.com/lakeside529/status/1960524929746788764?t=-MaI6qGEdkUrhKueXplPBw&s=19)など、ChatGPT以上の性能を発揮
こっちが休日にプラモ作ってたとか、何時間もゲームしてたとか、そういう話をすると、
心底不思議そうな顔で「へえ。それって、なんか意味あるの?」とか「完成したら売れるの?」とか聞いてくる奴。
うるせえ、としか言いようがない。
趣味ってのはな、それ自体が目的なんだよ。その行為に没頭してる時間そのものが報酬なんだ。
プラモ作りに集中している時間、ゲームの異世界を冒険する楽しさ。
そこに生産性とか、スキルアップとか、金銭的リターンとか、そんなクソみたいな物差しを持ち込むな。
たぶん、こういう奴らは自己投資とか自己啓発とか「コスパって言葉に脳を支配されてるんだと思う。
常に費用対効果を考えてて、自分の時間が1円にもならない無駄なことに消費されるのが耐えられないんだろう。
だから、他人が心底楽しそうに無駄な時間を過ごしているのが理解できないし、なんならちょっと不安にすらなるんじゃないか。
「どうせなら、もっと将来の役に立つことに時間使えばいいのに」とか思ってんだろうけど、
お前が必死こいてビジネス書読んでる間、こっちはただただ楽しい時間を過ごして、明日への活力を充電してんだよ。どっちが豊かな人生かは言うまでもないだろ。
一見、何の役にも立たないような、意味のない、無駄な時間の中にこそ、心の栄養とか、人生の彩りがあるんだよ。
当たり前のことにすら気づけないなら、お前のその「意味のある時間」とやらも、大して意味ないんじゃないの?って皮肉の一つも言いたくなる。
ワキガの手術はしたんだけど、やっぱ夏になると少しだけ臭う。
まあ大部分はアポクリン汗腺の臭いじゃなくてエクリン汗腺による臭いなんだけどね。
(ワキガ注釈:カレーや鉛筆削りを思わせる臭いは減ったけど、レモンや腐敗臭を思わせる臭いは結局残るよねってことね)
ワキのエクリン汗腺だけ除去しても背中や首筋から垂れる汗が結局同じ匂いだから体質改善しかないんだろうなってソッチは手術してない。
運動不足解消のためにHIITは3日に1度するようにしてるけどこの程度じゃあんま効果がないっぽいね。
魚臭症も気になったから無料で出来るっていう検査に応募したけど結果が帰ってきてない。
洗濯の時には臭い専用って名前に入ってる洗剤と漂白剤を使うようにしてるし、外干しもしてるけどまだまだ駄目だね。
これらをやった上で駄目なのはこれらが効果がないってより、これもやらなかったらもっとエグかったってことだろうから辞める気はないけど、こんだけじゃまだ駄目なのねって絶望があるのね。
夏場なんかは風呂上がりに溜まった洗濯物の匂いを嗅ぐとふと雑巾の臭いだなって自分でも感じてしまう。
俺が安心して過ごせるのは1人の時だけなんだよね。
たとえ自分がどんなに臭くても匂いを嗅ぐ他人がいなかったら問題ないわけだから。
俺にとって他人が近くにいるってことは「自分が加害している可能性を感じ続ける」ってことなんだよ。
ゆーてそれを過剰に気にしだしたら、他者を加害するだけの他のすべての人間が許せなくなって正義マンとして私刑を繰り返すようになるから「人間は人に迷惑をかけて生きているんだ」で割り切ってるけど。
本当なら仕事だって完全テレワークがいいけど、俺が長年勤めていた会社は「テレワークは駄目だ!出社が正義だ!」って考えなんだけど、だからって「俺は自分が臭いことに耐えられないのでテレワーク出来る会社に移ります」は流石に無理があるかなと。
俺にとって家ってのは自分の周囲に人がいないが故のセーフゾーンなのよ。
自分の家に他人がいるってことは、家の中においてさえ「臭い」って思われるリスクを常に抱えるってことだろ?
俺にとってもストレスだし、相手にとっても臭いやつと暮らすのはストレスじゃん?
それって結局はお互いの人生に余計なストレスを増やすだけじゃね?
俺達、結婚しない生き方を選んだ人間にはさ、それぞれの結婚しない理由があるんだ。
俺は先祖代々引き継いできた臭い身体が現代社会の求める無臭レベルの中では徹底排除される現実を前に結婚しないことを決めたんだよ。
他の人にはきっと他の人なりの理由があるんだと思う。
コミュニケーションを取ることが物凄く苦手だっていう理由で側に他人がいることに常に強いストレスを感じる人もいるだろう。
異常な小児性愛欲求の持ち主で万一にも子供ができたら絶対に手を出すという確信がある人もいるだろう。
結婚至上主義を押し付けられたことへの苛立ちが人生観を形作ってしまった人もいるだろう。
まとめて「ようは結婚できないだけでしょ?」で終わらせるのはそれぞれの人生を馬鹿にしてると思うよ。
俺は馬鹿にされて生きることに慣れてはいるけど、逃げ場のない怒りが心のなかに溜まっているのも事実だからさ、余計な茶々を入れられすぎると偶然堪忍袋の緒が切れて人生数十年の憎しみがいきなりお前に襲いかかる可能性だってあるからね。
安易に他人の人生を「まあコイツは何度も同じネタで馬鹿にされてるだろうから俺が今更やっても一緒でしょ」で虚仮にしないようにね。
死ぬよ。
国籍上は日本人だと認識しているが、一定の理性を感じられないと「あっち側の民族か」と感じるようになった。
基本的な前提となる価値観が異なる場合が多い。性格が悪いとか他人に迷惑をかけることを気にしないというレベルではなく、民族が違うんだなという感覚。
自分の中ではこの民族は、韓国人や中国人、アメリカ人やイギリス人、インド人やベトナム人や台湾人などよりも遠い存在だと感じている。
これは右翼左翼などではなく、右翼左翼はどちら側にも存在する。それらの右翼左翼は、自分たちの民族の中で右翼か左翼かを話している印象だ。
まだグラデーション化はされておらず、うまく分類することができていない。
ただし反ワクチンや陰謀論に染まる人間は「あっち側」に分類される。対話をしようとも考え方を知ろうとも思えない。そもそもまともな会話ができない。
自己中心的な人間は、単に自己中心的だからといってあっち側には分類されない。自己中心的なことを言っているのに、それを恥とも自己中心的だとも思わず当然のことだと主張し、赤の他人が自分に献身すべきということを心底信じているようなときに「あっち側の民族」と考えている。
俺が言いたいのは「あいつらは日本人ではない」ということではなく、「同じような日本人」という意識がなくなってしまったということ。「何か別の日本人」という感覚で、昔自分が思い描いていた「日本人」という所属は「こっち側の民族」という感覚になっている。
ほとんどの人は、中国の農村部で嵐が起きて人がたくさん亡くなっても、日本で起きたときと同等にはあまり可哀想だとは思わないだろう。俺はそれが日本人の中で起きている。
「あっち側の民族」とは、リアルで接触することは一切無くなっている。ネットでもフィルタリングをしていると稀にしか見かけなくなる。
フィルタリングの向こう側で「あっち側の民族」が暮らしているというように考えている。
最近では「あっち側の民族」の言っている話がだんだんわからなくなってきた。というのも、あっち側の話を見ても大して共感できないからだ。自分の生活実態や不満に思っている点と違いすぎ、彼らは謎の敵とずっと戦っているように見えている。
「あっち側の民族」に共通して見られるのは、極度の人間不信かもしれない。敵ではない人間ですらも敵認定することで、結果的に敵を増やしているように見受けられる。
「他人は敵だ」という意識で「あっち側の民族」はまとまっているように見える。
こうした分断意識を全体が持つと良くないとは思うが、個人の人生観の中では楽で便利なのでこの頃は多用するようになった。「こっち側の民族ではないんだな」と思えば腹も立たないし、そういうこともあるのだろうと事実も受け入れやすい。半ば諦めのようなところもあるが。
童貞歴17年。弱者男性高校の2年生。趣味はVtuberのスパチャと三国志。髪はベトつき、眼鏡は曇っている。
「下方婚を愛せ」「上を目指すな、下を極めろ」などの名言を残す謎の人物。存在そのものが思想。
私立メンヘラ女子学院の3年生。過去に5回メン地下のセンターをやったが、全部クビ。
「私って……価値、ないよね?」が口癖。メンヘラだが料理はうまい。
講師歴20年、交際歴ゼロ。弱者男性のすべての敗北を知るプロフェッショナル。
春。
そこに集うは、希望も夢も見ない者たち。
壇上に現れたのは、白衣をまとい、口ひげをたくわえた校長・尊師。
そして開口一番、怒鳴る。
生徒たちは混乱した。
下方婚?
「だが、地を這う者には、地を這う者なりの幸せがあるッ!!」
こうして彼らの三年間が始まる。
目標はただ一つ――
「女は“リスク”を取らない!イケメンのダメ男なら許されるが、お前らの“優しさ”は値段ゼロ!!」
「“へぇ〜そうなんだ”を繰り返せ。会話が成立してる気にさせろ!」
「ブサイクでも清潔感があれば戦える? そんなもん幻想だ!!」
「だからこそ逆手に取れ。“俺はブサイク”を武器にして、相手の優越感を刺激しろ!!」
生徒たちはメモを取りながら泣いていた。
「ここまで貶されると、むしろ清々しい……」
合同文化祭「LRG」が始まる。
元キャバ嬢、境界性人格障害、SNS依存、ポエム投稿女子……まさに「属性地雷オールスター」。
第一印象は、最悪。
「なんか……目、死んでない?」
「いや……お前も相当死んでるよな……」
だが、不思議と話は合った。
将来の夢:どちらも“愛された記憶が欲しい”。
ナツキは呟いた。
「私さ、ほんとはずっと……下でもいいから、誰かに必要とされたいって思ってた」
その瞬間、マサヒコの心に雷が落ちた。
だが、すぐに問題が出る。
「え、彼女が全SNSアカウントを消して失踪!? ……あっ、これ地雷の“本気”や……!」
弱者男性たちは悩みながらも動き始めた。
「でも、逆に言えば、地雷を処理できるのは……俺たちだけだ!!」
弱さを知る者が、弱さに寄り添う。
それは、恋ではなく、共依存かもしれない。
だが、マサヒコは言った。
「それでもいい。俺は、誰かの最後の選択肢になれるなら、それでいいんだ」
卒業式の日。
「弱者男性よ!!」
「お前たちは“勝ち組”ではない!! でもな!!」
涙を流しながら、生徒たちは社会へ飛び出していく。
相手のスペックを問わず、自分を受け入れてくれる誰かを求めて。
リングは安物。
でも、彼の声はまっすぐだった。
「俺と、地獄でも一緒にいてくれ」
投稿件数の増減:はてな匿名ダイアリー(通称「増田」)の投稿数は2010年代半ばに大きく増加し、2016年前後にピークを迎えたとみられます。その後2018~2019年頃には日々の投稿数がやや減少に転じたという分析があります。一方で2020年代に入ってから投稿総数自体は必ずしも減少していません。むしろスパム投稿やAI生成と思われる短文投稿の大量発生により、1日あたり数千件もの日記が投稿される日も見られました。例えば2020年10月中旬のある日は約6,000件以上の投稿がありましたが、これらの多くは数十文字程度の極端に短い記事で、内容のないスパム投稿が急増した結果でした。2023年頃の通常時でも1日2,000件前後の投稿が確認でき、投稿数そのものは依然として多い状態です。しかし、その内訳を見ると文字数中央値が40~50字程度と非常に短く、挨拶程度や一言だけの投稿が大量に含まれていることがわかります。総じて、量的には投稿数は高止まりまたは増加傾向にあるものの、その質や実質的なユーザー参加率という点では低下している可能性があります。
平均ブックマーク数の低下:投稿数が膨大になる一方で、各記事が獲得するブックマーク数は全体的に伸び悩んでいます。2019年の統計によれば、同年に増田全体で付けられたブックマーク総数は約998,454件にのぼりました。一方、月間の投稿件数は毎月6万~7万件規模に達しており、単純計算すると1記事あたり平均1~2件程度のブックマークしか獲得していないことになります。実際にはごく一部の人気記事が何百件ものブックマークを集める一方、大多数の記事はブックマーク0~数件にとどまる ロングテール の状態です。たとえば2000ブックマークを超えるような大反響の記事は全体のわずか0.2%程度であり 、中央値で見ればブックマーク獲得数は0件に近いと推測されます。2020年以降もこの傾向は大きく変わらず、むしろスパム的な記事増加により相対的に平均ブックマーク数は下がっている可能性があります。つまり、「増田」に投稿された大半の記事はほとんどブックマークされず埋もれている状況であり、ユーザーの関心が集中する記事はごく一部に限られてきています。
平均ブックマーク数の推移例:2019年の月次データでは、1月に投稿約71,267件・ブックマーク計65,570件、2月に投稿61,454件・計81,330件ブックマーク、3月に投稿62,855件・計71,860件ブックマークといった数値が報告されています。月によってばらつきはありますが、いずれも投稿数とほぼ同じ桁数のブックマーク総数で推移しており、1記事あたり平均約1件前後のブックマークとなっています。これに対し、中央値のブックマーク数は0件であることがほぼ確実です。実際、**半数以上の記事がブックマーク「ゼロ」**のままという指摘もあり、特に2020年以降は投稿の質の低下に伴って読者の反応(ブックマーク付与)がより選別的になっていると考えられます。
ブックマークコメント:増田におけるコメント機能は直接のコメント欄ではなく、はてなブックマーク上でのコメント(ブコメ)が事実上の議論の場になっています。人気記事には数十件~百件規模のブックマークコメントが付くこともありますが、平均的な投稿ではブコメ数もごくわずかです。ブックマーク数が0~1件程度の記事にはコメントも付かないため、全投稿の中央値で見ればコメントも0件となります。したがって、コメントが活発に付くのも一部の注目記事のみという状況です。例えば2019年のデータでは、被ブックマーク数トップクラスの記事でもブコメ数は数十件規模で(それでも一般記事よりは多いものの)限定的でした。2020年以降、この傾向はさらに顕著になっています。投稿の大量増加で一つ一つの記事への注目度が薄れたことや、後述するようなコンテンツ傾向の変化により、ユーザー同士の議論が盛り上がる記事が減少していると考えられます。
言及(トラックバック)的な動き:はてな匿名ダイアリーでは他の記事への「言及」機能も提供されており、2021年6月には記事本文から直接「言及する」リンクで他記事に応答できる仕組みが追加されました(過去記事をまとめ読みできる人気記事アーカイブ機能とともにリリース)というアナウンスがありました。この機能によりユーザー間で相互に日記を参照し合うハードルは下がりましたが、実際に頻繁に言及(トラックバック)される記事もごく限られています。2019年の統計では、年間で被トラックバック件数がもっとも多かった記事でも170件程度で、上位50位以内に入るには10件以上の被言及が必要でした。しかしこれらは例外的な人気記事であり、大半の記事は言及されることなく終わります。2020年以降も傾向は類似しており、人気記事にはTwitterやブログ等から言及されて話題が広がるケースがある一方で、増田内で記事同士が言及し合うコミュニティ的な盛り上がりは縮小しています。ユーザーからは「最近は互いに絡み合うような増田同士のやり取りが減った」という声もあり、コメントや言及といった双方向のコミュニケーション面でも過疎化が進んでいると評価されています。
トップエントリのブックマーク推移:各年の「人気エントリー」を見ると、トップクラスの記事が獲得するブックマーク数には若干の上下はあるものの、おおむね数百~数千件規模で推移しています。2020年では、年間トップの増田が2260ブックマークを集めました。これは過去の「保育園落ちた日本死ね」エントリ(2016年、約1400ブックマークと言われる)などを上回る水準で、2020年前後は過去最大級のブックマーク数を稼ぐ増田が現れた時期と言えます。さらに2021年には2558ブックマークという記録的な記事(「当たり屋対策の集合知」)が登場し、増田史上でも屈指の反響を得ました。一方、2022~2023年になるとトップのブックマーク数は1500~2000件台が中心で、2021年のピークと比べ若干減少傾向にあります。例えば2023年の年間トップは推定で約2060~2100ブックマーク前後(「ゲームさんぽの次に見るべきYouTube教養コンテンツ」に関する記事)で、2021年の記録には及ばないものの依然として2000件近い注目を集めました。
ランキングボリュームの変化:人気エントリ上位の顔ぶれを見ると、トップ50やトップ100に入るためのブックマーク数も徐々に変化しています。2020年は年間50位前後の記事でもおおよそ300~500ブックマーク程度を集めていましたが、2023年では50位前後で200~300ブックマーク台となり、ボリュームゾーンがやや下がったようです(正確な順位データによる比較では、たとえば年間200位のボーダーは2021年約666件→2023年約605件と減少傾向 )。これは「突出したバズ記事以外はブックマーク数が伸び悩むようになった」ことを示唆しています。要因として、読む側のユーザー数・熱量の減少や、話題の分散化(多数の記事が投稿され競合するため一極集中しにくい)などが考えられます。つまり、ごく一部の超人気増田を除けば、多くの記事のブックマーク獲得数は往年より低調になっていると言えます。
2020年前後のトレンド:2020年は新型コロナウイルス感染症の流行が匿名ダイアリー上でも大きなテーマとなりました。政府の休校措置への批判や、ワクチン・変異株(例:「N501Y変異株の爆発的な増加を知ってほしいという話」)に関する記事が多数投稿され、いずれも大きな反響を呼んでいます。リモートワークや自粛生活の体験談、コロナ禍での社会批評的な増田も増え、2020~2021年は時事問題や社会問題を扱う記事が目立った時期でした。一方で、「意識の低いフリーランスの生存戦略」や「100分de名著を100冊読破して人生変わった」等、自己啓発・仕事術・ライフハック系の増田も2020年前後に人気を博しており、多様なジャンルでバズる傾向がありました。
2022年頃の傾向:2022年になると、コロナ禍の話題は徐々に落ち着き、代わりに日常生活や人生観に関する増田が人気化する例が散見されました。例えば「子供は作っておいた方がいい」という家庭観に関する記事や、「独身中年男性、狂ってきたので今のうちに書き残しておく」といった生き方・人生相談系の増田が注目を集めています。また、「セックスレス解消に足りなかった視点」 のような男女関係・ジェンダー問題を扱う増田が話題になるケースも増え、従来から一定の人気テーマである恋愛・結婚やオタク文化に関する投稿もコンスタントにホッテントリ入りしています。2022年前後は、社会全体のムーブメントというより各個人の体験談や意見表明が多様なテーマで発信・拡散される傾向が強まったといえます。
AI生成コンテンツと虚偽投稿の台頭(2023~2025年):2023年以降、匿名ダイアリー界隈で特に注目された変化が生成AI(人工知能)を用いた創作投稿の増加です。ChatGPTをはじめとする文章生成AIが一般化した影響で、増田でもAIを活用したと思われる長文記事や創作物が散見されるようになりました。実際、2023年後半になると「バズっている増田記事の相当な割合がAIによって書かれている」との指摘もあり、この風潮に対してあるユーザーは「長文増田=AI増田という疑念が広まり、人力の力作長文が敬遠されるようになった。真面目に書いても誰も書きたがらなくなれば増田は滅びてしまう」と危機感を表明しています。AI投稿の氾濫により読者がコンテンツを疑うようになり、結果として良質な投稿者のモチベーション低下を招いているという懸念が広がっているのです。
また、2024年~2025年にかけて露見した出来事として、特定ユーザーによる虚偽投稿問題が挙げられます。2025年1月、はてな運営が匿名ダイアリー上で「差別的表現の通報があった記事」を調査したところ、同一アカウントから内容の異なる複数の創作記事が投稿されていたことが発覚しました。そのユーザーはあたかも犯罪被害者の親族や様々な当事者を装い、時事ネタに乗じたフィクションを量産していたとされ、運営はこのアカウントを停止し過去投稿もすべて削除すると発表しました。この件は増田利用者の間で大きな波紋を呼び、「やはり最近の増田は嘘松(虚偽)ばかりではないか」「釣り記事が横行し信用が落ちている」という批判や嘆きが聞かれました。注目を集めた増田が実は虚構だったという事例が続いたことも、ユーザー離れや過疎化感につながる一因となっています。
定量的評価:表面的な投稿数だけを見ると、はてな匿名ダイアリーは2020年以降も一日数千件規模の投稿があり賑わっているように見えます。しかしその内実を精査すると、スパムや短文ばかりが大量発生している側面が大きく、ユーザーコミュニティとしての活力はむしろ低下していると考えられます。アクティブな執筆・閲覧ユーザー数に関する公式発表はありませんが、前述のように平均ブックマーク数やコメント数は極めて低水準で、読者の反応が乏しい記事が大半です。これは裏を返せば、「書き捨て」のような投稿や質の低い記事ばかり増えて濃いユーザー同士の交流や共感を呼ぶ投稿が減っていることを示唆します。定量データ上も、2010年代後半から投稿者・ブックマーカーのアクティブ率が横ばい~減少傾向であることが指摘されており 、コミュニティ全体としての熱量低下が伺えます。総合すると、「過疎化」は単に投稿数では測れないものの、実質的な参加者エンゲージメント(相互作用や反応の量)が落ち込んでいる点で進行していると評価できます。
ユーザー間で語られる背景・原因:過疎化の背景にはいくつかの要因が考えられ、ユーザー間でも議論されています。大きな原因の一つは前述したコンテンツの質的低下です。増田特有の「匿名だからこそ赤裸々に語られる深い話」が減り、代わりにAI生成文や虚偽の創作ネタが増えたことで、「読み応えがない」「信用できない」という声が増えました。これにより従来コアだった読み手・書き手が離脱し、悪循環的に良質な投稿がさらに減るという構図が懸念されています。加えて、Twitter等他のSNSや掲示板にユーザーの発信の場が移った影響も指摘されています。かつては増田で日記を書くしかなかった層も、現在は短文ならTwitter、長文ならnoteやはてなブログ実名アカウントで発信するなど選択肢が広がり、匿名ダイアリーにあえて投稿する必然性が薄れたとも考えられます。
さらに、コミュニティ内のリアクション文化の変化も原因の一つです。増田に投稿しても「どうせ誰も読まない/ブクマしない」と感じるユーザーが増え、結果として反応が乏しい記事がさらに増えるという状況になっています。実際、「増田で頑張って書いても損するだけ」というユーザーの嘆きが2025年時点で表明されており 、参加者のモチベーション低下が見られます。また、2025年の運営による問題ユーザー削除の件では「運営による統制や検閲が強まった」と感じた層もおり、萎縮効果で投稿を控えるユーザーもいるようです(もっとも、多くのユーザーはむしろ歓迎する対応でしたが)。
以上を総合すると、はてな匿名ダイアリーは2020年以降、量的には賑わっているようで実態はユーザーエンゲージメントが低下した状態にあります。ブックマーク数・コメント数など定量的指標の低迷 、およびAI・虚偽投稿の横行やユーザー離れといった定性的な要因  が重なり、コミュニティとして緩やかな過疎化が進行していると言えるでしょう。その一方で、毎年数本は数千ブックマーク規模のバズ記事が生まれており、匿名ならではの告白系エントリや鋭い社会批評が大きな話題になる土壌自体は残っています。今後、質の高い投稿をどう維持・促進していくかや、AI時代における信頼性確保が課題となっており、これらに対応できなければさらにユーザーが減少する恐れがあります。一部ユーザーからは「このままでは増田文化そのものが滅びかねない」という危機感も示されており 、コミュニティの立て直しが求められている状況です。