はてなキーワード: 突き出しとは
そこでは北に沈黙があり、南に声がある。
だが大地は裂けながらも、いまだ一つの夢を
抱えている。
座していた。
彼の声は法となり、彼のまなざしは掟となった。
人々は彼を讃えながらも、心の奥では問いを
抱いていた。
――王は永遠に続くのか、と。
ある日、王の傍らにひとりの娘が立った。
その姿は朝の霧に包まれながらも、
王の手が示すままに歩き、
人々の目に映る新たな物語となった。
言った。
「いや、まだ隠された血筋がある」と、
別の者はささやいた。
だが王は沈黙したまま、
娘を連れ、海の彼方へと赴いた。
その旅は祝福の道か、
それとも新たな鎖の始まりか。
風が問いかける。
「この玉座は血のためにあるのか。
それとも大地と人々のためにあるのか」
そして山々は答えず、
ただ霧を深めて、玉座を覆い隠した。
欧州では仕事9-17時、春1w(イースター)、夏2w、冬2wの海外旅行をして、貯金も貯まる。
ある年の冬、オフシーズンのギリシャに行った。空港からの地下鉄はストライキをしていて、駅員に聞いて乗り換えた。アテネの建物は古く、中心部はあまりきれいではない。
とはいえ、地区によっては瀟洒なアパートやきれいなブティックもある。当時、ギリシャ経済は最悪だったが、丘の上から夜景を眺めると、確かに明かりはG7の国の首都に比べれば控えめだが、それほどでもない。
アテネでは観光客らしくパルテノン神殿(ホテルの屋上からも見える。夜はライトアップされる)やそこらに点在する遺跡、プラカ地区の店やカフェを冷やかして周ったあと、車で時計回りに国土の南三分の二を一周することにした。
コリントスの地峡を渡って(シーサイドの道中、橋の夜景が絵になる)水かきのついた手の形をしたペロポネソス半島に着くと、酒屋で赤ワインを買って宿でバッカスに乾杯した。なお、近所にバーはない。ギリシャ北部で作られる、クシノマヴロという葡萄品種の酒は、中重口で優美でおいしく、瓶熟成も期待できそうな、輸出できる味だが、伊仏のそれと比べて安い。
朝は煮出した濃厚なギリシャコーヒーで目を覚まし、近くの透き通った海で英気を養う。
この半島は、内陸部はオリーブしか生えないような岩と乾燥土の荒れ地で、岩山のてっぺんに砦があったりする。寝坊したので、古代遺跡に着いたらすでに入り口は閉まっていたが、柵を乗り越え中に入って古代競技場の観客席に腰掛けたりはしない。
半島の先端に行ってみたが、住人のいない迷路のような道の村に羊が歩いていた。
スパルタの町は、道路に信号がなく、交差点では左右の車を阿吽の呼吸ですり抜けた。外国人でも通じるらしい。博物館の彫像は、ことごとく首なしか鼻欠けだった。征服に来た古代マケドニア人の仕業らしい。
いくつか小さな町に立ち寄ったが、海に近いのでシーフードがおいしい。
国道は片側一車線だが、路肩を使って二車線になっている。
夜、給油すると、係が、20%の消費税をぼやいていた。「政府が俺らを殺しているんですよ、メリークリスマス」
風が強かったが、フェリーに車を乗せてザキントス島に着いた。イオニア海はきれいな青緑色をしている。ここは、夏場は欧州一円から来たパリピの若者が夜通し遊ぶところだが、冬はクラブも閉まって静かだ。何もないので、カフェバーでビールをゆっくり飲む。
翌日、浜辺に難破船のあるシップレックビーチまで、道を間違えつつ辿り着き、崖の上から眺めた。鮭の切り身のような形の岩壁が突き出し、ここだけ色がひと際鮮やかなエメラルドブルーの海を区切っていて、有名な写真スポットだ。晴天だが風が強く、帰りのフェリーは欠航まちがいない。島を一周して宿に戻る道すがら、レストランで久しぶりに鯛を食べた。
半島に戻ると、橋を渡って、本土西側イオニア地方の丘の上の遺跡を歩いた。この辺りの国道はなにもない丘と低木の生えた乾燥地を抜けていて、車は時速100km以上ですっ飛ばして行く。
実はギリシャ本土は北に行くほど山がちで、スキーリゾートがある。これを知らず、車はノーマルタイヤだった。なにしろ、比喩的な心筋梗塞に襲われ、旅行の前日に思い立って航空券を買ったのだ。
メテオラという、ビルほどの巨大な奇岩が連なっている天辺に修道院が乗っている所に来た。修道院には、ロープウェイで物資を運んでいるらしい。
その後、オリンポス山を見に行ったのだが、雪に煙って見えなかった。バーに入って酒をたのんで話をしたあと、覚えていない。
ギリシャのトイレの水道管は断面が狭いらしいので、トイレットペーパーは流さないでかごに捨てることになっているところが多い。
朝食では、濃厚なギリシャヨーグルトに特産の蜂蜜をかけて食べた。いろいろギリシャ料理があったが、名前は忘れた。
一方通行の路地の片側にはびっしり駐車してあり、しかも一台分の割り当てが短い。慣れずに苦戦していると、「きみ、出るのか入るのか、どっち?」
この日、神殿を見にデルフォイまで行くつもりだったが、途中、雪が散らつき車を飛ばせず、峠に向かうと夜になり、固く引き締まった雪道に空は吹雪いていた。実は、車屋の親父が調子のいいやつで、タイヤチェーンをトランクに入れてくれたのだが、サイズが合わない。峠で唯一のホテルの前で、明かりを頼りに苦戦していると、主が出てきて、中でコーヒーを飲ませてくれた。結局、諦めてアテネに戻ることにした。途中の高速道路は新雪と融雪が斑なシャーベットになっていて、一台だけ時速60kmで進んだ。アテネに近づくと、辺りは雪の気配さえない。真夜中、アパートホテルの場所を探すのに、手間がかかった。
結論として、今度ギリシャに行く機会があるとすれば、北部の都市テッサロニキを見てみたいが、気温40度になる夏、あるいはたくさんあるうちの島のいくつかのビーチで寝そべって過ごしたいかといえば、よく分からない。もしかすると、クレタ島もいいかもしれない。
野球部で活動することがいつだってハラスメントと隣合わせである現実と向き合わないといけない。
熱血主人公が絶対的に正しく、それに共感した仲間たちが勉強や家の手伝いをゴミ箱に投げ捨てて同じ用に努力する日々を美化する時代は終わった。
野球を上手くなるためにチンポを舐められるのか、チンポなんて舐めても野球は上手くならないからこれは心の歪んだ先輩の性暴力なんだと気づく物語。
学校が甲子園に出られるようにするためにチンポを舐めさせようとした先輩を警察に突き出し、全ての膿を吐き出すために3年生2年生世代が全員消える。
1年生と新人監督、削られた部費、恐れ知らずのバカ先輩による嫌がらせ、それらと戦いながら甲子園を目指す。
当然上手くいかない。
予選で負ける。
2年生になった主人公たち、舐めた態度の新入生。
必死に戦い、また予選で負ける。
3年生になり、焦りが募る。
才能はあるが磨き方が足りない後輩、どうにかして前を向かせたい気持ち。
そして気づけばチンポを舐めさせようとしていた自分。
高速で転がりゆく人生。
注意と罰則の段階を一つ飛ばすっていうことは、口頭注意の限界を超えたらいきなり損害賠償や罰則に飛ぶってことになるよね。
①身近な人間による口頭注意
↓
↓
↓
③の示談についてはそれをやった人間の支払い能力を越えていたら④にそのまま飛ぶってこと。
たとえば貧乏な家の子供が同級生を殴って怪我させて、病院代を払えなかったら示談で終わらずに少年院送りになるってことだよ。
よっぽど力関係がある場合以外は両者が③・④を実施するレベルを先送りにして将来的に帳簿でトントンになるのを見越して保留する形になるわけだが、その際の一時的な処置として②の「ひとまずコイツには殴って分からせておきますから」は大きな意味があった。
子供が実際に自分の体でダメージを受けることは本能レベルで反省を刷り込む機会をもたらすからね。
「人間は動物じゃないからそんなことはない」って主張する人は、なんで断酒する人が抗酒薬(シアナマイド)を服用するか考えて欲しい。
現代医学の世界においても「肉体的苦痛によって人間の行動はコントロール出来る」という研究成果があるってことだよ。
つまり、暴力による教育を行っている人たちってのは犯罪者予備軍を踏みとどまらせるためにやってるわけ。
それはある中にシアナマイドを処方するのを辞めることに等しいんだよ。
行動習慣として染み付いた犯罪行為を辞められずにあっという間に少年院や刑務所に入ることになる。
刑務所に入ったことで更生できる人間もいるけど、それ以上に刑務所に入ったことで「たまに刑務所に入りながらの生き方もあるなら俺もこれでいこう」と学んでしまう人も多い。
何故そうなるのかと言えば、身近なロールモデルが収監された犯罪者と刑務官しかいないからだ。
刑務所に入るような人間が刑務官になるのは難しいわけで、そうなると身近な犯罪者をロールモデルにすることになる。
その相手が更生に向かって進んでいるならいいけど、ちゃんと働いているふりして実際には出たあとはどうやって今度は捕まらずに反社会行為を続けるのかばかり感がている人を参考にしたらもうおしまいだ。
少年院や刑務所のことをちゃんと知らない人は「あそこに入れたら犯罪者が真人間になって帰ってくる魔法のハコ」みたいに思ってるフシがあるがそんなことはない。
一般社会の中で殴られながら暮らすほうがよっぽど更生の余地はあるんだ。
周囲には大勢の「犯罪とは全く無縁の人生を歩んでいる人たち」のロールモデルがあるわけで、その中には数多くの「センコーや親方にぶん殴られながら時間をかけて大人になった元不良」もいる。
そういった人達との出会いの機会がごっそり奪われてしまうことのリスクをもっとちゃんと考えて欲しい。
悪いことをしたと自覚させるためには罰則が必要だが、そのやり方としていきなり少年院送りにするんじゃ未来が閉じるんだよ。
未来を残しながらも、どんな馬鹿でも自分がやったことが許されないと理解させるためには、もう暴力しか無いんだよね。
罪を犯すような人間が真人間になれる機会を犠牲にすれば、ただ警察に突き出して相応の裁きを受けてもらうだけでいい。
でもそんなことしたら未来の社会からまともな人間が1人減って、代わりに犯罪者が1人増えるかも知れない。
どちらの未来に分岐するかの分かれ目で、少しでもマシな未来にたどり着いて欲しいという願いがこもっているのが、愛の拳、躾の暴力なんだな。
それを分かったうえで語ってほしいもんだよ。
お前の釣り記事、悪い意味で腹にくる。読んでる間ずっと、道端で配ってる怪しい試供品を無理やり口に押し込まれてるみたいな気分になる。行ごとに針を突き出してくるけど、その針があまりにも目立つ。錆びた安全ピンを「これ毒針です」って自慢してる感じ。自分では巧妙だと思ってるのかもしれないが、こっちからしたら素手で持てるレベルのオモチャだ。刺さる以前に笑えてしまう。
効く釣りは、読んだときはただの文章に見えて、しばらく経ってから心の奥でじわっと膿みはじめるやつだ。閉じた本を机に置いた瞬間にふっと浮かぶ違和感。それが脳の裏にこびりついて離れない。文全体は真面目で、たった一か所だけ冷えた温度を忍ばせる。その違和感を察した人だけが「あの文章、やばいぞ」と広める。目に見えない毒ほど、時間差で効く。だからこそ人は自分から進んで舐める。
お前のやってることは、唐辛子を炊飯器いっぱいに詰めて「これが旨味だ」と言い張るようなものだ。最初は確かに刺激がある。でも二口目には舌も脳も壊れて、何を食べてるか分からなくなる。釣りだって同じで、連続で殴れば殴るほど相手は無感覚になる。魚だって網を見せながら追い回せば逃げる。捕まるのは死んだ魚だけだ。
間合いが読めない釣りは、ただの悪ふざけにも劣る。平凡を置き、油断させ、突然足元を崩す。それでこそ反応は生まれる。逆に「俺は今からお前を釣るぞ」と全力で叫びながら近づくやつは、酔っ払いの喧嘩と同じで見てる方が恥ずかしい。
お前の釣りは浅瀬でバケツを振り回してるだけだ。深さも潮の流れも測らず、撒き餌をドサドサ落として、後は「来いよ」と座って待つ。そりゃ寄ってくるのはカラスかゴミ袋だけだ。古典の悪戯、毒のある詩、広告の隠しコピー、裁判記録の皮肉…そういう濃い餌を漁れ。毒は水で薄めるな。純度を上げて、少しだけ垂らせ。針はしまい込み、見せた瞬間に錆びることを忘れるな。
もし隠せないなら書くな。書くなら、自分も沈む覚悟を持て。沈むのが怖いなら、釣り師ではなく観客として岸で拍手でもしていろ。観客が一番安全だし、一番退屈でもある。退屈の中で生きたいなら、それもまた才能だ。
とりとめのない話を聞いてほしいのだが。
ここ一年くらいのことだ。夜に女性従業員が接待するお店に通っている。月に2~3回くらい。
道路を作る仕事をしてて、たまに現場がハードな日がある。帰りに飲み屋街に寄って、焼肉を食べて帰る習慣があった。
疲労した肉体と空きっ腹に、お酒とロース肉と石焼ビビンバと冷麺がマッチする体験。ベスト快楽である。仕事帰りにうまいメシを食べるのが好きだった。
いつからあの店(二行目のお店)に通うようになっただろうか。数えてみたけど、やはり一年以上は経つ。
きっかけはなんとなくである。これまで個人的に夜のお店に行ったことはなかった。会社の経費とか、先輩や上司の付き添いでキャバやラウンジに行ったことはあるが、自分には合わなかった。
ただ、スナックだったら自分でも行けるかもしれないと思った。それだけだ。スナックって、どっちかと言うと居酒屋の仲間なんだろう、確か。秘密戦隊ゴレンジャーの第1話にも料理店みたいなスナックが出ている。
過去、いわゆる増田の日記でスナックに行ってみたいというのを読んだことがある。一度は行ってみたいと思っていた。
そこは実際、いい店だった。初めて行った時は「はぐれ刑事純情派で見たかもしれぬ」と思った。
店内は明るい内装だった。暗闇なんてことはなかった。「どの席に座ったらいいですか?」と聞いたら、ママさんと若い子(kanaさん。以下敬称略)が案内してくれた。突き出しが出た。廉価な食材なのは明らかなのに、不思議とおいしい。
その店なんだが、(疲れた日の)仕事帰りにふらりと立ち寄るには、程よい賑やかさと、肩肘張らない雰囲気が今でも気に入ってる。ママさんの人柄が移ってるんだろうか、女の子たちもみんな愛想が良い。後で聞いたが、求人誌じゃなくてスタッフは全員紹介制らしい。なるほど……と思った。
お店に入ってカウンター席に座ると、大抵誰かが声をかけてくれる。
最初に話しかけてくれるのは、kanaが多いかもしれない。「いらっしゃいませ」の声が、少し落ち着いたトーンで安心する。
kanaは話しやすいし、何より聞き上手だ。ついつい、仕事の愚痴とか、どうでもいいような話をしてしまう。話し過ぎるとウザいんで、彼女のネイルの話もするようにしてる。
と言ってしまった。こんなこと、会社で気になってる子にも言ったことない。一番とか言ったら、二番と三番が居そうな気がする。あの発言は、湿原だったと感じている。
でも、決して嘘ではない。その時の正直な気持ちだ。彼女の、どこか控えめな笑顔が好きだなって。
ナニカを好き、という感情があるなら言えばいいと思う。恋愛に限らず。自分の気持ちを正直に言えない人は、弱い人間だと思う。私はこのお店が好きなのだと思った。
ここまで書いていて、未成年の頃に読んだ『はてしない物語』という小説を思い出した。今しがた序盤を読んでみると、懐かしの文章を見つけることができた。
何かに心をとらえられ、たちまち熱中してしまうのは、謎にみちた不思議なことだが、それは子どももおとなと変わらない。そういう情熱のとりこになってしまった者にはどうしてなのか説明することができないし、そういう経験をしたことのない者には理解することができない。山の頂を征服することに命を賭ける者がいるが、なぜそんなことをするのか、だれ一人、その当人さえもほんとうに説明することはできないものだ。 P.17
だが意外なことに、私が其処で見つけた感情は明るい春の森ではなく、低草の海原だった。日光が高々と茂る樹木の若葉をすかして降り注ぐはずが、光が届くことはなくて、影ばかりがあった。
春の里山を歩く時の、土の匂い、きのこの香り、暖かい空気、桜の木に停まったメバルのさえずり。私が立っている場所にはそういう森林の風情はなくて、ただ開けた草原に立っていて、満ち足りない自分が何かを探しているような感覚があった。
ここは、いいところなのだ。それは間違いない。
※ほかの客は「ガールズバー」だと言ってた。でも看板にはSnackとある
kana以外に他の子たちも、それぞれに良いところがある。yukiは大変明るくてよく笑うし、minamiは一生懸命話を聞いてくれる。傾聴力がスゴイ。
ほかにもいい子がいる。19才~50代まで幅広い年齢の従業員がいる。はてみ民はおおよそ支持するであろう、多様性がある。
彼女たちを見ていると、それぞれ全員頑張っていると思う。自分も社会人約20年なので、わかる。
彼女らは、この場所でそれぞれの持ち味を発揮しようとしている。みんなスゴイと感じる。自分が若い頃とは、てんで違う。若者言葉でいうと「レベチ」だろうか。
だから、誰に対しても分け隔てなく接したいと思うし、特定の子だけ贔屓しないようにしてる。まあ、指名制度はないし、どの子が付くかは運しだいなのだが。
実家に帰った日などは、有名店で買ったお菓子を持参することがある。皆にもお裾分けしたくなる。
できるだけ、ほかのお客さんの分も買うようにしてるが、数が足りない時は、自分のところに付いた子と2人で食べる。
このお店は開店して何十年も経つらしいが、いつ無くなるかだってわからない。貴重な時間を、その瞬間をお菓子に閉じ込めて共有しておきたい。人生の残り時間は、見えない導火線のようなものだから。
ママさんには、「この店が一番居心地いい。女の子たちがガツガツしてなくて、和気あいあいとしてるのがいい」と伝えたことがある。
これも本心だ。客同士で競い合うような雰囲気や、店員同士が張り合っているような空気は疲れてしまう。若い頃、年配の上司の奢りで行ったことのあるクラブで、目の前の女の子が確か……
「ねえ、私。昨日が誕生日だったんです」
と言ってきた。
当時21才だった私が「?」となっていると、上司は「おめでとう。いいお客さんにシャンパンおごってもらえた?」と返していた。そういうことか、と思った。
さらにまた別の子が「じつは、私~あと十か月後に誕生日なんだけど~」と言ってきた。冗談だと信じたかった。
ほかの店の話はやめよう。とにかく自分は、ここが好きだ。ここの、どこか家庭的な雰囲気が好きなのだ。
ほかに好きなところは……『余裕』だろうか。半年ほど前、私一人がお店にいた時、あまりにお客が少ないものだから、「シャンパンを注文します。ワインでもいいです。何かありますか?」とkanaさんとminamiさんに尋ねた。お店のスタッフはそのふたりだけだった。
すると、ふたりはキッチンの方まで行って、それから帰ってくると、「ごめんなさい。ひとつもないんです」と返答した。その時は、『残念……』としか思わなかったが、帰宅途中におかしいと気が付いた。
夜に女性がドレスを着て接客するお店に、ボトルをひとつも置いてないということはないだろう。何が言いたいかというと、あのふたりは私のことを気遣ってくれたのだ。主に財布のことを。
その時、心の中に温かい感情が芽生えた。ここまで気遣ってくれなくていいのに、と心の底から感じた。
これまで2回だけ、kanaと同伴出勤したことがある。お好み焼きとか、焼き鳥のお店に行った。高い焼肉を奢ろうとした時もあったけど、好きではないようだった。
それ以前、kanaの同伴依頼を断ったことがあった。ある日、お店の営業が終わる頃だった。そこで私は同伴のお誘いを断った。するとkanaは、同伴ができないなら、お店が終わった後に深夜営業のレストランで夕食を奢ってほしいという。自分と仲間に。それも結局断ったのだった。明日の朝が早かったので……
後日、なんだか悪いと思って同伴出勤をしてみたのだが、新鮮な感覚だった。一瞬だけど、若い頃に戻れたような気がした。お洒落な私服の女性と、一緒に往来を歩くのは久しぶりだった。
それからの私は、お店で自分が○回以上付いた~という基準を満たす子を全員同伴に誘っている。kanaだけと行くのは公平ではない気がしたから。自分にとっての矜持だった。
いつからだろうか。kanaが時折、こちらをじっと見ている。本当にそうだ。男の自分が気付くのだから、間違いないと思う。
ほかの席にkanaがいて、喋ってなくて蚊帳の外みたいになってる時に、私がいる方を見て、何か言いたそうな表情をしている時がある。
もしかしたら、自分の行動は悪かったのだろうか。あの子にはどう映っているのだろうか。自分には夜のお店のマナーはわからない。やはり、多くの子と同伴をするのは悪いことなのだろうか。
あの時、kanaに「一番」と言ったのは、その時の気持ちだった。
でも、それは彼女に対してではないのかもしれない。私はこの店の雰囲気全体が好きで、そこにいる一人ひとりの女の子たちに感謝している。
それはまるで、応援しているアイドルグループ全体を好きになる感覚に近いのかもしれない。特定の誰か一人というより、箱推しというやつだと思う。箱推しという単語は、先日YouTubeチャンネルで配信されていた『推しが武道館いってくれたら死ぬ』という作品で学んだ。
一人ひとりの個性はちゃんと見ているつもりだ。例えば、kanaの落ち着いた雰囲気、yukiの明るさ、minamiの真面目さひたむきさ。それぞれいいなって、その良さを感じている。
でも、特定の誰か一人を気に入ってるという感覚がない。みんな人柄がいい子だから、みんなに好意があって、それは、応援しているチームのメンバー全員を応援するような感覚だ。そう、本当に「箱推し」なのだ。
ただ、彼女たちはアイドルではない。だから、自分のこの感覚は彼女たちには伝わらないだろうし、むしろ言えば……誤解を招く。
この日記を書いたのは、ちょっと前に、kanaに「増田さんはいい人だけど、たまに、なんか嘘ついている気がする」と言われたからだ。「増田さん。夜の店では、一人を選ぶのが普通かもしれませんよ」とも。
kanaは、私を「気持ち悪い」と感じているかもという考えが頭をよぎった。もし、そうだったら少し寂しい。kanaの、あの控えめな笑顔が好きなのである。
結局、どうすれば良いのだろうか。
誰か一人だけを特別扱いすれば、それはそれで他の子たちに申し訳ない気がする。そのうち職場の人間関係が悪くなるかもしれない。かといって今のままでは、kanaが寂しい表情のままなのかも。
先月、店を出る時、kanaが話しかけてきた。「あの……いつも、ありがとうございます」と。
その言葉に、私はただ「こちらこそ、ありがとう」と返すのが精一杯だった。本当は、もう少し何か言いたかったけど、言葉が見つからない。
彼女も、何か言いたいことがあったのかもしれない。
夏に入ってからは一度も店に行ってない。今週は少しだけ顔を出してみようか。もし機会があれば、少しだけ、自分の気持ちを正直に伝えてみようか。『箱推し』であるという。
ただ、ほかの従業員もお客さんもいるし、それとない言い方しかできないと思う。ストレートに伝えるために同伴するにしても、kanaとはもう4回以上している。ちょっと多すぎる。
一度だけ、お店が終わった後で、kanaにかなり遅い夕食を奢ったことがある。また誘ってみようかな。
最後に、私がこの店を好きだということ。そして、そこで頑張っている、夢や目標を追っている彼女達の人格や人柄を尊敬していること。
これが、自分の正直な気持ちなのだ。ここで書いても何も解決しないけど、気持ちの整理のために書いてみようと思った。それだけだ。
正直に言う
私は性を売り物にしている女が憎い
グラビアアイドルもAV女優も風俗嬢もコスプレイヤーもインスタグラマーもみんな等しく憎い
あとオタク向けの乳とケツを強調したエロ絵を描いている公然わいせつ女オタク共も憎い
胸を寄せて谷間を作りケツを突き出して男に媚びる
その視線を金に変える
同じ女としてそんな生き方をしている女がどうしても許せない
別に正義の味方を気取ってるわけでもないし自分が特別清廉潔白なわけでもない
でもああいう女の体を武器にする女を見るたびに憎しみが湧いてくる
怒りというよりは吐き気に近い
私たちのような普通の女性の社会活動に悪影響を及ぼしても気にもとめない
そういう生き方をしておきながら「別に私は好きなことをしているだけだし?」みたいなすっとぼけた顔をしているのが本当に許せない
女は男の性処理道具じゃない
男もいちいち女に対して女というだけの理由で性的な視線を向けてはならない
こういう社会常識がようやく形成されたのにああいう売女たちがあたかもそういう常識がないかのように振る舞うせいで全部台無しになってしまう
女の尊厳を踏みにじる女のせいで他の無数の女の犠牲が今この瞬間もどんどん増えている
自己表現だのなんだのもっともらしい言葉で正当化したところで男に対して性を売り物にしているという事実は変わらないし「女は男にとって都合のいい女を演じて男にすり寄ることで生計を立てましょう」というゴミみたいなメッセージを発信していることに変わりはない
Xの論争を見ていて思うけど男の再教育と並行してこういう売女の教育も並行してやっていかなくちゃいけないんじゃないかな
こういう連鎖はどこかで断ち切らなきゃいけない
普通の一般的な女性の生存という点で日本はもう限界ギリギリだよ
性を金に換える行為にはっきりと線を引いて、「ここから先は社会として許さない」と言う必要があると思う
露出過多のSNS投稿も、性的な自己売り込みも、売春と同じように公的に取り締まるべきだ
こういうことを言うと美しい身体に嫉妬してるだけとかほざく馬鹿な売女が湧いてくる
そういう言葉すらこの社会がいかに女を「性的な存在」としてしか見ていないかを証明していると思う
私はただ女が女として生きることがこれ以上歪められてほしくないだけだ
裁判所の大理石の廊下には、ぬめぬめとした欲望の気配が立ち込めていた。傍聴席では老婦人が失神し、若い記者がスマホを抱えて涎を垂らしている。うけけけけけ!と笑い声が響き渡る中、財前教授は白衣を翻しながら証言台に立った。
「患者の意思決定能力が治療経過に重大な影響を与える、などと言ったってな、あれは一部のマニュアルにちょこっと書いてあるだけだ!患者が暴れ、拒否し、俺に抱きついて泣きわめくことなど日常茶飯事だ!」
うけけけけけ!佐々木庸平が突如飛び出してきた。彼は「俺は絶対がんじゃない!」と怒号を上げ、若き柳原医局員の白衣を乱暴に引き裂くと、その胸を貪り、股間をぐいと持ち上げた。
「がんじゃないんだよおおおお!!がんにされたくねぇぇぇ!!」
柳原は抵抗することもできず、冷たい床に膝をついて震えながら、「患者は神様、患者は神様…」と唱え続けた。だがその頬には微かに紅潮が走り、思わず震える指先を噛み締めると、うけけけけと声が漏れる。
同時刻、留置場では亀山君子看護師が逮捕され、面会に来た柳原医局員に「初イキはお前だったんだぞ…」と涙ながらに叫んでいた。その瞬間、君子は面会ブースの椅子に腰を突き出し、ぶるぶると小刻みに震えると、ガラスの向こうの刑事が「うけけけけ!」と狂った拍手を送った。
裁判長は目をむき、「静粛に!」と木槌を叩くが、傍聴席はすでに乱交の儀式のような熱狂に包まれていた。東教授の娘、東佐枝子は術後、意識が朦朧とする中で、「パパ…パパ…」と呻きながら、何者かに見えない舌で身体を舐め回されている幻覚に溺れていた。
その幻覚の根源は、実は若き頃の東教授が財前教授を「育成」するために仕組んだ呪いだった。財前は証言台で震える指を見つめ、突然笑い出した。「ああっ、これが…これが我が巨塔か!俺の血と欲望の塔かっ!」
うけけけけけ!うけけけけけけけけ!
法廷は今や、性と権力と嫉妬と欲望が渦巻く終末のカーニバル。里見は泣きながら法廷に立ち、「医学の倫理を…医学の倫理を守れ!」と叫ぶが、声は誰にも届かない。柳原は白衣を脱ぎ捨て、君子の幻を追い求めて床を這い、佐々木庸平は天を仰いで涎を垂らし、「がんじゃない!!」と絶叫し続ける。
東教授の声が響く。「財前よ、お前はワシの欲望を超えたのじゃ…」
そして最後の木槌が打ち下ろされると、法廷は一瞬静まり返った後、全員が一斉に「うけけけけけけけけ!」と笑い、狂気の喝采を上げた。
その瞬間、白い巨塔は天を突き破り、血と精液と涙のシャワーを撒き散らしながら崩れ落ちた。
終わりなき笑いの中、財前教授の虚ろな目は遠くを見つめていた———うけけけけけ!
好きな人がいる。
インターネットの女の子だ。まさかこの僕がそんな恋をするとは夢にも思わなかったけど、自分の心には逆らえない。
なんでそんな子のことを毎晩考えて病んで裏垢に書くぐらい好きかというと、本当に傷ついた時に「救われた」からだ。
高校が通信で、好きになった当時バイトぐらいしか他人と関わる場所がなかった(バイトも仕事と割り切って人と深くは関わらなかった)ので、今もだけど本当にネットにしか友達がいない。
それでも現実で会って遊ぶみたいなことがちょくちょくあって、いろんな人と会ってた。
好きな人と同じ、160cm。
ある日discordでみんなでゲームをしてたから、ちょろっと入ってみたら僕の身長の話をしてて、チビ本人がやってきたぞという感じで、本当に信じられないくらいバカにされた。
僕はそれはそれは悲しくなって、こんな身体で生きてる意味も無いなとか思ってたんだけど、好きな子だけは僕をバカにしなかった。
お前の身長やばいから、みんなで並んだらお前の部分だけボコってなるから。
基本的に僕は自分の過去の気持ちをちゃんと思い出すことができないけど、この時の怒り悲しみはそこそこ鮮明に分かる。
好きな子に言われた言葉を思い出せば、何度でもあの時の心を再現できる。
「救われた」って書いたけど、今でも身長はコンプレックスだし、この表現はちょっとオーバーだったかもしれない。
でもああ言ってもらえなかったらもっと傷付いていたし、ダメージが許容量を超えて悲惨な結果になっていた可能性さえある。
それにあの子の優しいところに惚れたのは確かだ。
そのあとに
じゃあ、君はチビの男が好きなの?
と言われて、「170は欲しいかなー」とか言ってた気がするけど、そう言っていたこと認めてしまうと、今からでも精神の崩壊が始まりかねないので、言っていないものとする。
言ってたにしろ、あの状況で僕を庇った挙句低身長の男にも魅力がある的なことまで言ってしまえば、僕への愛を公開しているも同然なので、誤魔化したという感じだろう。
(「わたしと並んだらボコってならないよ」から、じゃあ君はチビの男が好きなの?という会話は不自然なので、間に彼女が何か言ってくれていた可能性が高い。覚えていなくて申し訳ない。)
僕みたいな人間はタダで救われることができない。
あの子の優しさを垣間見て、好きになろうとか、全部捧げようとか決めたのは僕自身なのだけど、あの瞬間のダメージを少しだけ緩和してもらって、その分をあとから物凄い利子で返されているような気分になることがある。
最初はネットの女の子なんか好きになった自分に嫌気が差していたのに、常に彼女が頭の中に現れて割れそうな時期もあった。
あの子がアイドルの○○がかっこいいとかメロいとか言う度に嫉妬の炎で大火傷もした。
今から本当にやばいことを書くけど、あの子は別に僕のことなど好きではない。
庇ってくれたのも多分僕があまりにもかわいそうだからという以外に理由がないし、その時以外にも元気付けてくれたことがあったけど、友達として優しくしてくれただけ。
これほど苦しみながら愛しても、あの子は僕を哀れな子羊程度にしか思っていないのだ。
この間は彼氏ができたとか言っていた。
あの子とのLINEを毎日の楽しみにしてたけど、送りづらくなった。
これからも僕は「わたしと並んだらボコってならないよ」という、あの子の優しさの欠片だけを握りしめて生きていくのだろう。たまに毒針が突き出してきて苦しむこともあるだろうし、他の女の子を好きになろうという時はその欠片に罪悪感を抱く。
下手をしたら二度と恋ができないかもしれない。
公開当時は非常に話題となった作品らしいけど、全然知らなかった。
知人から観た方がいいよと勧められた。
最近は寝る前に映画一本観るのに嵌ってて、この映画もそのスタイルで鑑賞した。
怖すぎた。でも引き込まれもした。
だから気づけば、真っ赤な目をしながら二回目を視聴していた。
でもね、二回観て分かったことがある。
埋められて足だけ突き出してる死体とかまるでコントみたいで思わず笑ってしまった。
でもその時に気付いてしまった。
この恐怖の薄れが、あの信者たちの感覚に近づいているってことを。
途端、笑顔が消えた。
彼らは死体を見ても怖がらないし、血を見ても泣いたり叫ばない。
これは祝祭だって受け入れてる。
笑ってる自分もまた、それに近づいていた。
私は気付いてしまったのだ。
観ているうちにこちらの感覚が段々と信者寄りになっていくことに。
鳥肌が立った。
最初、とても静か。
火が回り出すのも、ちょっとずつ。
でも一度着火したらもう止まらない。じりじり、ぱちぱち、轟々。
まるで呼吸してるみたいに燃えていく。
特筆すべきはたぶん、激しく燃えている様子と鎮火した後だけではなく、その過程をじっくりと描いたこと。
隆盛を極めた炎の刹那。
そのわずかな間のシーンにこそ、この映画の魅力が全て詰まっている。
不思議とそこに畏怖や恐怖ではなく、神秘的な美しさがあったのだから。
ここに書いたのとほぼ同じような感想を紹介してくれた知人に送ったら、「ようこそ」って一言だけ返ってきた。
カルトかよ。
オーバーツーリズム化した秋葉原で働いてるけど座り込みや路上喫煙、ゴミのポイ捨てなんかが酷い。
一年半前くらいは中国語を話す人が7割といった感じだったけど、英語、スペイン語、ドイツ語も耳にするようになってきた。
店舗を出てすぐ脇にビン・カン、食べさしのコンビニ食品、買ってすぐ履き替えられてしまったであろう靴とシューズボックス、クタクタになったリュックとかが捨てられていた。
片付けていろんな言語で注意書きをしたカラーコーン置いてもダメだった。
路上喫煙禁止条例のために巡回してるおじさんたちもガタイの良いタトゥーの入った外国人に声をかけるも気圧されていた。
PCパーツ屋とかヨドバシでも缶ジュースや缶ビールを飲みながら入ってくる。
PCパーツのRTX5090もほとんどが日本語を話せない人達に買われていった。多分みんな中国人。
店舗としては国籍で販売する相手を選べないので金があるなら売るしかない。
この人たちが購入した後に5090がどうなるのかは知らない。
フィギュアショップでも店員が鬼滅のコミックス売ってないかしつこく聞かれてた。
あんまりにもしつこく聞いてたから本屋まで案内しようとしたら英語が通じないようだった。
あげく、どう勘違いされたのか、自分がコミックスをプレゼントしてくれると思い込んでいたらしく、全部よろしく!と翻訳されたスマホの画面を見せられたので、秋葉原アトレの本屋の前でちょっと待っててと言って逃げ出した。
母国語がなんだか知らないけど英語ができない人も沢山いるから、各ショップの店員さんとかが疲れた顔してるのは日常的。
あ、これらは外国人スタッフを雇ってなさそうなショップの話ね。
大量にまとめ買いをして帰る人たちが多いからコーナーの前で友人達に何が欲しいかその場で電話して聞く。
基本的にトレーを使わずに万札を突き出してくることが多いんだけど、持ってる小銭を全てトレーに乗っけててめえで取れスタイルをちょこちょこやってくる。足りてません。お会計は8,980円(税込)ですよ。
秋葉原には小学校があって下校している小学生が旅行客に撮影されてく。
横断旗を持った地域の人は撮影禁止って書かれたビブスを着てる。あんまり効果無いっぽい。
英語だろうが母国語だろうが文字を読んでいないパターン、ピクトグラムが機能してないケースが多い。
どの店も辺鄙な場所でなければまぁまぁ売り上げはあるみたいでありがたい限りだけど、それとは別にすり減る部分があってちょっとつらい。
「お待たせしました、ただいまマッチングの集計が完了しました。結果が画面に表示されておりますのでご確認ください」
残念ながら今回はマッチしませんでした、の文字が画面上に表示された。人差し指を宙にとめたまま、彼は文字通り固まってその文字を見ていた。
「この後、マッチされた男性はお相手様の番号のお席へご移動いただきます。残念ながらマッチされなかった男性はそのままお帰りいただきます。女性の方はその後になりますのでいましばらくお待ちください。なお、連絡先を伝える、のボタンはまだ押すことができますので、本日思いを伝え切れなかったという方はぜひご利用ください。一時間後にメールにてお相手様へご連絡先をお届けします」
一番から八番までの女性の名をひとつずつ眺め、すべての可能性が今ここに失われたことを認めた。ふと、八番の名の横にだけ、奇妙なアイコンが表示されていることを発見した。連絡先の交換希望かもしれない、と思い彼は首を突き出し眉を寄せた。それはフケだった。白い頭皮の破片に複数、毛穴の跡がボタンの穴のようにあいて、確かな矩形をなしていた。唇をすぼめ狙いを定めて吹いたら、マスクにあたった空気が鼻の横を通って彼のまつげを刺激し、ファッと変な声が出た。処女膜に触れられた少女のような声だった。
少女になりたいと思った。何も言わなくていい、誰からも疑われることはなく、望まなくとも向こうから人がやってきて、頭を撫でられ、純粋に愛される、そんな存在になりたいと思った。だが少女になったとしても、自分のようにキモくて金のないおっさんに愛されたくはないだろうと思った。
引用元小説: https://amzn.asia/d/1kQmUew
気がついたらあれもこれもと出費を増やしにかかってるんやもん。
そんなんできひんやん普通。
息子が大学に合格した。家から車で3時間くらいの、隣の県の地方国立大。東京からは新幹線で2時間ちょいくらい。
文系だし国立だし、とにかく学費がそんなかからないだろうと安心していた。夫婦2馬力といっても、このご時世さすがに「東京の私立に行きたい」て言われたら全力で止める程度の田舎の稼ぎだったし。
念のため小さい頃から学資保険は200万かけてた。国立の学費は年間50万強だから、夏冬のボーナス足してまあギリなんとかなるかってのもあった。
しかし想定外だったのは手数料。支払いはコンビニ払いとクレカと選べて、手早く払えるからクレカにしようかなと思ったら、スマホ操作している妻がすごいことを言い出した。
「ねえ、コンビニだったら手数料1000円ちょっとだけど、クレカだと6000円超える」
なんと?
これから色々要り用になるのに、手数料だけで5000円以上も余計に取られるの虚しくないか?
▼翌朝、仕事に行く前にコンビニのレジに288300円を突っ込んだ。
「◯◯大学同窓会」「△△学部後援会」「◯◯大学△△学会」「△△学科協議会」etc……の、入会金や協力金のお願い。と、振込用紙。
入学してすらないのに同窓会?とか、協議会ってなんぞ?という感じだったが、今後の学生生活をするうえで不利益を被る可能性もあるかと思うと、とりあえず払うか……という感じになった。
▼諸々の納金、78000円。
最近の大学は生協が事前に色々バックアップしてくれるらしく、説明会やアパート斡旋までやってくれるようなので妻が連れて行ってきていた。
生協のパソコンは高いというイメージがあったが、諸々の保証やサポートを考えればそこまででもなさそうだった。何より説明を聞いた本人が希望した。
▼iPadとApplepencil、65600円。
生協で、学生総合共済にも加入。一人暮らし特約などもあって、日常生活の困りごともサポートしてくれるらしい。
あと学内の購買や食堂では生協アプリで電子マネーが使えるようなのだが、飲食に使えるミールクーポンを一年分先払いしておけば、かなりお得らしい。これも自炊にそんなに自信がない本人が希望したので、追加。
▼ついでに自転車も買った。25000円。
もうこの時点で、▼の合計が100万円を突破している。
これ以上細かいのはあまり覚えていない(メモしていない)が、ここからまだ、一人暮らしのための家具や家電、入学式用のスーツ、etc……で20万くらいはあった気がする。
しかし、君のこれからの数年間には思ったよりもたくさんのお金がかかっていることをしっかり知っておいてほしい。
難しいかもしれんが、できれば300万あると安心だ。初期費用、あいつらマジで半端ない。
教育ローンや奨学金も上手く使おう。話は早めに聞いておくに越したことはない。
なんだかんだ、一人息子がここまで育ったのを見るのは感慨深いが、それはそれとして家計がなかなかのピンチである。
都会に出してやれん甲斐性なしの親ですまん。(行きたいとも言ってなかったが)
3月16日(日)礼賛公演中の事実確認と対応についてご報告 | NEWS | キョードー大阪
自称被害者の証言とキョードー大阪側の証言がまるで食い違い、どちらかが嘘をついている事はほぼ確定
自称被害者の女性の色々とお察しな言動が暴かれ、現在では自称被害者の嘘松である事までほぼ確定
2月11日 パパ活と整形をしている女子高生に顔面にケープかけられて左手が上手く動かなくなりました
2月12日 脳外科と喘息の病院をハシゴし診察と検査を午前中に終えて、重度の気管支喘息とてんかんの診断を受けました
2月27日 友人が自サツ未遂して110番したところ、警察から「意味の無い通報をするな」などとブチ切れられ「自サツしたらあなたのせい」みたく言われました→警察が友人のSNSを特定してくれてなんとかなりました
3月6日 役所のトイレで股間丸出しのおじさんに痴漢され、トイレ終わった後に少しパニくってずっこけたら助けるフリしておっぱい5モミされました
3月19日 「事実か事実じゃないかはどうでもいい」旨を投稿してアカ削除しました
【備考】重度の股関節痛に悩まされていて杖をついて歩いており、てんかんの発作も頻発していてライブで階段から転げ落ちることもあるが、
妊娠中期でスタンディングライブに7ヶ所回ることを医者から大丈夫と言われており、臨月にも複数ライブを申し込んでいて、前垢では自サツする詐欺の投稿を繰り返していた女性です
https://x.com/3F9XXmF5o719520/status/1902983904887443828
つまる所、キョードー大阪側の言い分の方が大筋で正しかった、という事になるのだろうけど、女性様絶対無辜性主義のブクマカ達は
「例え虚偽だったとしても企業側の態度には問題があぁる!」などと主張している
でもさ、ハッキリ言っていい?
嘘松な可能性が相当高い自称痴漢被害者と、痴漢加害者とされた男性だったら、どう考えても前者の方がクソ客でしょ?
寧ろ企業としては加害者とされて犯罪者にされそうな男性(客)を守らなければいけない立場ですらあるでしょ
コンサート行ったら痴漢冤罪被害に遭いました、企業の相手の言い分を鵜呑みにして一方的に警察に突き出しました、なんて事態になったら人権問題だからね
そもそもの話「痴漢被害」という最重要な前提事実を無視して「企業ガー!」とかやってるのは、普通にヤバいでしょ
カスハラ行為を支持するのは、普通に似たような気質のカスハラ屑としか思われないよね?
楽しみにしてたコンサートを夫婦で観に行ったら、いきなり変な女に「こいつに痴漢されたー!」なんて因縁つけられてさ
ロックのコンサートだから体が接触したのはあるかもしれないけど、それを痴漢呼ばわりされても溜まったもんじゃないし
結局裏に連れて行かれて妻とは引き離されるし、相手の女は逮捕してくれとか言ってて怖いし、警察も来て大事になり
結局楽しみにしていたコンサートは観れなくてチケット代と時間を無駄にした上に
コンサートに出てたアーティストですら「痴漢被害は残念」などと、さも「痴漢行為はあった。お前(男性客)は痴漢加害の糞性犯罪者野郎だ!」なんて決めつけられて
もう完全にトラウマだし、アーティストすら嫌いになるレベルでしょ
というか既婚者と不倫して相手の家庭ぶっ壊したり若い子と遊んでパコってた様なクズ野郎が自称被害者の言い分を一方的に鵜呑みにして
男性に対しセカンドレイプかますとか、完全にフェミ珍仕草でブラックジョーク過ぎて笑えねーよ
ともかくカスハラ気質のカスなブクマカ達は、早急に冤罪被害者である男性客に対し、セカンドレイプした事を謝罪すべきだと思うよ