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2025-07-13

20250713 BS10[アタック25] 2025年7月13日 なんでもペア大会 初回本放送 2025-07-13 結果

来週も再放送は土曜昼1時ちょうどから

 

堤一史・福井ひなた カップルペア

北原萌高・中島遼太 先輩・後輩ペア

庄司まゆみ・庄司夏海 親子ペア

中川貴博・福永友達ペア

 

BSジャパネクストリニューアル BS10無料放送側で日曜昼などに放送

見られなかったケーブルテレビ局でも見られるようになったので要確認

つながるジャパネットアプリ放送同期・スマートテレビ4月からtverを含め見逃し配信あり

 

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今日の答え(放送とは表現が異なる場合があります

・01 [実力テスト]西田幾多郎 にしだきたろう

・02 [3択]ニューヨーク?

・03 油淋鶏 ユーリンチー

・04 DJ KOO ディージェーコー

・05 あご

・01 [隠し絵][ある植物名前]マンゴー

・02 緒方洪庵 おがたこあん

・03 丸亀(市

・04 安田成美 やすなるみ

・05 ゴジラ

・06 ブルスケッタ

・07 [すべて]カンボジア マレーシア ミャンマー ラオス

・08 一青窈 ひととよう

・09 [近似値]1億417万9275人

10 喜多川歌麿 きたがわうたまろ

11 ユウガオ

12 [ポチャッコクイズ][慣用句]馬が合う

・13 スカーレット・ヨハンソン

・14 『カグラバチ』

・15 石川真佑 いしかわまゆ

・16 モヒート

17 水森かおり みずもりかおり

・18 [ペアクイズ]2番と8番(中岡慎太郎坂本龍馬)

・19 [曲名頭文字]ゆかた

20 ウルグアイ

・21 [英語名]キューピッド

・22 三叉(神経

23 インデックス

24 長崎(県

・25 カボチャ

・26 [AC]鈴木のりたけ すずきのりたけ

・27 マグナ・カルタ

28 [3択]3 1メートル

・29 闇(もなほ

・30 ヤジマリー。

31 卓球

・32 ジャッキー・チェン

・33e 7(枚

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・xx [ある国の名前]ジンバブエ

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(日曜本放送)このあとは「BS10からのお知らせ」→ジャパネットたかたテレビショッピングジャパネットたかたのテレビショッピング

16時からは「VS 今平周吾 #7」

 

実況側はちょっと待って

2025-07-10

日経オルカンも結局戻りましたね

3月から4月トランプ関税ショックで一時期落ち込んだ株価は落ち込む前までの水準を戻してきました。(事実

関税以外にもコロナだとか戦争だとかブラックマンデーだとか、急に乱高下することはありますが、2~3年単位で見れば上昇トレンドは期待できるでしょう(推測)

投資原則として原本保証がないため、自己責任なのはその通りですが、3年以上の資産運用をしたい場合金融などに詳しくなくても脳死インデックス買えばまあ大体プラスって考えてよさそうです

不動産系は勉強してないので、今度はそっちを見ていくのも面白いかもしれませんね

2025-07-07

ホモロジーの穴

ホモリン: (ホモジーの肩を叩く)ホモジーさん、もう朝ですよ。あんた、また徹夜で単体ホモジーのチェーン複体 Cₙ(X) を眺めとったんですか? なんでそんなに、境界作用素 ∂ₙ が気ぃなるんです? ∂² = 0 はもう、摂理みたいなもんやないですか。

 

ホモジー: (ゆっくりと顔を上げる)摂理…? コホモリン…お前はわかってない…。この境界作用素 ∂ₙ: Cₙ(X) → Cₙ₋₁(X) が、ただの摂理で終わると思とるんか? これはな、鎖複体のコホモロジー Hⁿ(X) とホモジーHₙ(X) を繋ぐ、導来関手の源泉なんや…。Ext関手とかTor関手が、この単純な関係からまれるって、鳥肌もんなんやで…!

 

ホモリン: (額に手を当てる)いや、そこまでいくと、もう代数やないですか。あんた、完全にホモジー代数世界意識飛んでますやん。位相空間の形の話はどこ行ったんですか。

 

ホモジー: 形…? 形とはなんぞや、コホモリン…。ホモトピー同値空間は、ホモジー群が同型やろ? けどな、エキゾチック球面 S⁷ は、普通の S⁷ とは微分同相じゃないのに、ホモジーは同型なんやで…? あれって、結局、微分構造が持つ情報って、ホモジーだけじゃ捉えきられへんってことやろ? 俺はもう、その不確定性原理に囚われとんねん!

 

ホモリン: (震え声で)不確定性原理…もう、あんた、物理学まで手ぇ出しとるんか。エキゾチック球面は、ミルナーの偉業ですよ。あれは、多様体の圏と位相空間の圏の間の、深い亀裂を示しとるわけや。あんた、もうそっちの闇に堕ちて行ってるんちゃいますのん

 

ホモジー: 闇…そうや、闇や…。特異点解消の理論とか、フルーリーインデックス定理とか、闇深すぎやろ…。特に、交叉ホモジー! あれは、特異点を持つ空間ホモジー定義するときに使うねんけど、あの構成可能層の概念が、俺の脳みそを層化して、導来圏の中で消滅コホモロジーとして彷徨わせとんねん…!

 

ホモリン: (絶句)き、交叉ホモジー?! あんた、そこまで行ったらもう、完全に偏執狂ですよ! ド・ラームコホモロジー Hᵈᴿⁿ(M) が特異コホモロジー Hⁿ(M; ℝ) と同型になるド・ラーム定理でさえ、あんたの目には生ぬるいんか!?

 

ホモジー: 生ぬるい…生ぬるすぎる…。p-進ホモジーとかエタールコホモロジー存在を知ってしまったら、もう普通ホモジーには戻られへんねん…。特にエタールコホモロジーは、代数多様体の上で定義されるやろ? ヴェイユ予想解決にも貢献したって聞いて、もう夜も眠れへんねん。ガロアコホモロジーとの関連とか、考えたら意識が飛ぶわ…!

 

ホモリン: (顔面蒼白)エ、エタールコホモロジー!? それ、数論幾何最先端やないですか! もう、あんたは位相幾何学領域を完全に飛び出して、数学のあらゆる深淵を覗き込んどる…! ホモジーさん、お願いやから、もうやめてください…! 俺のホモトピー群 πₙ(X) が、完全に自明群になってしまいそうですわ…!

 

ホモジー: (恍惚とした表情で、宇宙の果てを見つめるように)フフフ…コホモリン…俺のボーゲンシュミット予想がな、今、頭の中で圏論的極限を迎えようとしとるんや…。宇宙全体のホモジー群 が、俺には見えるんや…!

 

ホモリン: (膝から崩れ落ち、全身が震える)うわあああああああ! ホモジーさん、あんたはもう、人間やない! 数学抽象対象のものや! 俺はもう無理や…あんたの隣におったら、俺の有理ホモトピー型が壊れてまう…!

2025-07-05

H先輩へ、サラリーマン財テクについて

こんにちは

Hさんに財テクを教えてと言われて数年(3, 4年?)がたってしまいました。

在宅勤務が多くあまり話す機会もないので、はてな匿名ダイアリーに書きます

僕は投資を始めて7年弱で、いま4000万-5000万の間くらいになりました。

ここに来るまでに得た知見をHさん向けにまとめます

■なぜ財テクをするのか

■なぜ資産投資するとお金が増えるのか

以下の流れなのかなと思います

中央銀行お金を刷ることにより、(a)経済活動の活発化と、(b)貨幣希薄化が起こる

(a)経済活動の活発化により増えた富は、給料にも行くが、株主へより多く行く

(b)貨幣希薄化により、貨幣価値は下がり、株式、金、不動産価値相対的に上がる

ゆえに、株式や金、不動産への投資が推奨される

株式は(a)(b)両方から恩恵を受けて、金や不動産は(b)のみの理由で上がるのかなと思っています

アパートとか経営すれば、不動産も(b)+(賃貸事業)で資産が増えますね。

補足

給料より、株主へより多く還元されることがいわゆるピケティ提唱したr>gで言われていることです。

この理屈としては、株主会社倒産するリスクを背負っている見返りに高いリターンを得ているため(株主リスクプレミアム)と自分理解しています

■何に投資するのか

■■資産1000-2000万までは、インデックス投資します。

emaxis slim 全世界株式か、emaxis slim S&P500に、ネット証券(楽天証券など)で投資します。

これが手数料最安なので。

ネット証券として他にSBI証券もありますが、過去個人投資家をカモにする不正を行っていたので、個人的には好きではないです。

インデックス投資とは、全世界株式指数(世界の優良な大型株を時価総額で重み付けしたもの)やS&P500(アメリカ代表する500の会社株価時価総額で重み付けしたもの)などの指数(=インデックス)に連動した商品投資することです。

指数に組み入れられる銘柄は定期的に入れ替えられます

インデックス投資信託投資し、資本主義による経済発展恩恵を平均的に受けるのがまずは良いと思います

値動きも比較的穏やかですし。

最初自分は、将来どこが強いかなんて分からないので、全世界株式投資していました。

だけど、そのうちに、中国投資したくない、インドヨーロッパ日本の成長性を信じられないという理由で、S&P500に変更しました。

Hさんが始める際は、NISAで月10万(or 30万)から始めてはいかがでしょうか。

いきなり一括投資すると、メンタルにくるので、積立投資おすすめします。

株と現金割合は、株:現金=4:6〜8:2の間が良いのではないでしょうか。

自分の心と相談して下さい。

ちなみに僕は、株+暗号資産:現金=9.5:0.5です。

■■次に、ある程度資産ができたら、債権個別株、BTC、金、不動産投資します。

債権

守りの資産です。僕はまだ買っていないですが、暴落に強くなります

個別投資

成長目的で買うなら、なぜ上がると思ったのかストーリー自分で整理してから買うと良いと思います

また、信じられるときだけ買えば良いと思いますいくらでも次のチャンスはあるので、というようなことをバフェットが言っていました。

precisionを上げるのが大事です。

また、「チャンスを逃した」と思ったら、「なんで逃したんだろう」と考えることが次に繋がると思います

ちなみに、事前に描いていたストリーと異なってきたら損切りします。あるいはストーリーを捉え直します。

トレードはしなくて良いと思いますトレーダーになりたいなら別ですけど。

他にも、配当優待目的で株を買う人もいます

配当が良く、かつ安定あるいは成長する株を買うというのも良いと思います

BTCや金

発行上限が決まっているため、強力な価値の保存になります

ビットコインスタンダードという本に詳しいです。

不動産

借り入れを行うことにより、元本以上の利率を出すことができます

例えば資産5000万円の人が、一億を借りて1.5億を運用金利の返済をしても、実質1億で運用しているのと同じパフォーマンスになる、という状況。

自分が住むのでも良くて、その場合中古一軒家が一番良いです。

詳しくは、なすびマネー講座というYoutubeを見てください。

中古一軒家については、良いものがあるならインデックス投資よりも先にやって良いと思います

暴落がきたら

特に気にしないのが一番良いです。

リーマンショックでは6年くらいで、S&P500は戻っています

コロナショックでは、1年弱で同じ価格まで戻っていますね。

積立を継続できれば、安く買えて将来的には資産が爆増します。

絶対ダメなのは暴落が来たら売ってしまうこと。

現金に余力があれば、買っていくのは良いと思います

その場合でも底がどこかは分からないですけど、そのうち回復するのでピンポイントを狙わず買っていけば良いと思います

■その他投資の注意

◾️その他の財テク

ふるさと納税(住民税または所得税が控除される)

ふるさと納税副収入に対してもできるので、忘れないようにしま

ポイ活は面倒なのでしなくて良いんじゃないかと思います

賃貸を退去するときは、国土交通省発行の退去に関するガイドラインを熟読すれば、敷金はかなりの割合返ってきます

節約無駄ものにはお金を使わない、要るものにだけお金を使う

有料の情報商材を買わない

無料FP相談に行っても良いけど、保険投資契約はしてこない

保険は基本不要。ご家族のために掛け捨て生命保険に入っても良いかもしれないけど、基本は何も要らないです。

最後

人生においての財テク重要度は人それぞれですけど、やらないよりはやった方が良いんじゃないかなと思います

ようやくお伝えすることができて、ほっとしました。

2025-07-02

追放食堂へようこそ!」を擁護したい

さる事情により心ない方面から炎上させるべく枝葉末節揚げ足取られまくりほぼ確定の本作

 

だが待って欲しい

おそらく1話の奴隷少女アトリエが登場するくだりはネタ動画で弄られまくるだろう

 

が、アトリエちゃんは出番そんなにない

どっかのインデックス並みにない

 

というかコミカライズ作者は(ロリをすごい可愛く描けるのに)ロリ殆ど興味がない

話が進むとあっという間に主人公デニス筋肉をしゃぶり尽くすようになるし、

ショタ美少年ビビ推しが凄いことになるから

 

ロリで弄り倒そうとしても空振り必至、マッチョショタベストカップルに脳を焼かれる運命

煽り動画作成勢、煽りコメント書き捨て勢は、上記事情を踏まえた上で賢明判断をお願いしたい

2025-06-28

LLMはエンジニア仕事を奪うのか?否、仕事抽象度を「Why」の次元

序文コード蒸発する時代と、それでも残る「Why」という名の問い

2025年私たちソフトウェア開発の歴史的な転換点に立っている。大規模言語モデル(LLM)の進化は、GitHub Copilotのようなコード補完ツールに始まり、今や「何を作りたいか」を自然言語で伝えるだけで、アプリケーションの雛形が数分で生成される時代現実のものとしつつある。この光景を目の当たりにした多くのプログラマが、漠然とした、しかし確かな不安を抱いているだろう。「私たち仕事は、いずれAIに奪われるのではないか」と。

この問いに対する私の答えは、半分はYesであり、もう半分はNoだ。より正確に言えば、プログラマ仕事本質が、歴史上かつてないレベル抽象化され、その役割が再定義されるのだ。私たちは、コードを「書く」作業から解放される一方で、これまで以上に高度な思考要求されることになる。

本稿では、プログラミング歴史を「How(いかに作るか)」から「What(何を作るか)」への移行として捉え直し、LLMがこの流れをいかに加速させるかを論じる。そして、その先にある、AIには決して代替できない、人間ならではの競争優位性、すなわちWhy(なぜ作るのか)」を定義し、記述する能力重要性について深く考察していく。これは、単なる未来予測ではない。今を生きるすべてのソフトウェアエンジニアにとっての、生存戦略提示である

第1章:プログラミング歴史的変遷 ― HowからWhatへの長い道のり

LLMの登場を特異点として捉える前に、我々が立っている場所を正確に知る必要がある。ソフトウェア開発の歴史は、常に「抽象化」との戦いであった。そしてその歴史は、プログラマの関心が「How」から「What」へと徐々に移り変わっていくプロセスとして描くことができる。

1-1. 手続き時代:Howを記述することに終始した黎明期

コンピュータ黎明期プログラミングとは、計算機理解できる命令(How)を、一行一行、丹念に記述する作業のものであった。アセンブリ言語や初期のFORTRANCOBOLといった言語は、ハードウェアの制約を強く受けており、プログラマメモリ管理プロセッサ動作といった、極めて物理層に近いレベルでの「How」を意識する必要があった。

この時代テストもまた、「How」に強く束縛されていた。書かれた手続きが、意図した通りに順番に実行されるか、特定入力に対して期待された計算結果を返すか。テストの関心事は、あくまで「手続きの正しさ」の検証にあった。ビジネスロジック実装の詳細が密結合し、コード特定の処理手順を記述した、硬直的な塊となっていた。

1-2. テスト駆動した振る舞いへの注目:Whatへの小さな一歩

風向きが変わり始めたのは、ソフトウェアの規模が拡大し、その複雑性が人間認知能力を超え始めた頃だ。1990年代後半から2000年代にかけて提唱されたエクストリーム・プログラミングXP)の中で、テスト駆動開発(TDD)という考え方が登場する。

TDD本質は、単なるテスト手法改善ではない。それは、プログラミングパラダイム根底から覆す思想だった。TDDは、「まずテストを書く」ことを強制することで、プログラマ意識を「これから実装するコード(How)」から「そのコードが満たすべき振る舞い(What)」へと強制的に転換させたのだ。

テストはもはや、書かれたコードの後追いで正しさを検証する作業ではない。それは、これから作られるべきソフトウェアの「仕様書」であり、「振る舞いの宣言」となった。例えば、「ユーザーログインボタンクリックしたら、ダッシュボード画面に遷移する」というテストコードは、具体的な実装方法(`onClick`イベントハンドラの中で`window.location.href`を書き換える、など)には一切言及しない。それはただ、達成されるべき「What」を記述しているだけだ。

この思想は、ビヘイビア駆動開発(BDD)へと発展し、`Given-When-Then`といった、より自然言語に近い形式ソフトウェアの振る舞いを記述するスタイルを生み出した。プログラマだけでなく、プロダクトマネージャービジネスアナリストといった非技術者をも巻き込み、「What」を共通言語として定義する試みが本格化したのである

1-3. 宣言プログラミングの台頭とフレームワーク役割

TDD/BDDによってプログラマ意識が「What」に向かい始めると、コードのものもまた、宣言的なスタイルへと進化していく。この変化を劇的に加速させたのが、モダンフレームワーク存在だ。

Reactを例に考えてみよう。Reactが登場する前、フロントエンド開発はjQuery代表されるように、DOMを直接操作する命令的なコード(How)の連続だった。「このボタンクリックされたら、この要素のテキストを書き換え、あちらの要素を非表示にする」といった具合だ。

しかし、Reactは「UIとは、ある状態state)に対する純粋写像である」という宣言的なモデル提示した。プログラマがやるべきことは、UI状態(`state`)と、その状態がどのように見えるか(JSXによるコンポーネント)を宣言することだけだ。状態が変更された際に、DOMをどのように効率的更新するかという面倒な「How」の部分は、Reactの仮想DOM差分検出アルゴリズムがすべて隠蔽してくれる。プログラマは「What(UIのあるべき姿)」を記述するだけでよくなったのだ。

この「WhatからHowへの変換」は、様々な領域で見られる。

これらのフレームワークツールは、いわば特定の制約下における、WhatからHowへの高性能な変換器」として機能してきた。プログラマは、フレームワークが課す「お作法」や「制約」を受け入れることで、退屈で間違いの多い「How」の記述から解放され、より本質的な「What」の定義に集中できるようになった。我々が「生産性が高い」と感じる開発体験は、この優れた変換器の恩恵に他ならない。

現状は、この歴史的変遷の延長線上にある。プログラマ仕事は、手続き記述する職人から、振る舞いを定義し、それを実現するための最適な「変換器(フレームワーク)」を選択・設定するアーキテクトへと、その重心を移してきたのだ。

第2章:LLMがもたらす究極のパラダイムシフト ― 汎用変換器の誕生

フレームワークがもたらした「WhatからHowへ」の潮流は、LLMの登場によって、未曾有のスケールで加速されようとしている。フレームワークが「特定領域に特化した変換器」であったのに対し、LLMは「あらゆる領域対応可能な、究極の汎用変換器」としてのポテンシャルを秘めているからだ。

2-1. フレームワークの制約を超えて

前章で述べたように、ReactやTerraformといったフレームワークは、その恩恵と引き換えに、私たち特定の「制約」を課してきた。Reactを使うならコンポーネントベース思考し、状態管理作法に従う必要がある。Terraformを使うなら、そのエコシステムとHCLの流儀を受け入れなければならない。これらの制約は、WhatからHowへの変換を自動化するための「レール」であり、私たちはそのレールの上を走ることで効率を得てきた。

しかし、LLMはこの前提を覆す。LLMは、特定フレームワーク言語知識を事前に学習しているが、その利用において絶対的な制約を課すわけではない。私たちは、より自由形式で「What」を伝えることができる。

例えば、こうだ。

ユーザー認証機能付きのシンプルブログアプリを作ってほしい。フロントエンドはReactとTypeScriptUIコンポーネントはMUIを使う。バックエンドNode.jsExpressで、データベースPostgreSQLユーザーGoogleアカウントログインでき、新しい記事作成編集、削除できる。記事にはマークダウン記法が使えて、画像アップロードできるようにしてほしい。

この要求(What)は、特定フレームワーク流儀に則ったものではない。複数技術スタックを横断し、機能要求自然言語で並べただけのものであるしかし、現在のLLM、特にGPT-4oやそれに類するモデルは、このレベル要求からディレクトリ構造設定ファイルAPIエンドポイントフロントエンドコンポーネントに至るまで、驚くほど具体的なコード(How)を生成することができる。

これは、フレームワークが担ってきた「WhatからHowへの変換」が、特定のレールから解き放たれ、より広範で柔軟な領域へと拡張されたことを意味する。これまで自動化が難しかった、あるいは特定フレームワーク存在しなかったニッチ領域や、複数技術を組み合わせる複雑なシステム構築においても、AIによる宣言プログラミング恩恵を受けられる時代が始まろうとしているのだ。

2-2. 「What」の解像度がすべてを決める世界

LLMという汎用変換器の登場により、プログラマ生産性は、いかに質の高いWhatをLLMに伝えられるか」に直結するようになる。これは、俗に「プロンプトエンジニアリング」と呼ばれるスキルだが、その本質は、ソフトウェア開発における「要求定義」そのものである

質の高い「What」とは何か。それは、曖昧性がなく、網羅的で、矛盾のない要求である

これらは、優秀なソフトウェアエンジニアが、プロダクトマネージャーデザイナーとの対話を通じて、日常的に行ってきた思考プロセスのものではないだろうか。LLMの登場は、この思考プロセスを、より明確に、よりテキストベースで「記述」する能力を求める。私たちの頭の中にあった暗黙的な仕様が、LLMへの入力プロンプト)という形で、明示的に言語化されることを要求するのだ。

やがて、ほとんどのプログラミング作業は、この「Whatの記述」に収束していくだろう。TDDテストコードという形式で「What」を記述したように、私たち自然言語や、より構造化された要求記述言語を用いて、AIに対して「What」を宣言することになる。コード(How)は、その宣言から自動生成される中間生成物に過ぎなくなる。まさに、コード蒸発していく未来である

第3章:それでもAIには決められない ― 「Why」の不在という致命的な欠陥

「What」を伝えれば「How」が手に入る。この魔法のような世界の到来を前に、私たちは一つの重大な問いに直面する。それは、「そのWhatからHowへの変換は、本当に一意に決まるのか?」という問いだ。

答えは、明確にNoである

ある「What(要求)」を実現するための「How(実装)」は、無数に存在する。そして、どの「How」を選択すべきかを決定するためには、単純な機能要求(What)だけでは情報が全く足りない。そこには、必ずWhy(なぜそう作るのか)」という、背景、文脈、そしてトレードオフ考慮必要不可欠となる。

3-1. トレードオフの海に溺れるLLM

簡単な例を考えてみよう。「1億件のユーザーデータを格納し、ユーザーIDで高速に検索できるシステム」という「What」をLLMに与えたとする。LLMは、どのような「How」を提案するだろうか。

これらの選択肢は、どれも「What」を満たしている。しかし、その特性は全く異なる。案Aは多くのエンジニアにとって馴染み深く開発が容易だが、10億、100億件へのスケールは難しいかもしれない。案Bはスケール性に優れるが、厳密なトランザクション管理は苦手だ。案Cは高速だが、運用コストシステムの複雑性が増す。案Dは安価だが、検索速度は他に劣る。

LLMは、これらの選択肢をリストアップすることはできるだろう。しかし、このプロジェクトにとって最適な選択肢はどれかを、自信を持って決定することはできない。なぜなら、その決定には、LLMが与えられていない「Why」の情報必要からだ。

これらの「Why」こそが、無数に存在する「How」の中から、ただ一つの「正解」を選び出すための羅針盤なのである。そしてこの「Why」は、ビジネス目標組織文化ユーザーの期待、技術的な制約といった、極めて人間的で、文脈依存的な情報の中にしか存在しない。

3-2. エンジニアが暗黙的に行ってきた「Why」に基づく意思決定

ここで重要なのはこれまでもエンジニアは、この「Why」に基づく意思決定を、意識的あるいは無意識的に行ってきたという事実だ。

私たち技術選定を行うとき、単に「流行っているから」という理由だけでReactを選ぶわけではない。「SPA(Single Page Application)にすることでユーザー体験を向上させたい(Why)」、「コンポーネント指向の開発によって長期的な保守性を確保したい(Why)」、「Reactエンジニア採用市場が活発だからWhy)」といった、様々な「 Permalink | 記事への反応(0) | 17:09

LLMはエンジニア仕事を奪うのか?否、仕事抽象度を「Why」の次元

序文コード蒸発する時代と、それでも残る「Why」という名の問い

2025年私たちソフトウェア開発の歴史的な転換点に立っている。大規模言語モデル(LLM)の進化は、GitHub Copilotのようなコード補完ツールに始まり、今や「何を作りたいか」を自然言語で伝えるだけで、アプリケーションの雛形が数分で生成される時代現実のものとしつつある。この光景を目の当たりにした多くのプログラマが、漠然とした、しかし確かな不安を抱いているだろう。「私たち仕事は、いずれAIに奪われるのではないか」と。

この問いに対する私の答えは、半分はYesであり、もう半分はNoだ。より正確に言えば、プログラマ仕事本質が、歴史上かつてないレベル抽象化され、その役割が再定義されるのだ。私たちは、コードを「書く」作業から解放される一方で、これまで以上に高度な思考要求されることになる。

本稿では、プログラミング歴史を「How(いかに作るか)」から「What(何を作るか)」への移行として捉え直し、LLMがこの流れをいかに加速させるかを論じる。そして、その先にある、AIには決して代替できない、人間ならではの競争優位性、すなわちWhy(なぜ作るのか)」を定義し、記述する能力重要性について深く考察していく。これは、単なる未来予測ではない。今を生きるすべてのソフトウェアエンジニアにとっての、生存戦略提示である

第1章:プログラミング歴史的変遷 ― HowからWhatへの長い道のり

LLMの登場を特異点として捉える前に、我々が立っている場所を正確に知る必要がある。ソフトウェア開発の歴史は、常に「抽象化」との戦いであった。そしてその歴史は、プログラマの関心が「How」から「What」へと徐々に移り変わっていくプロセスとして描くことができる。

1-1. 手続き時代:Howを記述することに終始した黎明期

コンピュータ黎明期プログラミングとは、計算機理解できる命令(How)を、一行一行、丹念に記述する作業のものであった。アセンブリ言語や初期のFORTRANCOBOLといった言語は、ハードウェアの制約を強く受けており、プログラマメモリ管理プロセッサ動作といった、極めて物理層に近いレベルでの「How」を意識する必要があった。

この時代テストもまた、「How」に強く束縛されていた。書かれた手続きが、意図した通りに順番に実行されるか、特定入力に対して期待された計算結果を返すか。テストの関心事は、あくまで「手続きの正しさ」の検証にあった。ビジネスロジック実装の詳細が密結合し、コード特定の処理手順を記述した、硬直的な塊となっていた。

1-2. テスト駆動した振る舞いへの注目:Whatへの小さな一歩

風向きが変わり始めたのは、ソフトウェアの規模が拡大し、その複雑性が人間認知能力を超え始めた頃だ。1990年代後半から2000年代にかけて提唱されたエクストリーム・プログラミングXP)の中で、テスト駆動開発(TDD)という考え方が登場する。

TDD本質は、単なるテスト手法改善ではない。それは、プログラミングパラダイム根底から覆す思想だった。TDDは、「まずテストを書く」ことを強制することで、プログラマ意識を「これから実装するコード(How)」から「そのコードが満たすべき振る舞い(What)」へと強制的に転換させたのだ。

テストはもはや、書かれたコードの後追いで正しさを検証する作業ではない。それは、これから作られるべきソフトウェアの「仕様書」であり、「振る舞いの宣言」となった。例えば、「ユーザーログインボタンクリックしたら、ダッシュボード画面に遷移する」というテストコードは、具体的な実装方法(`onClick`イベントハンドラの中で`window.location.href`を書き換える、など)には一切言及しない。それはただ、達成されるべき「What」を記述しているだけだ。

この思想は、ビヘイビア駆動開発(BDD)へと発展し、`Given-When-Then`といった、より自然言語に近い形式ソフトウェアの振る舞いを記述するスタイルを生み出した。プログラマだけでなく、プロダクトマネージャービジネスアナリストといった非技術者をも巻き込み、「What」を共通言語として定義する試みが本格化したのである

1-3. 宣言プログラミングの台頭とフレームワーク役割

TDD/BDDによってプログラマ意識が「What」に向かい始めると、コードのものもまた、宣言的なスタイルへと進化していく。この変化を劇的に加速させたのが、モダンフレームワーク存在だ。

Reactを例に考えてみよう。Reactが登場する前、フロントエンド開発はjQuery代表されるように、DOMを直接操作する命令的なコード(How)の連続だった。「このボタンクリックされたら、この要素のテキストを書き換え、あちらの要素を非表示にする」といった具合だ。

しかし、Reactは「UIとは、ある状態state)に対する純粋写像である」という宣言的なモデル提示した。プログラマがやるべきことは、UI状態(`state`)と、その状態がどのように見えるか(JSXによるコンポーネント)を宣言することだけだ。状態が変更された際に、DOMをどのように効率的更新するかという面倒な「How」の部分は、Reactの仮想DOM差分検出アルゴリズムがすべて隠蔽してくれる。プログラマは「What(UIのあるべき姿)」を記述するだけでよくなったのだ。

この「WhatからHowへの変換」は、様々な領域で見られる。

これらのフレームワークツールは、いわば特定の制約下における、WhatからHowへの高性能な変換器」として機能してきた。プログラマは、フレームワークが課す「お作法」や「制約」を受け入れることで、退屈で間違いの多い「How」の記述から解放され、より本質的な「What」の定義に集中できるようになった。我々が「生産性が高い」と感じる開発体験は、この優れた変換器の恩恵に他ならない。

現状は、この歴史的変遷の延長線上にある。プログラマ仕事は、手続き記述する職人から、振る舞いを定義し、それを実現するための最適な「変換器(フレームワーク)」を選択・設定するアーキテクトへと、その重心を移してきたのだ。

第2章:LLMがもたらす究極のパラダイムシフト ― 汎用変換器の誕生

フレームワークがもたらした「WhatからHowへ」の潮流は、LLMの登場によって、未曾有のスケールで加速されようとしている。フレームワークが「特定領域に特化した変換器」であったのに対し、LLMは「あらゆる領域対応可能な、究極の汎用変換器」としてのポテンシャルを秘めているからだ。

2-1. フレームワークの制約を超えて

前章で述べたように、ReactやTerraformといったフレームワークは、その恩恵と引き換えに、私たち特定の「制約」を課してきた。Reactを使うならコンポーネントベース思考し、状態管理作法に従う必要がある。Terraformを使うなら、そのエコシステムとHCLの流儀を受け入れなければならない。これらの制約は、WhatからHowへの変換を自動化するための「レール」であり、私たちはそのレールの上を走ることで効率を得てきた。

しかし、LLMはこの前提を覆す。LLMは、特定フレームワーク言語知識を事前に学習しているが、その利用において絶対的な制約を課すわけではない。私たちは、より自由形式で「What」を伝えることができる。

例えば、こうだ。

ユーザー認証機能付きのシンプルブログアプリを作ってほしい。フロントエンドはReactとTypeScriptUIコンポーネントはMUIを使う。バックエンドNode.jsExpressで、データベースPostgreSQLユーザーGoogleアカウントログインでき、新しい記事作成編集、削除できる。記事にはマークダウン記法が使えて、画像アップロードできるようにしてほしい。

この要求(What)は、特定フレームワーク流儀に則ったものではない。複数技術スタックを横断し、機能要求自然言語で並べただけのものであるしかし、現在のLLM、特にGPT-4oやそれに類するモデルは、このレベル要求からディレクトリ構造設定ファイルAPIエンドポイントフロントエンドコンポーネントに至るまで、驚くほど具体的なコード(How)を生成することができる。

これは、フレームワークが担ってきた「WhatからHowへの変換」が、特定のレールから解き放たれ、より広範で柔軟な領域へと拡張されたことを意味する。これまで自動化が難しかった、あるいは特定フレームワーク存在しなかったニッチ領域や、複数技術を組み合わせる複雑なシステム構築においても、AIによる宣言プログラミング恩恵を受けられる時代が始まろうとしているのだ。

2-2. 「What」の解像度がすべてを決める世界

LLMという汎用変換器の登場により、プログラマ生産性は、いかに質の高いWhatをLLMに伝えられるか」に直結するようになる。これは、俗に「プロンプトエンジニアリング」と呼ばれるスキルだが、その本質は、ソフトウェア開発における「要求定義」そのものである

質の高い「What」とは何か。それは、曖昧性がなく、網羅的で、矛盾のない要求である

これらは、優秀なソフトウェアエンジニアが、プロダクトマネージャーデザイナーとの対話を通じて、日常的に行ってきた思考プロセスのものではないだろうか。LLMの登場は、この思考プロセスを、より明確に、よりテキストベースで「記述」する能力を求める。私たちの頭の中にあった暗黙的な仕様が、LLMへの入力プロンプト)という形で、明示的に言語化されることを要求するのだ。

やがて、ほとんどのプログラミング作業は、この「Whatの記述」に収束していくだろう。TDDテストコードという形式で「What」を記述したように、私たち自然言語や、より構造化された要求記述言語を用いて、AIに対して「What」を宣言することになる。コード(How)は、その宣言から自動生成される中間生成物に過ぎなくなる。まさに、コード蒸発していく未来である

第3章:それでもAIには決められない ― 「Why」の不在という致命的な欠陥

「What」を伝えれば「How」が手に入る。この魔法のような世界の到来を前に、私たちは一つの重大な問いに直面する。それは、「そのWhatからHowへの変換は、本当に一意に決まるのか?」という問いだ。

答えは、明確にNoである

ある「What(要求)」を実現するための「How(実装)」は、無数に存在する。そして、どの「How」を選択すべきかを決定するためには、単純な機能要求(What)だけでは情報が全く足りない。そこには、必ずWhy(なぜそう作るのか)」という、背景、文脈、そしてトレードオフ考慮必要不可欠となる。

3-1. トレードオフの海に溺れるLLM

簡単な例を考えてみよう。「1億件のユーザーデータを格納し、ユーザーIDで高速に検索できるシステム」という「What」をLLMに与えたとする。LLMは、どのような「How」を提案するだろうか。

これらの選択肢は、どれも「What」を満たしている。しかし、その特性は全く異なる。案Aは多くのエンジニアにとって馴染み深く開発が容易だが、10億、100億件へのスケールは難しいかもしれない。案Bはスケール性に優れるが、厳密なトランザクション管理は苦手だ。案Cは高速だが、運用コストシステムの複雑性が増す。案Dは安価だが、検索速度は他に劣る。

LLMは、これらの選択肢をリストアップすることはできるだろう。しかし、このプロジェクトにとって最適な選択肢はどれかを、自信を持って決定することはできない。なぜなら、その決定には、LLMが与えられていない「Why」の情報必要からだ。

これらの「Why」こそが、無数に存在する「How」の中から、ただ一つの「正解」を選び出すための羅針盤なのである。そしてこの「Why」は、ビジネス目標組織文化ユーザーの期待、技術的な制約といった、極めて人間的で、文脈依存的な情報の中にしか存在しない。

3-2. エンジニアが暗黙的に行ってきた「Why」に基づく意思決定

ここで重要なのはこれまでもエンジニアは、この「Why」に基づく意思決定を、意識的あるいは無意識的に行ってきたという事実だ。

私たち技術選定を行うとき、単に「流行っているから」という理由だけでReactを選ぶわけではない。「SPA(Single Page Application)にすることでユーザー体験を向上させたい(Why)」、「コンポーネント指向の開発によって長期的な保守性を確保したい(Why)」、「Reactエンジニア採用市場が活発だからWhy)」といった、様々な「 Permalink | 記事への反応(0) | 17:09

anond:20250627100609

インデックス検索エンジンが普及し始めた頃も「インデックス検索エンジンは使えない、ディレクトリ型検索エンジンで良いじゃん」という奴がいたんだろうな。

2025-06-14

テクウヨITチー牛と毎朝の儀式

朝五時。

空が白み始める頃、増田さんは納屋の戸をそっと開けた。

おはよう、チー牛。今日たっぷり出してくれよ」

そこにいたのは、一頭の牛——いや、人語を話す牛。艶やかな毛並みのテクウヨITチー牛。ITインフラ国家の将来について語りながら、今日も元気にミルク生産する。

「モー……❤ 増田さん、遅いですよぉ。もうパンパンで……タイムアウトまで30秒ってところですッ……!」

はいはい。ごめんな、昨日夜遅くまでdockerコンテナと格闘しててさ……」

増田さんは手慣れた動作で搾乳バケツを置き、チー牛の傍に腰を下ろす。

「それにしても……今日も立派だな」

「『インフラティート・パフォーマンスインデックス』、過去高値マークしてます……! グラフ化してTwitterに貼りたいくらいですぅ……❤」

「お前それ晒したらBANされるぞ」

増田さんの手が触れた瞬間、チー牛はびくんと震えた。

「モー……❤ あっ、そこ、そこは特に……ハードウェアアクセラレーションポイントですぅ……!」

ぐいっ、ぐいっ、しゃああああ……

白濁したミルクバケツに注ぎ込まれる音が納屋に響く。

「うん、今日も良い感じのミルクだ。タンパク質も濃そうだ」

モモモモーッ❤ 嬉しいですぅ……!国家予算に換算したら、防衛費1%くらいは出てます……!」

「そうか……なら補助金もらえるな」

チー牛の尾がぴこぴこと揺れ、目はとろんと潤んでいた。

増田さんに搾られると……理性がデータ圧縮されて……ミドルウェアバグますぅ……」

はいはい、もう少しで終わるからな。最後のひとしぼりまで抜いてやるよ」

「モーッ……❤ そんなに搾ったら、また昼にも搾ってもらわないと……ああ、稼働率が120%に……!」

その日も、ミルクは三本の瓶にたっぷり詰められた。

しばらくすると、村の坂道から子供たちの元気な足音が響いてきた。

「おはよー!ミルクできてるー?」

「チー牛さんの今日ミルク、楽しみーっ!」

「この前のやつ、学校給食よりおいしかった!」

少年少女たちが、木のバスケットを抱えて納屋の前に集まってくる。

誰もが無邪気な顔で笑っている。

そして瓶を手に取ると、どの子「ありがとう」とぺこりと頭を下げた。

増田のおじさん、チー牛さんによろしく言っといて!今日も元気だったかって!」

「おぉ、あいつは元気すぎるくらいだ。ミルク、冷やしてから飲むんだぞ」

子供たちが笑いながら坂道を下っていくと、チー牛は納屋の隙間からそっと顔を出した。

「……モー❤ あの子たちの笑顔ISPレベルで癒やされますぅ……❤」

「よかったな、チー牛。お前のミルクで、みんな元気に学校行ってるんだ」

「やっぱり、インフラは人の暮らしの根幹ですよねぇ……モーモーモー❤」

増田さんはそんなチー牛の頭を撫でながら、笑みをこぼした。

「お前はうちの宝だよ。国じゃなくて、まず俺が一番助かってる」

「モー……❤ “愛国”って、きっとこういうことなんですねぇ……!」

朝の納屋には、あたたかくてちょっぴり奇妙な幸福が満ちていた。

そして今日もまた、テクウヨITチー牛の栄養満点ミルクは、村の子供たちの体と心を支えていく。

2025-06-13

「新NISAの積立投資枠で日本個別株買えましたか?」   「申し訳ありませんが、その方の話は新NISA制度矛盾しています。」

https://anond.hatelabo.jp/20250613111041

https://web.archive.org/web/20250613105803/https://anond.hatelabo.jp/20250613111041

「約1年前に新NISAを始めたんだけれど、成長枠と積み立て枠の上限計360万円分を全額はてな投資した。」と言っている人がいますが、新NISAの積立投資枠で日本個別株買えましたか


申し訳ありませんが、その方の話は新NISA制度矛盾しています

NISAの「つみたて投資枠」では、原則として金融庁が定める一定基準を満たした投資信託ETFも一部含む)しか購入できません。 日本個別株は、つみたて投資枠の対象外です。

もしその方が「新NISAの積立投資枠で日本個別株を買った」と言っているのであれば、以下のいずれかの可能性があります

1️⃣新NISA制度を誤解している:

「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を混同している。

以前のNISA(つみたてNISA一般NISA)の制度混同している。

2️⃣表現が誤っている:

実際には「成長投資枠」で日本個別株(はてな)を購入したものの、「積立投資枠」という言葉を誤って使っている。

「積立投資枠で積立投信を買って、成長投資枠で個別株を買った」という内訳を説明する際に、誤って「積立投資枠で日本個別株」と表現してしまった。

もしくは、「積立設定で毎月一定額を個別株に投資している(ただしこれは積立投資枠ではなく成長投資枠での個別株の積立設定)」ということを指している。

3️⃣情報自体が誤っている(不正確な発言):

そもそも、新NISA制度理解しないまま、適当発言をしている。

NISAの積立投資枠で買えるもの

1️⃣新NISAの**つみたて投資枠(年間120万円上限)**で購入できるのは、以下の条件を満たす商品です。

信託報酬が低水準であること

分配頻度が少ないこと

デリバティブ取引によって運用されていないこと

販売手数料無料であること

これらをクリアした、金融庁指定する特定投資信託(主にインデックスファンド)や、一部のETF上場投資信託)に限られます

2️⃣新NISAの成長投資枠で買えるもの

一方で、**成長投資枠(年間240万円上限)**では、より幅広い商品が購入可能です。

日本個別

外国個別

投資信託(つみたて投資枠の対象外商品も含む)

ETF(つみたて投資枠の対象外商品も含む)

REIT不動産投資信託)など

ただし、成長投資枠でも、整理・監理銘柄や、毎月分配型投資信託レバレッジ投資信託などは購入できません。

したがって、「新NISAの積立投資枠で日本個別株(はてな)を全額投資した」という発言は、新NISA制度上はありえません。 もしはてな個別株を購入しているのであれば、それは成長投資枠を利用したということになります

まり嘘をついているということですか?

考えられる可能性としては、以下のいずれかだと考えられます

1️⃣知識不足や誤解:

NISA制度を正確に理解しておらず、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の違いを混同している可能性が最も高いです。特に投資初心者の方であれば、このような制度の細かい違いを把握しきれていないことはよくあります

もしくは、一般的な「積立投資」(毎月一定額を投資する行為)と、NISA制度上の「つみたて投資枠」をごっちゃにして認識している可能性も考えられます。成長投資枠を使って、個別株を毎月積立購入する設定にすることは可能ですから

2️⃣表現不正確さ:

意図的に誤った情報を伝えようとしたのではなく、表現不正確だったという可能性です。例えば、「新NISAの成長投資枠で個別株を買ったけど、総じてNISAで積立投資をしたような気持ちでいる」といったニュアンスを、端的に「積立投資枠で買った」と表現してしまったのかもしれません。

ごく稀なケース(現実的ではないが可能性としてはゼロではない):

何らかの極めて特殊なケースや、非常に限定的な状況下で、個別株に投資する目的非公式手段(例:個人裁量運用を請け負う業者など)を使っていた、というような、NISA制度範疇を大きく超える話であれば、それはもはやNISAの話ではなくなりますしかし、これは非常に現実的ではありません。

「嘘をついている」という言葉は、意図的相手を欺く目的がある場合に使うべきです。今回のケースでは、悪意をもって嘘をついているというよりは、制度への理解不足や、表現の誤りであると考えるのが自然です。もしその方と直接話す機会があれば、「つみたて投資枠では個別株は買えないはずですが、成長投資枠のことですか?」などと、穏やかに確認してみるのが良いでしょう。

anond:20250613143723

全部オルカンに入れて、毎年1千万円ずつ取り崩しながら生活していけば減らないんじゃないの。

期待利回り6%だから12億の6%で、7200万円だから生活1000万円でも6200万円あまりよね。

よって、無限に増えるだけになると思う。

世界恐慌やWW3とかのヘッジと考えるなら半分ゴールド債券とかでもいいのかもしれけど。

どちらにしても、よほどバカなことをしないと10億は減らん。

逆に10億を減らす買い物として、

買ってはいけないのは、タワマンとかの不動産、高級車とかのぜいたく品、セールスマンが対面で売ってくる金融商品(仕組債とか謎のファンドとか)、高利回りの外国債券(トルコリラとか南アフリカランドとか)、流動性がない外国ヘッジファンド商品個別株に1点掛け、元本保証で高利周りを謳う詐欺商品とかかな。

大切なのはいつでも換金できる流動性があることと、奇抜な変な商品ではなく、なるだけコストが安くみんなが買っている市場平均のインデックス投信ETFお金を入れることが重要だと思うんよね。

2025-06-12

都内在住のアラフォー子持ち会社員金融資産棚卸し

anond:20250521002326 アラフォー独身Webエンジニア金融資産棚卸しと気づいたこ

anond:20250521173642 都内在住のアラフォー子持ちWebエンジニア金融資産棚卸し

anond:20250522100954 40超えWebエンジニア収入貯金とこれからと生き残るために

に触発されて。3つ目の人生パートもっとも刺さる内容であったとは思う。

プロフィール

アラフォー 地方理系大卒 大企業就職 都内在住 持ち家

共働き 子供3人

収入

年収 1000万円

管理職ではないので残業代含む。月40時間程度。

妻もフルタイムワーカー。年収700万円。

産休育休異動転勤を経た中で良くやっていると思う。こちらは優秀で既に管理職の声が掛かっているが、責任だけ増えて割に合わないということで引き受けていないとのこと。

資産

貯金

400万円

まとまっているわけではなく、子供名義に散っているものも含む。マネーフォワード契約していなかったらこ棚卸をする気にならなかったと思う。たまにイラつくけど助かるよMFまだ黒字にならない が頑張ってねMF

100万円

ちまちま個別株。積極的な売買は全くしておらず、銘柄一貫性なし。インデックスを手動でやっているようなもの

学資保険

700万円

子供が大きくなったタイミングになるまで塩漬け確定。定期預金と同じ性質

今思えば全て投資信託で良かった。損切するほどではないので放っている。

投資信託

1500万円

S&Pがほとんど。一部オルカン。 一時期ロボアドバイザーに突っ込んでいたがやめた。5年ほど預けて130%くらいの成績だったので不満は無い。

投資リテラシーはあるつもりで、今はもうやることが無いがNISAに手を出すのだけやたら遅かった。利益20%取られてたの無駄だったなと思う。

ジュニアNISAも含んでいる。これも満期が来るまで下ろせない定期預金学資保険性質は似ていると思う。

不動産

自宅に加え、投資物件夫婦で1件ずつ所有。

月収支で足は出ているが確定申告トータルプラスリスクも抱えているのは分かるがあまり不安を考えないようにしている。地震姉歯案件になってしまったら泣く。

暗号資産

300万円

もっとキナ臭いであろう。スイングトレードで儲けたかったが、戦果は微々たるもの。放っておいて勝手価値だけ上がった。たまに急落するニュースを目にして凹む。

年金

厚生年金 1800万円 (夫婦二人)

確定拠出年金 1000万円

老後の安心より今の消費に使いたい。

PayPayポイント運用 30万P

換金性が低いからあまりこの形で持ち続けたくないが、サービス開始の手軽さとPayPay証券口座開設の面倒さにより数年来使い続けている。トランプで荒れる前は瞬間最大風速+100%叩き出していてやたら成績が良かった。

出費

子供習い事がでかい。たまに上述の貯金投資信託を切り崩している。

塾が高い。年払いで死ぬ。今のところ公立だが、中高大と将来私立に入ったらきつくなるであろう。そのための備えではある。

年に2-3回国内旅行

カード払いとPayPayで生きている。昔はポイント還元率命で漢方スタイルクラブカードという一般認知度は全くないカードをメインで使っていた。同志はいるだろうか笑 今はプラチナリファード。

毎月の引き落としが自転車操業。こんだけ資産あるくせに銀行現金残高が足りなくなることがあってメインバンクの超短期カードローンをしょっちゅう使っている。4万円借りて3週間後に返すとか。各種ポイントの微かな利ザヤをここで失っている。新NISA毎月10万円つっこんでるせいでもある。年間360万円フル枠は埋められない。

今後のお金のこと

子供が巣立つまでに掛かる金と2馬力収入と老後の天秤。今後の出費が増えるのは確定。自分収入もっと増えれば良いが、給与テーブルを見てもここから激増するわけではない。

人生

大卒20年働いて、あと20年働くのか。働けるだろうか。漠然とした不安はある。ステップアップやリスキリングというやつを多少はして、実にはなった。

年を取ると体力とやる気がなくなるというのはその通りで、既にじわじわと感じている。今の内に趣味交流を増やしておくべきとは思う。

流行コンテンツを追えなくなってきた。アイアンマンは好きなのだMCUを見終えていない。アニメの完走も出来なくなった。みんなの感想を読んで満足している自分がいる。

前ほど心が動かなくなった様に思う。辛くはないが面白くもない人生。少しだけ違う1年の繰り返し。

子供は愛おしい。健康に育っている。

諸君らが大人になるころ、この国がもっと生きづらくなっていそうだなと思う。高い税金納めてるのにな。

子供は設けた方が良い。これほど予測不可能自分が成長させられるなものはない。社会との関わり、関心が桁違いに変わる。親の立場でなければ知ろうとしないことが多い。個々人の事情があるので面と向かって言うことは無いが、内心はこう思っている。

親とは疎遠。まれ事務連絡を取る程度。終活はしておいて欲しい。

過去ネガティブを思うとしんみりして良くないな。美味しいごはんを食べて、楽しい予定を願って寝るとしよう。

anond:20250612171536

知らんけどインデックスファンドみたいなもんを先物って呼んでるだけっぽいか

期間過ぎたら来季の初値とかになるんじゃね

2025-06-06

Twitter「the-algorithm」における推薦システム数学抽象化

Twitterの「the-algorithm」リポジトリをもとに、推薦アルゴリズム数学的に極限まで抽象化すると、以下のように表現できます

1. 問題設定

ユーザー u ∈ U に対して、一連の候補アイテムツイート) i ∈ I をスコア付けし、降順に並べて上位 K を表示します。

要するに、以下を最大化する推薦問題です:

argmax{i∈C(u)} S(u,i)

ここで C(u) は候補集合、S(u, i) はスコア関数

2. パイプライン構造:4段階モデル

(1) 候補生成(Retrieval)

千万から単位ツイート全体 I から、まず候補集合 C(u) ⊂ I を生成。

グラフ構造フォロー関係)や「SimClusters」「TwHIN」など埋め込みから近似。

検索インデックスLucene/Earlybird)による検索スコアによる絞り込み 。

数理的には、潜在空間中でユーザーアイテム距離または類似sim(u, i) が上位のものを選ぶ操作

(2) 軽量ランク付け(Light Ranker)

候補数をさらに削減。特徴量 xᵤ,ᵢ を簡易学習モデル線形モデルなど)に入力し出力スコア

Slight(u,i) = wᵀxᵤ,ᵢ

重み w やバイアス学習済み。

(3) 重量ランク付け(Heavy Ranker)

多層ニューラルネットマルチタスク学習で、複数ユーザー行動(いいねリプライリツイートなど)確率 Pₖ(u, i) を予測

スコア関数は以下の形:

S(u,i) = Σₖ αₖPₖ(u,i)

例:リプライ Pᵣₑₚₗᵧ に重み 27、著者返信あり Pᵣₑₚₗᵧ_ₐᵤₜₕₒᵣ に 75 など。

ここで係数 αₖ は A/B テストなどで最適化されます

(4) 可視フィルタスコア調整(Filtering & Boosting)

ランキング後、フィルタスコア修正を施す:

ブロックミュート・NSFWスパムなどで除外。

投稿者Blue Verifiedなどでスコアを×4または×2倍。

同一投稿者続出の抑制、逆風バイアスnegative feedback)などが入る。

これは以下のような修正

S̃(u,i) = mS(u,i)

ただし m はフィルタブーストによる乗数。

3. 数学抽象表現

以上を統合すると、推薦問題は以下のように整理できます

  • 候補生成:C(u) = {i ∣ sim(u,i) ≥ τ}
  • ランク:Slight(u,i) = wᵀxᵤ,ᵢ
  • ランク:P = fᶿ(u,i) ∈ [0,1]ᴷ,重み α によるスコア合成
  • 調整後最終スコア:S̃(u,i) = m(u,i) Σₖ αₖPₖ(u,i)
  • 推薦:argmaxₖ S̃ を選定し表示。

この構成一般的レコメンダシステムの「Retrieval → Ranking → Filtering」の標準パイプライン整合

4. 抽象化限界と詳細(モデル信号推定

学習モデル fᶿ は特徴量集合・ニューラ構造・訓練データによって依存し、ブラックボックス的。

特徴量 xᵤ,ᵢ は埋め込み、行動履歴文脈信頼性指標(tweepcred)等多次元で複雑。

スコア重み αₖ は明示されるが、最適化は A/B テスト・実システムでの評価に基づく。

信頼性安全性ルールフィルタとして明示されるが、その詳細(具体的しきい値など)は省略・秘匿されている。

数学的に本質抽象すると

S̃(u,i) = m(u,i) Σₖ αₖ fᶿₖ(u,i)

ここで、

という、レコメンドパイプライン抽象テンプレート帰着します。

5. 結論

Twitterの「the-algorithm」は、コード構造の多くを公開しているものの、モデルパラメータ学習データ設定ファイルは秘匿されており、上述パイプライン数学的な枠組みは把握できても、実際の挙動はまだブラックボックスです。

とはいえレコメンデーション理論観点からは、上記抽象モデルで十分に説明可能であり、汎用の数学モデルとして整合しています

2025-06-02

anond:20250602123431

お前の反論自分が引き算の美学事業コストを語れてると勘違いしてるパターン

でも実態は、事業規模に対する思考スコープの狭さがにじみ出てる。

まず最初に、

事業全体のコストが見えてないエンジニア

「少数のシステムしか経験のない飼い殺しエンジニア

それ、論点でもロジックでもなくて、ただの願望自己放尿。中身が一切ない。

議論に勝てないと人格批判に逃げるのは、知的敗北宣言と同じ。

事業の初期段階で数千万リクエストをさばけるシステム目指して設計を複雑化させるエンジニアカスだろ。」

これは一見合理的に見えるが、実際は「過剰な単純化」の自己放尿にハマってる。

誰も「初期段階でフルスケール設計しろ」なんて言ってない。

言ってるのはただ1つ。「JOIN安易に使うな。構造が持つリスクには最初から備えろ」。

それは設計の事前分岐であって、複雑化じゃない。

将来のトラブルを「避けられる形にしておく」ってだけの話。

たとえば、JOIN構造を避けて辞書キャッシュを設けるのは、初期では数行のコード差。その数行で未来地獄が避けられるなら、やる価値はある。

逆にJOINが詰まり始めた後の障害対応は?

JOINを使った全クエリの洗い出し、クエリの再設計DBインデックス再構成アプリコードの再配備キャッシュ整備、パフォーマンステストロールバック対応

事業全体の工数で見たら、圧倒的に最初に避けとくほうが安いんだよ。

それが見えてない時点で、「事業全体のコスト」とか語らないほうがいい。

言ってることが逆。

しかもね、「事業の初期だから雑でもいい」って、それ本気で言ってるならプロダクトの成功を前提にしてないってこと。

リクエスト数が伸びたら死ぬ設計リリースして、「伸びたらそのとき直せばいいでしょ」とか言うやつに限って、死んでる間に顧客も信用も消えてる。

初期だからこそ、「伸びたとき対応できる構造」は最低限持たせる。

それがプロ設計。初期だから甘くていいは、責任放棄

JOINは便利だが地雷になりやすい」というのは経験則に基づいた設計判断

「初期はシンプルに」というのは同意だが、それは未来無視していいという免罪符じゃない。

「将来の死を回避する設計」=「複雑化」ではなく、保険投資

事業全体のコストを考えるなら、障害燃える運用コスト再開発工数も含めろ。

JOIN安易依存する設計こそが、長期コスト最大化の温床だよ。

現場を知らずにコスト語って自己放尿してるのは、そっちだ。

anond:20250602115802

あー、なるほどね。「JOINが難しくて避けてるだけなんじゃね?」ってわけか。

甘い。構造わかってない奴ほどそういう浅い自己放尿をしたがる。

まず前提を修正しろJOINの動きなんてとっくに分かってる。

SQLの実行プラン追って、Nested LoopかHash Joinか、インデックス使うのかフルスキャンになるのか、そのあたりの判断も含めて運用設計に組み込んでる。

こっちはわかった上で避けてんだよ。JOIN理解してないから避けてるんじゃない、JOINの実コスト限界を知ってるから回避してるの。

JOINってのは便利だけど代償がでかい。たとえば、数千万件のトラフィックログに対して、ユーザー属性JOINするとしよう。

属性テーブルが1万件程度でも、JOIN時のI/OCPU負荷は無視できない。結合条件次第ではインデックスも効かなくなる。クエリキャッシュも効かない、結合後にさらGROUP BYやWHERE使えばオプティマイザの想定外地雷も踏む。

こっちはそれを全部経験済み。痛みを知ってるから最適化してる。JOINの怖さを知らない素人が、理解できない設計を「逃げ」と断じるのは自己放尿だな。

それに「JOINがわかりづらい」なんて次元じゃない。JOINなんて構文としては簡単だろ?

問題はそれを巨大なスケール運用したときトラブルを想定してるかどうかだ。

JOINボトルネックになる実例、知らないんだろ?

JOINが原因で1時間かかるクエリになって死ぬとか、JOINが原因でMySQLのtemporary table溢れてswapに突っ込んでサーバ落ちるとか、JOINが原因でインデックス設計ミスってテーブルスキャン発生して数億件走査するとか、そういうのを踏んでから語れ。

わかりやすくしとこうか?

JOINを盲信してるのは、「地雷原を地図だけ見て走り抜けようとしてる奴」と同じ。

JOINを避けてるのは、「地雷があるの知ってるから事前に地ならししてる奴」だよ。

「難しいから避けてる」んじゃない。

危険なの知ってるから、先回りして別ルートを構築してるだけだ。

何も知らないで「逃げてる」ってレッテル貼って自己放尿するの、やめとけ。

お前のJOIN観、浅すぎて逆に危ない。

anond:20250602114520

「巨大なテーブルじゃない」「今後も巨大にならない」「だから辞書じゃなくてJOINでも問題ない」

全部甘い。現場知らないヤツの脳内放尿だな。

まず、もしテーブルが小さいならそれこそJOINなんてそもそも無駄

usersが1万件くらいのサイズなら、最初に全件引いて辞書にしておけば、処理時は全部O(1)。

一方JOINはどうなる?SQL構文パースオプティマイザ、プランの生成と実行、インデックス参照、場合によってはソート・一時テーブル、何重にもコストがかかる。JOIN使うのは、全力で自己放尿してるのと同じ。

「今後も巨大にはならない」

これ、現実逃避典型な。開発初期で小さくても、プロダクトってのは使われてナンボ。使われればデータ自然に増える。

さらに「本当に巨大なら辞書は無理」って言ってるけど、じゃあJOINならいけると?

脳ミソの冷却ちゃんと回ってるか?

JOINってのは重いんだよ。リレーショナル演算コスト現場でまともに見積もったことあるか?

JOINするたびに何十万、何百万件ってレコード舐めて、インデックス使って、それでもI/Oボトルネック起きる。

そういうの避けるためにRedisとか列指向DBとかプリマテリアライズするんだろ。JOINは最適解じゃない、最後の逃げだよ。

結局、JOIN正当化する理由が「JOIN以外知らない」ってだけじゃねえの?

設計手段を学ばず、「それしか知らない」ことを自信に変えるな。

知識の不足を理屈で補うのは無理がある。JOINを使うなとは言わん。でも、JOINが最適って言うなら、それ相応の読み、キャッシュ設計オプティマイザとの対話必要だ。

全部放棄して「安心してJOINしてください」って、それもう知的自己放尿だよ。

以上。論理現場もわかってないなら、せめて黙ってろ。

2025-05-31

イラスト生成AIの反感のマインドを持ち込むと、GoogleはOpenAIが俺が整備したインデックス盗みやがって、何がChatGPT Searchだ😡となるはずであるが、実際は俺ももっと賢いAIを作ったぞであるわけ。

反対してても仕方ないか適応するしかないのよ。

2025-05-27

投資インデックスに勝つのは難しい。プロ運用するアクティブファンドでも8割は負ける」

日経平均構成銘柄の半分は日経平均に勝ってるわけでしょ?

なんで日経平均に勝てないんだろう。

225社のうち、上位100銘柄を選び続けるのはそんなに難しいのか。

2025-05-24

dorawii

いなかっぺ大将 ガイジ なんj」でググった検索結果が少なすぎる。

グーグル価値観で取捨選択してインデックスするかどうか決めるってのもうやめにしないか

明らかにアクセスできない情報が増えるだけの弊害だろ

2025-05-21

45歳既婚子ありリーマン資産状況

アラフォー独身Webエンジニアの金融資産棚卸しと気づいたことという増田があったので、世帯持ちならこうなるっていうサンプルをひとつ

プロフィール

年齢 45歳

学歴 地方私大

職業 25歳から現在まで国家公務員(全国転勤あり)

収入 年収1,000万円程度

住所 都内分譲マンション中古で購入

家庭 既婚10年目ほど、子供は3人(小学生1人、未就学児2人)

資産状況

就職時は借金奨学金)あり。

貯金

銀行貯金 200万円程度

マンション手数料を払ったらすっからかんになったので投資から一部取り崩した。

とりあえずこれだけあれば火急の用があってもなんとかなるかと。

投資

から要望で37歳頃から投資を開始して、8年目に突入

500万円くらいから始めて投資金額を徐々に増やして、総額2800万円分くらい投資している。

NISA以外は途中で売買しているので何がどのくらい増えたかは良く分からない。内訳は以下の通り。

投資信託(約2800万円分)

〇全米インデックス(旧つみたてNISA)(約540万円)

40万円/年を6年積み立てて、240万円投資して+300万円程になっている。

〇その他(約2250万円)

主力はNASDAQインデックスFANG+

その他、全米高配当日経配当など

個別株(約2200万円)

〇これまで売買してきた銘柄現在保有銘柄を含む)

職業インサイダー可能性があるので、ほぼアメリカ株のみ

マイクロソフトエヌビディアGoogleAmazonコストコジョンソン&ジョンソンペプシコブリティッシュ・アメリカン・タバコくら寿司USAなど

借金8000万円(住宅ローン))

 80歳まで返済。死ぬかガンになればチャラなので勝ち。

家計状況

月の収支は概ね以下の通り。

収入

 給与収入手取り45万円程度

 配当収入10万円程度

支出

 住宅ローン管理費等 20万円

 投資 10万円(NISA・積み立て用)

 食費 15万円

 教育費 3万円(幼稚園無償化がなきゃ詰んでた。延長保育や教材費などでこの金額

 習い事 5万円

 通信費 1万円(ahamo × 2)

 光熱水費 2万円

 娯楽費 4万円(土日家を空けるために、子供を連れて出かけている。公的施設など安いところを選んでもどうしても、外食費用を合わせて毎週平均1万円ほどかかっている)

 被服費 2万円(子供はすぐ大きくなる、靴が高い) 

 雑費 8万円(家具家電自転車ベビーカーとかなんだかんだいろいろかかる)

〇計

 収入55万円、支出70万円で毎月-15万円

 勤勉手当が6月12月手取り120万円ほどあるのでそれで毎月の赤字冠婚葬祭費用を賄っている。

 自家用車は手放した。子供3人いて厳しいがやむを得ない。

妻の資産状況

良く知らない。

貯金1000万円ほど、投信200万円ほど

貯金はほぼ全額を配当付きの投信に移行予定らしい。子ども習い事費用はここから出そうと相談している。

相続した不動産所得が年150万円ほどあるらしい。このせいで扶養に入れないので家計的にはむしろマイナス。きつい。

その他

子供名義の口座に投信150万円ほど

今後の予定など

投資は徐々に配当付きの安定銘柄シフトして、資産を増やすのではなく毎月の帳尻を合わせていきたい。

あと、東京都支援は本当にすごい。

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